昨日の続きです。
KAZARI展。
筆力さえあればいくらでも書けそうですが
写真も載せられないし、難しいものです。
実物をご覧いただくしかないのですが
例えば上のパンフレットの一部に写っている皿は
古久谷です。
印刷物やTVでは古久谷は色が強すぎて昔の人の
好みに思えてしまうのですが、実物は違いますね。
皿の地を波打たせてあり、そこにつけた色の
微妙なグラデーションの美しいこと。
下手なたとえですが、中華料理が出てくると
思っていたら繊細な和食が出てきたような。
◎
岡本太郎が一時ハマって写真を撮っていた縄文土器
の素晴らしいものも何点か展示してありました。
もうこれだけで写真集が作れそうです。
教科書に出てくるような典型的な火炎型のものですが
最近作ったかと思えるほどの出来栄えです。
鋭く削った冴え!
あるいはひも状の飾りの丁寧なこと。
リズム感いっぱいです。
現在の作品ならば、ものを作ることを純粋に楽しむ
という感覚でしょう。
昔ですから呪術かもしれませんが、一心不乱に
作っている姿が目に見えるようです。
二千年を越えて伝わってくるものがあるのですね。
◎
カミサンともども感心したカンザシとか着物とか
いろいろありますが、またいつか書きます。
どうしたらこんな発想が可能なのだろう?
久しぶりに素晴らしいものを堪能しました。