居酒屋談義Ⅱ時価?

2008-10-17 14:55:24 | 塾あれこれ
経済の不安が払拭できませんね。
予測できない乱高下が続きます。

実体経済に不安があるという「口実」でムリに
株価にイチャモンをつけているのでは?
市場を混乱させ、その間に儲けて逃げる作戦でしょう。

昨日触れたレバレッジ問題は流動する資金の力を弱める
対策をとるということですが、更に経済の基本ルールを
修正することができないか、というオオブロシキを以下
広げてみます。

(居酒屋での無責任なホラ話ですから大目にみてね)

資産は時価で評価するのが大原則ですが、
全株式の極く一部の売買価格で計算するのがどうも
よく分りません。

たまたま誰かが売り買いを成立させただけなのに
その時の価格を未だ売り買いはしていない他の株式の
価値として単純に掛算し時価を出すのは正しい・・?
「この何日で日本からン兆円が消えました」
ちょっと待ってと思いますよね。

確かに(時価。それしかない)のは分ります。
けれども今時随分乱暴な話ではありませんか?

誰かが安く売りたい個別の事情を抱えて売りに出す
その価格をどうして他と同じと言えるのでしょう。
株式会社の評価とは関係ない事情を含んでいるのに。

更に投機のオモワクでの売買であるかもしれません。


この一年でトヨタの株価が半分になったとします。
トヨタの会社の価値が半分になったのでしょうか?

ある見方からすれば半分だともいえるでしょうが、
実体経済風にいえば大違いともいえますよね。

時価を市場が適正に判断する、というよりも
バクチまがいの金儲け手段に使われていそうです。
(会社の価値→株価)であるはずが
(株価→会社の価値)になってしまうのです。

実態とかけ離れた株価が経済に悪影響を及ぼすのを
放っておくのも無策です。
一定のセーフティネットは可能だと思うのですが。

保護機構のようなものでもよいし
監視委員会が認定すれば株価の「不当」下落分を
一時肩代わりするような運用でも構いません。

時価も瞬間のものではなく一定期間をならすもの
でとりあえず見做し処理をすることも可能に。
もちろん悪用の危険が大きいので体制は十分に
構築しなければいけないのですが。


古くは金本位制からの脱却、
為替の変動相場制への移行など、リスクもあり
痛みも伴う改革で経済が進化しました。

なんとかマネーもどげんかせんと。
好き勝手のやり放題ですね。