9月19日、広島市西区の中小企業会館にて県バス協会ならびに県内の主要バス事業者の主催で行われるひろしまバスまつりが開催されました。例年同様にワタシらは出展団体(詳細は後述)ならびに関係者として参加しました。当ブログ上で一部始終を綴っていきましょう。
例年同様にバスのまつりという事で、車両の展示と試乗会、部品やグッズの販売、ステージでの公演、観光物産展、公共交通の利用促進などのPRなどなど内容は多岐に渡りました。
1999年にスタートしたバスまつりですが、ワタシ個人としては1回目と2回目はギャラリーとして行きましたが、3回目以降は縁あって出展団体として参加させていただき、現在に至っています。18回を数えるとは歴史を感じさせますね。
ここでは車両を中心に取り上げてみましょう。
今回注目だったのは旧呉市交通局(以下、呉市営バス)の生き証人といえる2台でしょうか。以下の2台が並べて展示されました。
江田島バスが呉市営バスで使われていたワンロマ車(三菱ふそうMP/西工E型)を出展されました。呉市営バスのカラーのまま現在も使われています。
もうひとつは、呉市の動く観光資源ともいえる旧呉市営バスのいすゞのボンネットバス(運行は広島電鉄)、今回は展示車両として出展されました。
他にも路線、高速、貸切など用途を問わず出展されました。
広島バスは三菱ふそうエアロスターを。今夏に導入されたばかりの個体です。
広島交通はいすゞエルガを。エルガは昨夏にモデルチェンジされて2代目となりました。
広交観光はいすゞガーラの貸切車を。こちらも新車導入されて間もないですね。
芸陽バスはかぐや姫号(広島⇔竹原線)の日野セレガ、これもホヤホヤの新車です。
備北交通は三菱ふそうエアロスターを。同社ではエアロスターは極めて珍しい存在です。
ボンバスは貸切で使ってる日野メルファを出展。普段はなかなか触れることが出来ない車両です。
中国ジェイアールバス、広島ドラゴンフライズの専用車のいすゞガーラを。
中国バスはドリームスリーパー号(広島⇔横浜線)のヒュンダイユニバースを。豪華仕様の高速路線バスということで行列が出来る人気ぶりでした。
メーカーからも。日野自動車からブルーリボンハイブリッドのデモ車が出展されました。
昨年同様に沼田自動車学校は日野ブルーリボンⅡの教習車を出展。乗務員不足が社会問題になっている事もあり、大型二種免許取得のPRのために参加されました。
※上記2点、自家用ナンバーですが、見た目から所有者が明らかですし、PRのため出展されてるのでナンバープレートの画像処理はしていません。
バスの部品販売のコーナーでは、部品もぎとり用の車両として鞆鉄道の古参車の日産ディーゼルUA32L/富士5Eが出展されたのでした。
試乗会も行われ、以下2台が用意されました。
広島電鉄のグランドアロー号(広島⇔松江線)の三菱ふそうエアロキング。
備北交通の小型貸切車、日野リエッセ。
バスの利用促進につながる催しも行われており、その一例を。
広島電鉄の日野ブルーリボンハイブリッドですが、バスの乗り方教室で使用されてました。たとえ初歩的な事でも、乗り方というのは重要なことです。
バスの利用のための運行情報を提供するシステムから。バスロケーションシステムです。広島市内のバス停で御覧になられた方もいらっしゃるかと思います。バスの接近情報が表示されます。
さて、ワタシらの団体は例年同様に写真展示を行いました。本年はまつり参加事業者の現在の主要車両ならびに往年の車両の写真をワイド4つの大きなサイズで並べてみました(まつり開始前に撮影)。
マニア的な視点では物足りなさがあったかもしれませんが、バスに詳しくない方にも分かりやすく見やすくするため、今回はあえてシンプルに徹してみました。
毎年バスまつりで司会を担当されてるレポーターの大本祐子さん、今回もワタシらのブースへ遊びに来てくださいました。今回もありがとうございました!
今回のバスまつりは台風接近が懸念されるなど天候面での不安要素があったのですが、台風からは逃れることが出来て、午後から雨が降ったものの、中止に追い込まれず、盛況に無事に終了できたのは幸いでした。
最後になりますが、バスという乗り物、さらには公共交通機関全体の存在を改めて見直し、理解を深めて利用促進につながる機運が高まればと思います。そして、まつり実行委員会のみなさま、県バス協会のみなさま、各バス事業者のみなさま、スタッフのみなさま、その他まつりに参加されたみなさま、おつかれさまでした。来場してくださったみなさま、ありがとうございました。