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indigo liner(インディゴライナー)のcafe time blog

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プリンス クリッパー

2016年06月21日 | クルマネタ
たまにはクルマネタを…。過去に撮影した画像から出題です。
画像掲載している車両はプリンスの小型トラック、クリッパーの2代目モデルです。





クリッパーの初代モデルは1958年に登場、その後1966年に画像の2代目へとモデルチェンジされました。もともと旧プリンス時代に開発されてましたが、発売直後にプリンスが日産に吸収合併されたこともあり、実際には日産プリンスクリッパーの名称となりました。
見てのとおりユニークなフロントマスクが外観上の特色でしょうか。丸いふたつのフロントグリルとグリル内の十字モールによる愛嬌のある顔つきで強い印象を植え付けてました。

改めて正面からの構図を。ホント、愛嬌たっぷりですねえ。


なお、これよりさらに一世代前の初代モデルはフロントグリルの穴の数が6つでした。

さて、プリンスの名残のモデルとして登場したクリッパーですが、やがてエンジンがプリンス製から日産製に換装されるなど、徐々に日産の色合いを強めていきました。また、日産とプリンスの両者で重複している車種の統合も進められることになり、1976年登場の3代目では日産キャブオールの姉妹車となりました。

そして1980年代に入ると姉妹車のキャブオール、さらには妹分となるキャブスター/ホーマーも含めて名称が消滅、日産の小型トラックのラインナップが見直され、新ブランドのアトラスへ世代交代されました。


その後、2000年代に入り、日産は他社からのOEM供給を受けることで軽自動車市場に新規参入することになりました。第1弾はスズキからのOEMとなる軽乗用車のモコが登場、第2弾は三菱からのOEMとなる軽商用車で往年のクリッパーの名称が復活したのでした。車格がまったく違うので商用車である事以外にプリンス時代のクリッパーとは関連性はありませんが、現在も日産のラインナップに現存中です(後年、供給元を三菱からスズキへ変更)。



F31レパード30周年記念

2016年05月31日 | クルマネタ

かつて日産にラインナップされていた高級スペシャリティカーのレパード、1980年に初代モデルF30型が登場、次いで1986年2月に2世代目のF31型へ世代交代されました。以降1992年初頭まで6年間生産・販売されました。今回取り上げるF31型は本年で登場30年を迎えました。また、同じく30年前に始まった『あぶない刑事』の劇用車としても用いられたこともあり巷でも注目されました。過去に撮影した画像を並べてみましょう。なお、グレードは推定です。

とりあえず冒頭に前期型の画像をひとつ。2000ターボXSⅡ



さて、F31型レパードですが、先代モデルでは4ドアもラインナップされてましたが、当モデルではライバルとなったトヨタソアラを意識してか2ドアのみに集約、高級スペシャリティカーとしての性格を一層強めました。その外観デザインも端正な佇まいでさりげなく高級感を演出されてました。巷で流行の典型的なハイソカーのイメージから脱却したかったのか、ゴールドや紺といった渋めのボディカラーでPRされてました。
シャーシなどの基本設計はR31スカイラインがベースとなってました。それゆえ駆動方式もフロントにエンジンを搭載してリヤを駆動する、いわゆるFRでしたが、このクラスでは典型的なレイアウトでした。。
エンジンは直6のスカイラインとは異なり、レパードはV6が搭載され、2リッターシングルカム(VG20E)、同ターボ(VG20ET)、3リッターツインカム(VG30DE)の2サイズ3チューンという構成でした。ミッションは5速マニュアル、4速オートマでした。


前期型から。
やっぱりレパードといえばゴールドの2トンが冴えますね。2000ターボXSⅡ。


白のイメージがあまり湧きませんが、ラインナップはされてました。2000ターボXSⅡ。


こちらは3ナンバーとなる最上級モデル、3000アルティマ。



1988年8月にマイナーチェンジを実施、後期型へ移行しました。外観デザインが手直しされ、前期型より丸みを帯びスッキリ感が増しました。それより変化の幅が大きかったのが内装で、インパネの形状が同じ車種とは思えないくらいにガラリと変更されました。さらにハイパワーモデルとしてシーマに先行搭載された3リッターツインカムターボ(VG30DET)を追加設定され、さらに2リッターのターボはツインカム化(VG20DET)されるなどパフォーマンスを高めました。
なお、後期型からはマニュアルミッションが消滅、ミッションはオートマのみとなりました。

以下、後期型から。
2000ターボXS?気分はまるであぶない刑事ですね。


3000アルティマ。


こちらも3000アルティマ。



1989年、日産は北米でプレミアムブランドのインフィニティを発足されました。そのフラッグシップとしてインフィニティQ45が登場したのと同時に、エントリーモデルならびにスペシャリティモデルとしてレパードがインフィニティM30として北米デビューを果たしました。クーぺモデルの他、レパードにはないコンバーチブルもラインナップされてたそうです。

新車で販売されてた当時、ライバルのソアラに対して圧倒的な差をつけられ、同じ日産内でも価格帯の重なるセドリック/グロリアやシーマの影に隠れてしまってたのが惜しまれるところでした。それでもコアなファンからの支持を集め、前述のとおり『あぶない刑事』の効果もあって後世に語り継がれる存在にもなり、それなりにブランドイメージは確立できました。最近は『あぶない刑事』の30周年にあわせて、同じく30周年のF31レパードも再度注目され、中古車市場ではプレミアムアイテム化して価格が高騰してるという話もあります。このレパードが発売された当時、30年後にこういう事が起きるなんて誰が想像したでしょうか。今となってはライバルだったソアラより強いオーラを感じます。まさに記録より記憶に残る存在の筆頭といえるでしょう。

関連記事:過去に書いた記事ですが併せて御覧くださいませ。
http://happy.ap.teacup.com/indigo-liner/76.html



第12回昭和の町レトロカー大集合 番外編

2016年03月27日 | クルマネタ
先日の昭和の町のレトロカーのイベントに行った際に会場周辺で見かけたクルマネタを番外編というカタチで出題してみましょう。

来場者用の駐車場の散策をしてみたら、いろいろいましたよ。その中から少しほど…。

マツダサバンナRX-7、2代目(FC3S)の後期型ですが、ホイールを含めて完全にオリジナルを保ってました!グレードはGT-X?


いすゞジェミニ、2代目モデル、イルムシャーのターボ。


日産サニー、4代目(B310型)のクーペがいました。上級グレードのSGXでしょうか。


少々弄られてますが日産バイオレット(710型)、ハードトップの1600SSS。


ホンダの初代シビックです。隣の同じくホンダのフィットがやけに巨大に見えます。


三菱ギャランΣ。ギャランとしては通算3代目(A130系)となるモデルです。グレードはSLです。エンジンは2リッターでしょうか。


マツダコスモ、3代目(HB系)の2ドアハードトップ、ロータリーターボのGTです。


スズキのマー坊ことスズキマイティボーイ。


ホンダの初代レジェンド、2.7リッターの豪華仕様、Xiエクスクルーシブです。



会場周辺を歩いていたら…。
ちょうど赤信号で止まってるジャパン、いや、日産のスカイラインの5代目(C210型)を発見、2000GT系のグレードです。しかも、ついカメラ向けたらピースサイン!


同じく日産、キャラバンコーチの3代目(E24系)、2.7ディーセルターボのGTリムジン。


トヨタのカリーナ、3代目(A60系)のバンが某所に籠もっているではないですか!これはおったまげました。



最後はバスネタを。

大交北部バスの日野レインボーHRの7m車。遠州鉄道からの移籍車だそうです。


高速路線バスの別府ゆけむり号(大分・別府⇔徳山・広島)の大分交通担当便を豊後高田市内で撮影。






第12回昭和の町レトロカー大集合

2016年03月23日 | クルマネタ
3月20日、大分県豊後高田市の昭和の町にて毎年恒例の、昭和の町レトロカー大集合が開催されました。本年も行ってきました。その一部始終を綴ってみましょう。
名称のとおり、昭和時代の旧車が集まるというイベントで、各地から集結してきました。


※全景の当該画像は豊後高田市商工会議所ビル屋上より撮影。立入・撮影については許可を得ています。


今回もかなりの台数が集まり、大いに賑わってました。さまざまな車両が並んでいるのを興味深く見学させていただきました。さすがに全部掲載は困難ですが、個人的に注目の車両や初めて拝見する個体の車両をいくらか掲載してみましょう。


マツダGLTB 、バーハンドルの三輪トラックで、堂々と公道を自走してやって来られました。


マツダの軽三輪トラックのK360(向かって左)と軽乗用のR360クーペ(同右)の並び。


上記K360をベースに小型車規格にスケールアップしたマツダT600。



トヨタコロナの4代目(T80系)、ハードトップです。


トヨタコロナマークⅡの2代目(X10系)、セダンGL。


トヨタカローラの4代目(E70系)、商用のバンです。


同じく70系カローラで、ハードトップのGT。ツインカムエンジン搭載モデルです。


トヨタハイラックス、2代目モデル(N20系)。



日産ブルーバード、6代目910型、1800SSSターボ。


日産ダットサントラック、7代目となる620型。サビ具合がいい雰囲気デス。



米ウイリス社のライセンス生産車だった三菱ジープ、まさに軍用車そのものの佇まいです。



ダイハツコンパーノ、それもオープン仕様のスパイダー。



ダイハツミゼット(前側)と幻のミニカーのスズキCV-1(後側)の並び。



ここに掲載した以外にもたくさんエントリーされてましたが、ここまでにしておきます。このレトロカー大集合の一部始終はまだ続きます…。

追記
同行されたあきじさまのブログでも今回の一部始終が書かれています。併せて御覧くださいませ。
http://wind.ap.teacup.com/akiji/879.html




クルマネタ4態

2016年03月17日 | クルマネタ

街中で見かけた旧年式車から4点ほど…。


マツダカペラの5代目モデル(CG系)です。

現在のアテンザの前世のカペラはマツダの中核を担ってた存在でしたが、バブル期の1991年にクロノスにバトンタッチされました。後継モデルのクロノスは当時としては大柄な3ナンバーワイドボディなど高級志向のコンセプトでしたが、それが仇となって販売面は大苦戦となってしまいました。問題が深刻化してきたので1994年、カペラのブランドが復活しました。クロノス系のコンポーネントを元に急遽開発されたのでした。日本の道路で扱いやすい5ナンバーサイズのボディや廉価な価格設定で好評を博しました。これも生産終了から久しくなってきました。当該車両のグレードはベーシックな1800Liです。

※関連記事。併せて御覧くださいませ。
http://happy.ap.teacup.com/indigo-liner/39.html



次は…。いすゞのジェミニの3代目モデルです(JT190系)。

かつて乗用車事業を手がけていた頃の主力車種で1990年に3代目へ移行されました。丸みを帯びたカタチが印象的ですが、これは当時の親会社だった米国のGMの意向だったようです。
当該画像の個体は1600ターボ4WDのイルムシャーRであります!最強のホットモデルですよ!
ただ、当時のいすゞの乗用車事業は好調とはいえず、さらに悪いことにこの3代目は丸みを帯びたカタチゆえか市場ではあまり支持されませんでした。そして、いすゞの乗用車事業撤退にともない3年くらいで生産終了となったのでした…。合掌。


日産レパード、2代目F31型の前期型が目の前に現れました。

ちょうど30年前の1986年にモデルチェンジされて登場しました。ライバルのトヨタソアラを意識した高級スペシャリティカーに仕立てられてました。古典的な2ドアクーペではありますがその端正な佇まいは今でも新鮮に映りますね。あぶない刑事の効果もあって今でも記憶に残る1台といえるでしょう。当該個体は2リッターターボのようで、グレードはXS?またはXSⅡでしょうか?


最後はコチラ、トヨタのクレスタの初代モデル(GX50系)がいるではないですか!

初代モデルは1980年、マークⅡ三兄弟の三番手(一番手はマークⅡ、二番手はチェイサー)として登場しました。また、クレスタ登場に併せ、トヨタの新販売網となるビスタ店が発足しました(現在はネッツ系に吸収)。そのビスタ系ディーラーの主力車ならびにフラッグシップとして位置づけられてたのでした。マークⅡともチェイサーとも趣の異なる独自の4ドアハードトップのボディを採用、高級パーソナルカーとして高い支持を得られました。グレードは最上級の2000スーパールーセントです。