そんな格好でついてこないで

2008-10-13 20:07:09 | 塾あれこれ

「もう~。何でわざわざそんな汚い格好で」
と言われながらお出かけです。

「これがだんかい世代の(かじゅある)であ~る」
なんて言いつつ、ぼーっとダルそうに歩きます。

十年でも二十年でもボロボロになっていても
同じ物を平気で着ている人間です。
久しぶりに旧市内にお出かけなのにヨレヨレで
ヒゲも二日剃らず髪はボサボサ・・

そんなときに限って知った方にお会いします。
駅の雑踏でカミサンの親友にバっタリ!

ハハさすがにちょっと恥ずかしい。
私は何年もお会いしていない、その才媛に再会
するにはちょっとすごい格好と空気でした。

十秒も違えばお会いしていなかったであろう
人出の中でねえ。
ばったりお会いしますかねえ。


お出かけは、大黒屋で薬の買いだめ。

次いで、行きたかった美術展。

日本の工芸美術、装飾的な世界です。
本当に面白いものですね。
どうしてこんなに自由な発想ができるのでしょう。

もちろん技術もすごい。
名もなき匠達の到達した芸術世界は、現在の技術を
軽んじる傾向にあるゲイジュツとは深みが違います。

自分の個性や名前を前に出さないで信じられない
仕事をする人たちの伝統は今の日本にどれほど
残っているのでしょうね。
職人も名前を残したい時代ですから。