KAZARI

2008-10-14 14:39:10 | 塾あれこれ

昨日の続きです。
KAZARI展。

筆力さえあればいくらでも書けそうですが
写真も載せられないし、難しいものです。

実物をご覧いただくしかないのですが
例えば上のパンフレットの一部に写っている皿は
古久谷です。

印刷物やTVでは古久谷は色が強すぎて昔の人の
好みに思えてしまうのですが、実物は違いますね。

皿の地を波打たせてあり、そこにつけた色の
微妙なグラデーションの美しいこと。
下手なたとえですが、中華料理が出てくると
思っていたら繊細な和食が出てきたような。


岡本太郎が一時ハマって写真を撮っていた縄文土器
の素晴らしいものも何点か展示してありました。

もうこれだけで写真集が作れそうです。

教科書に出てくるような典型的な火炎型のものですが
最近作ったかと思えるほどの出来栄えです。

鋭く削った冴え!

あるいはひも状の飾りの丁寧なこと。
リズム感いっぱいです。

現在の作品ならば、ものを作ることを純粋に楽しむ
という感覚でしょう。
昔ですから呪術かもしれませんが、一心不乱に
作っている姿が目に見えるようです。
二千年を越えて伝わってくるものがあるのですね。


カミサンともども感心したカンザシとか着物とか
いろいろありますが、またいつか書きます。
どうしたらこんな発想が可能なのだろう?

久しぶりに素晴らしいものを堪能しました。