画像の車両はカリーナサーフです。かつてカリーナに設定されてたステーションワゴンです。1988年に登場したT170系です。セダンやバンとは異なり、もともと路上で見かける頻度が少なかったのですが最近はまったく見た覚えがありません。2005年3月撮影。
サーフという単語はどうしてもハイラックスサーフを連想してしまいがちですが、決してハイラックスだけの専売特許じゃありません。サーフの名称を冠したモデルは他にマスターエースサーフ、今回取り上げているカリーナサーフがありました。要するにトヨタ店系列で販売されてたワゴン系モデルの愛称だったのでしょうか。
同じカリーナ系列には4ナンバーの商用バンが存在してましたが、そのカリーナバンの車体をベースに5ナンバー乗用ワゴンのカリーナサーフが作られました。
画像の個体はカラードバンパーやルーフレールを装備してるので1.8リッターのエンジンを搭載した上級グレード、SXリミテッドのようです。
商用バンありきで生まれたような地味な存在だった事もあり、レガシィのヒットで1980年代終盤から始まったステーションワゴンのブームには乗り損ねた感がありました。新車で販売されてた当初から稀少車といえる存在でしたが、カルディナへの足がかりとなりました。今からちょうど20年前の1992年11月、カリーナバン、カリーナサーフ、コロナバン、これらを統合再編成する目的でステーションワゴン/バン専用車、カルディナは生まれました。