P;井門
7; エデンコーベン:Edenkoben
5月31日、ドイツに来て初めて快晴の朝を迎えた。 朝早めに起きて荷造りをする。 皆は既にホテルを出たようだ。
P;井門
ベンツ組出動!
今朝は水沼先生別行動です。
水沼先生は今日チェックアウトしてマンハイムを後にフランクフルトに宿を移します。 明日のシカゴ便が早朝だからです。
また、朝のこの「一本」は52形です。
52形はゼロワンちゃうほう(あのときは41形)とも更にちゃうほうですから!
P;井門
マンハイム駅前地下駐車場、もう使い方は判っているのに私が駐車券をホテルの部屋に忘れてきてしまう大チョンボ! 急いで部屋に取りに戻りようやく精算機に入れます。
P;井門
時間は全然ありません。 元からギリギリだったのに誰かのせいで更に大変です。
マンハイム→ノイシュタットをガンガン飛ばして通過、カイザースラウテルンの方へ行く線路沿い(39号線)に向かいます。
この画面は自動車備え付けのナビですが、使い方が全く判りません。(ドイツ語)オンリーですし、
『現在地』
と
『縮尺変更』
が出来ないのです。
出来るのはスクロールだけですが、『現在地』を出来ないことの不便さは例えようもありません。
この画面は上が南でしょうか・・・・
写真の順番かから言ってこれは朝一番列車の前ですが西北西に向かう筈なのに東南東にむかう画になっているのが不思議です。
ノイシュタットから先は52形の牽く列車とほぼ競争になって居ますので逆向きに走る余裕は1秒といえども無いです。
P;井門
運転する林先生。
昨日、ベンツは100%井門の運転だったので今日は林先生が頑張っています。
でもそれは、義務としての運転担当だった感じがします。 というのは私は果てしなく運転が好きなので、途中あるいは、朝などは運転させてもらうべきだったかも知れません。
なぜそう言うか・・・は後で理由が出てきます。
P;井門
朝もやか?競争状態になっている目標の列車か?まさか! 車が少ないので猛烈に飛ばします。
P;井門
アンダーパスばかりでなかなか撮影可能な場所は有りません。
P;井門
前に車が・・・
P;井門
ヴァイデンタール駅(Bahnhof Weidenthal)で駅に車を寄せて停め、線路に走ると数秒で列車は来ました。
ドライバーの林先生は五感が伝える状況から汽車が来るのが判っていましたが、腰が悪いので無理せず諦めました。 運転席からでは線路端に駆け込むのは無理と判断したのです。
(ですから運転席は私であるべきだったのです)
朝一番の蒸機は最高です。 速いテンポのブラスト音を響かせて猛然と駆け抜けて行きました。 もうこれを撮ったら家に帰って寝ても良いかも。
家に帰って寝てもいいですかァ~~~
朝イチは明日も走ります。 林さんにリベンジのチャンスはあります。
今日、阪上さんは数秒の間に線路を渡って向こう側から『朝イチ』列車を撮りました。 明日は私もそれを狙うかな・・・
P;井門
ノイシュタットに戻りながら途中に良い撮影地が無いかロケハンしながら帰ります。 ノイシュタットの市内で歩道橋発見!
P;井門
フランケンシュタイン/カイザースラウテルン側を見ます。 朝イチ列車に対しては後追い方向です。
P;井門
ノイシュタット・アムデア・ワインシュトラーセ側を見ます。 ちょっと駄目ですね。
P;井門
ノイシュタット駅すぐの跨線橋を見に行きます。 それだと『発車』狙いと言う事になります。
P;井門
駅の情景は大したことはなさそうです。 しかし、18形(ドイツ国鉄は国鉄統一後、各国国鉄のパシフィックはすべて18形に纏めました)の静態保存機が見えます。 この18形はバイエルン国鉄のS3/6形ですね。 でもバイエルン時代を経験していないS3/6も有るのです。
03形の開発に時間が掛ったのでドイツ国鉄は軸重18tのライトパシフィックの不足を補うためバイエルンのS3/6を追加生産したのです。
さて
さてそろそろノイシュタット~ランダウの非電化複線区間に行く時間です。 水沼先生もポルシェで向かっている筈です。
線路脇に着いて一回目の場所は奥井さんとしてはイマイチということで線路に沿って探していると「鉄」の大砲列に出くわしました。
エデスハイム~クネリンゲン・エッシンゲンの区間です。
P;井門
この場所は「大森隊」が最初に砲列を敷き、そこへドイツ軍が加わったとの事です。 私は手前側に入れてもらってしまいました・・・ありがとうございます。
水沼先生も合流して来ました(写真左側、列手前側)
P;井門
雑草を刈る水沼先生。 此処でもう一歩の集中力を発揮して居れば!
やや遅れ気味でLandauの前の非電化複線区間へ出た。 01 202が朝日と共にやってくる。 背後のPfalz山が美しい。 ファンの列に最後に加わったのでしゃがんで撮った。 写真を見ると雑草が写り込んでがっかりだ。
P;井門
ムービーには絶好の恵まれた位置の井門はこんな感じ。
痛恨の雑草一本!
P;井門
砲列をどかせて車が強引に通りました。 その時に我々も移動します。
01 202 に続いてすぐに 01 118 がやってきます。 そのまま撮る手も有ったかもしれませんが私は同じ場所で写真を撮る事を良しとしないので思いつきませんでした。
今思うと、これも痛恨の判断ミスかと・・・
P;井門
なんとか場所に辿り着いたのはこんな陸橋でした。 編成の短い保存運転の列車には駄目でした。
鳥が驚いて飛び立ち01と一瞬併走状態になりました。
P;井門
クネリンゲン・エッシンゲン駅を通過する列車。 向こうの陸橋、左側の木に半ば隠れて見える人影は水沼先生?
水沼先生は次の陸橋(先に見えているのがベンツ組が使った陸橋です)が足場です。
クネリンゲン・エッシンゲン駅からこちらの陸橋までは結構距離が有ります。 ベンツ組の人影(多分林先生?)も見えている感じです。
水沼先生は流し撮り風に撮っています。
と言うよりもゼロイチが速い!
皆は山へ向かうが、原型01 118につきあうべく、ここで皆と別れた。 この日は機会がなかなかつかめない。 カールスルーエまで行くが良い場所に巡り合えず、結局もとのエデンコーベン(Edenkoben)駅付近の陸橋で構える。 01にふさわしい平原の複線区間ということでここを選んだ。 しかしなぜかタイミングが合わない。 多分、01でガラにも無く緊張しているのだ。 逆光だったり、たまたま小さな雲に遮られたりする。
エデンコーベン駅を発車する52形の牽く列車。
午後になると雲が増えてきた。 ますます焦ってくる。 陸橋で構えていると、偶然横で写真を撮っていたのは日本の方だった。 関西から来られた貝塚さんで、定年後ゆっくりとドイツのSLを追いかけて居られるとこと、この後も北部の保存鉄道を回られたそうでうらやましい限りだ。 このあたりは一直線で遠くから蒸機がやってくるのが判る。 52型がやってくる。 ドイツの蒸気は駅発車の加速が終わるとほとんど煙をはかないで高速で通過していく。 視覚上は物足りないがブラスト音は歯切れが良くてほれぼれする。 貝塚さんを駅まで送った。
52形は逆行でも前向きと同じ速度で走れます。
さてこちらはベンツ組です。
01 118 の15~20分前に通過した 01 202 はランダウから90度右(西)へ変針、山へ、ショップ(Schopp)峠に向かいます。 これを追って10号線を西へ爆走します。
P;奥井
リンタール~ヴィルガルツヴィーゼンで 01 202 と並走です。
P;奥井
速い! 110㎞/hと云う感じです。
P;奥井
01列車はヴィルガルツヴィーゼンで停車です。 その先、‘ダーン’と‘ショップ’の分岐点近くの並走区間で捉えるチャンスです。
しかしこの時はその決断が出来ませんでした。 冷静さを失っていたのか・・・
P;井門
アウトバーンもどきになりつつある10号線を行きます。
この時しかし我々は全く行く先知らずでした。
スクロールで自車の位置を出しても縮尺が変えられないので全然わかりません。
ピルマゼンスの駅に辿り着いたところで立ち往生となりました。
ピルマゼンスの駅、片側にしか線路が無いのはトンネルなのか?でも線路そのものが目に入りません。 01はもう行ってしまったのか・・・
実はピルマゼンス中央駅は01が走る線の途中から分岐している盲腸線の終点だったのです。 終点だから片方にしか線路が伸びていないのは当然です。 ナビ無し、地図無しの我々には全く想像もつきませんでした。 昨夜の「だらだらした撮影」(ノイシュタットの時間潰し)の「時間」を使って地図を見ながら研究して居ればどれほど役に立ったか!
(地図はドイツには持って来たそうですが、この時ホテルで留守番しています)
悔し涙でランダウ方面に戻ります。
P;井門
先程01と並走したすぐ傍にパーキングが有り、線路確認を兼ねてトイレ休憩です。
P;井門
トイレです。
P;井門
極限まで省スペースで作られた手洗器です。 (水を出して撮りました)
ここで驚いたのは先程並走時の01列車は猛烈な上り勾配を走っていたという事実です。
この凄い上り勾配、さぞや力行苦闘すると思いきや110㎞/hで駆け抜けられてしまったらかなり「がっかりびっくり」する事でしょう。
P;井門
ランダウの街を抜けてランダウ~カールスルーエ間の線路際に急ぎます。
カールスルーエに行った01(01 118)の‘返し’を狙うのです。
しかし、イマイチですが陸橋上に着いた時にはもう通過した後と思われる時間でした。 残念!
2~3分待って「やはり来ない」と近くに停めた車のところへ歩いて戻った時高速走行する蒸機の走行音が聞こえました。
あと1分あの陸橋上に居たら「イマイチの写真」が撮れたのに!!
やはり帰って寝るべきだったのでしょうか。
P;井門
途中のガソリンスタンドで給油します。
P;井門
ディーゼルなので燃費はまあまあ良いです。
P;井門
スタンドの売店で缶コーヒーと
P;井門
スニッカーズを買いました。
P;井門
ランダウの駅を通り過ぎて
P;井門
いつものノイシュタット~ランダウ区間の平原に来ました。
P;井門
52形の牽く列車を撮ろうという訳です。 バックはワインのブドウ畑です。
P;井門
50形(D51相当)の準戦時型が51形、戦時型が52形です。 ほぼ同じ性能で1万両以上作られました。 ボイラーの太い42形(D52相当)も1000両以上作られたようです。
(大型標準貨物機44形は42形と違い3気筒でもっと強力、総勢1753両です)
全て動輪径は日本の貨物機と同じ1400㎜ですがドイツの貨物機は動輪5軸(E型)です。
日本とは国力が桁違いだったことが判ります。
52形のキャブはガラス固定部分が無く鉄板、それも防御鋼板です。 機銃掃射に備えての事らしいです。
P;井門
おっと、可愛らしい虫さんが・・・すぐに食べてしまいました(←と言うのは冗談です!放しました)
実はランダウに戻ってきたところでナビの使い方が判ってきました。 突然氷解したのです。
『現在地』と『縮尺変更』はドイツ語の画面をタッチするものと思い込んでいたのですが、ナビから数センチ離れたところ、ダッシュボードに独立して付いているスイッチで操作するものだったのです。
相変わらずドイツ語だけの表示なので読めませんし、目的地も設定できませんが、縮尺が変えられて『現在地』にいつでも戻れるのでスクロールする事が出来ます! ‘革命的’に良くなりました。
ランダウの街の中で昼食をいただきます。
P;井門
ランダウの旧市街です。 (時間が有ればもっと店を探したかった)
P;井門
この「角」のお店に入ります。
P;井門
ランダウ、実にいい感じのところです。
P;奥井
ビールを用意しています。
P;奥井
こんなお店です。
P;井門
サラダ
P;井門
ハムとチーズ
P;井門
ペンネパスタ
P;井門
シュニッツェルの一種です。
P;井門
かな、豚肉の間にハムを挟んで揚げて居ます。
P;奥井
サービス精神旺盛な阪上さん。
P;奥井
ビールは阪上さんと奥井さんが頂きます。 ドライバーとその予備は「お預け」です。
P;井門
出てきた店の前を馬車が通ります。
こちら再び水沼先生です。
雲が多くなってきた空。
01 118 が再びカールスルーエへ向かいます。 (午後の往復)
(ベンツ組も後でコレを追いかけます)
午後はぶどう畑の中で01 118を待つ。プファルツ山脈の回りから雲が増えてくる。 直前までピーカンだったのに直前に空が雲に覆われ01が通過していく時だけ暗くなってしまった。 隣のドイツ人が空を指してののしっているが天気だけはどうにもならない。 もう移動するのをあきらめて、ここで残りの時間を過ごすことにする。
そして、ベンツ組も出撃です。
P;井門
ランダウの街を抜け、
P;井門
郊外の洒落た街並みも抜けて
P;井門
今日2往復目に入った 01 118 を捉えます。 つまらない所ですが「非電化単線」です。
P;井門
カールスルーエの近くまで追いましたが01には追いつけませんでした。 ライン川です。
P;井門
手前は国道、すぐに並んで鉄道の鉄橋が渡って居ます。
この先カールスルーエに近づくと線路が複雑で我々にはどの線路を行くのか判りません。 街中を避ける意味から言っても、追撃して01をもう一回撃つことを考えても郊外で狙ってアウトバーンにすぐ乗る作戦で‘返し’を狙います。
P;井門
しかし、これぞライン川という眺めです。
一方こちらは水沼先生
エデンコーベン駅を見遥かす陸橋の上から52形の列車を捉えます。
夕方が近付いて天候が再び好転してきました。
つづく。
7; エデンコーベン:Edenkoben
5月31日、ドイツに来て初めて快晴の朝を迎えた。 朝早めに起きて荷造りをする。 皆は既にホテルを出たようだ。
P;井門
ベンツ組出動!
今朝は水沼先生別行動です。
水沼先生は今日チェックアウトしてマンハイムを後にフランクフルトに宿を移します。 明日のシカゴ便が早朝だからです。
また、朝のこの「一本」は52形です。
52形はゼロワンちゃうほう(あのときは41形)とも更にちゃうほうですから!
P;井門
マンハイム駅前地下駐車場、もう使い方は判っているのに私が駐車券をホテルの部屋に忘れてきてしまう大チョンボ! 急いで部屋に取りに戻りようやく精算機に入れます。
P;井門
時間は全然ありません。 元からギリギリだったのに誰かのせいで更に大変です。
マンハイム→ノイシュタットをガンガン飛ばして通過、カイザースラウテルンの方へ行く線路沿い(39号線)に向かいます。
この画面は自動車備え付けのナビですが、使い方が全く判りません。(ドイツ語)オンリーですし、
『現在地』
と
『縮尺変更』
が出来ないのです。
出来るのはスクロールだけですが、『現在地』を出来ないことの不便さは例えようもありません。
この画面は上が南でしょうか・・・・
写真の順番かから言ってこれは朝一番列車の前ですが西北西に向かう筈なのに東南東にむかう画になっているのが不思議です。
ノイシュタットから先は52形の牽く列車とほぼ競争になって居ますので逆向きに走る余裕は1秒といえども無いです。
P;井門
運転する林先生。
昨日、ベンツは100%井門の運転だったので今日は林先生が頑張っています。
でもそれは、義務としての運転担当だった感じがします。 というのは私は果てしなく運転が好きなので、途中あるいは、朝などは運転させてもらうべきだったかも知れません。
なぜそう言うか・・・は後で理由が出てきます。
P;井門
朝もやか?競争状態になっている目標の列車か?まさか! 車が少ないので猛烈に飛ばします。
P;井門
アンダーパスばかりでなかなか撮影可能な場所は有りません。
P;井門
前に車が・・・
P;井門
ヴァイデンタール駅(Bahnhof Weidenthal)で駅に車を寄せて停め、線路に走ると数秒で列車は来ました。
ドライバーの林先生は五感が伝える状況から汽車が来るのが判っていましたが、腰が悪いので無理せず諦めました。 運転席からでは線路端に駆け込むのは無理と判断したのです。
(ですから運転席は私であるべきだったのです)
朝一番の蒸機は最高です。 速いテンポのブラスト音を響かせて猛然と駆け抜けて行きました。 もうこれを撮ったら家に帰って寝ても良いかも。
家に帰って寝てもいいですかァ~~~
朝イチは明日も走ります。 林さんにリベンジのチャンスはあります。
今日、阪上さんは数秒の間に線路を渡って向こう側から『朝イチ』列車を撮りました。 明日は私もそれを狙うかな・・・
P;井門
ノイシュタットに戻りながら途中に良い撮影地が無いかロケハンしながら帰ります。 ノイシュタットの市内で歩道橋発見!
P;井門
フランケンシュタイン/カイザースラウテルン側を見ます。 朝イチ列車に対しては後追い方向です。
P;井門
ノイシュタット・アムデア・ワインシュトラーセ側を見ます。 ちょっと駄目ですね。
P;井門
ノイシュタット駅すぐの跨線橋を見に行きます。 それだと『発車』狙いと言う事になります。
P;井門
駅の情景は大したことはなさそうです。 しかし、18形(ドイツ国鉄は国鉄統一後、各国国鉄のパシフィックはすべて18形に纏めました)の静態保存機が見えます。 この18形はバイエルン国鉄のS3/6形ですね。 でもバイエルン時代を経験していないS3/6も有るのです。
03形の開発に時間が掛ったのでドイツ国鉄は軸重18tのライトパシフィックの不足を補うためバイエルンのS3/6を追加生産したのです。
さて
さてそろそろノイシュタット~ランダウの非電化複線区間に行く時間です。 水沼先生もポルシェで向かっている筈です。
線路脇に着いて一回目の場所は奥井さんとしてはイマイチということで線路に沿って探していると「鉄」の大砲列に出くわしました。
エデスハイム~クネリンゲン・エッシンゲンの区間です。
P;井門
この場所は「大森隊」が最初に砲列を敷き、そこへドイツ軍が加わったとの事です。 私は手前側に入れてもらってしまいました・・・ありがとうございます。
水沼先生も合流して来ました(写真左側、列手前側)
P;井門
雑草を刈る水沼先生。 此処でもう一歩の集中力を発揮して居れば!
やや遅れ気味でLandauの前の非電化複線区間へ出た。 01 202が朝日と共にやってくる。 背後のPfalz山が美しい。 ファンの列に最後に加わったのでしゃがんで撮った。 写真を見ると雑草が写り込んでがっかりだ。
P;井門
ムービーには絶好の恵まれた位置の井門はこんな感じ。
痛恨の雑草一本!
P;井門
砲列をどかせて車が強引に通りました。 その時に我々も移動します。
01 202 に続いてすぐに 01 118 がやってきます。 そのまま撮る手も有ったかもしれませんが私は同じ場所で写真を撮る事を良しとしないので思いつきませんでした。
今思うと、これも痛恨の判断ミスかと・・・
P;井門
なんとか場所に辿り着いたのはこんな陸橋でした。 編成の短い保存運転の列車には駄目でした。
鳥が驚いて飛び立ち01と一瞬併走状態になりました。
P;井門
クネリンゲン・エッシンゲン駅を通過する列車。 向こうの陸橋、左側の木に半ば隠れて見える人影は水沼先生?
水沼先生は次の陸橋(先に見えているのがベンツ組が使った陸橋です)が足場です。
クネリンゲン・エッシンゲン駅からこちらの陸橋までは結構距離が有ります。 ベンツ組の人影(多分林先生?)も見えている感じです。
水沼先生は流し撮り風に撮っています。
と言うよりもゼロイチが速い!
皆は山へ向かうが、原型01 118につきあうべく、ここで皆と別れた。 この日は機会がなかなかつかめない。 カールスルーエまで行くが良い場所に巡り合えず、結局もとのエデンコーベン(Edenkoben)駅付近の陸橋で構える。 01にふさわしい平原の複線区間ということでここを選んだ。 しかしなぜかタイミングが合わない。 多分、01でガラにも無く緊張しているのだ。 逆光だったり、たまたま小さな雲に遮られたりする。
エデンコーベン駅を発車する52形の牽く列車。
午後になると雲が増えてきた。 ますます焦ってくる。 陸橋で構えていると、偶然横で写真を撮っていたのは日本の方だった。 関西から来られた貝塚さんで、定年後ゆっくりとドイツのSLを追いかけて居られるとこと、この後も北部の保存鉄道を回られたそうでうらやましい限りだ。 このあたりは一直線で遠くから蒸機がやってくるのが判る。 52型がやってくる。 ドイツの蒸気は駅発車の加速が終わるとほとんど煙をはかないで高速で通過していく。 視覚上は物足りないがブラスト音は歯切れが良くてほれぼれする。 貝塚さんを駅まで送った。
52形は逆行でも前向きと同じ速度で走れます。
さてこちらはベンツ組です。
01 118 の15~20分前に通過した 01 202 はランダウから90度右(西)へ変針、山へ、ショップ(Schopp)峠に向かいます。 これを追って10号線を西へ爆走します。
P;奥井
リンタール~ヴィルガルツヴィーゼンで 01 202 と並走です。
P;奥井
速い! 110㎞/hと云う感じです。
P;奥井
01列車はヴィルガルツヴィーゼンで停車です。 その先、‘ダーン’と‘ショップ’の分岐点近くの並走区間で捉えるチャンスです。
しかしこの時はその決断が出来ませんでした。 冷静さを失っていたのか・・・
P;井門
アウトバーンもどきになりつつある10号線を行きます。
この時しかし我々は全く行く先知らずでした。
スクロールで自車の位置を出しても縮尺が変えられないので全然わかりません。
ピルマゼンスの駅に辿り着いたところで立ち往生となりました。
ピルマゼンスの駅、片側にしか線路が無いのはトンネルなのか?でも線路そのものが目に入りません。 01はもう行ってしまったのか・・・
実はピルマゼンス中央駅は01が走る線の途中から分岐している盲腸線の終点だったのです。 終点だから片方にしか線路が伸びていないのは当然です。 ナビ無し、地図無しの我々には全く想像もつきませんでした。 昨夜の「だらだらした撮影」(ノイシュタットの時間潰し)の「時間」を使って地図を見ながら研究して居ればどれほど役に立ったか!
(地図はドイツには持って来たそうですが、この時ホテルで留守番しています)
悔し涙でランダウ方面に戻ります。
P;井門
先程01と並走したすぐ傍にパーキングが有り、線路確認を兼ねてトイレ休憩です。
P;井門
トイレです。
P;井門
極限まで省スペースで作られた手洗器です。 (水を出して撮りました)
ここで驚いたのは先程並走時の01列車は猛烈な上り勾配を走っていたという事実です。
この凄い上り勾配、さぞや力行苦闘すると思いきや110㎞/hで駆け抜けられてしまったらかなり「がっかりびっくり」する事でしょう。
P;井門
ランダウの街を抜けてランダウ~カールスルーエ間の線路際に急ぎます。
カールスルーエに行った01(01 118)の‘返し’を狙うのです。
しかし、イマイチですが陸橋上に着いた時にはもう通過した後と思われる時間でした。 残念!
2~3分待って「やはり来ない」と近くに停めた車のところへ歩いて戻った時高速走行する蒸機の走行音が聞こえました。
あと1分あの陸橋上に居たら「イマイチの写真」が撮れたのに!!
やはり帰って寝るべきだったのでしょうか。
P;井門
途中のガソリンスタンドで給油します。
P;井門
ディーゼルなので燃費はまあまあ良いです。
P;井門
スタンドの売店で缶コーヒーと
P;井門
スニッカーズを買いました。
P;井門
ランダウの駅を通り過ぎて
P;井門
いつものノイシュタット~ランダウ区間の平原に来ました。
P;井門
52形の牽く列車を撮ろうという訳です。 バックはワインのブドウ畑です。
P;井門
50形(D51相当)の準戦時型が51形、戦時型が52形です。 ほぼ同じ性能で1万両以上作られました。 ボイラーの太い42形(D52相当)も1000両以上作られたようです。
(大型標準貨物機44形は42形と違い3気筒でもっと強力、総勢1753両です)
全て動輪径は日本の貨物機と同じ1400㎜ですがドイツの貨物機は動輪5軸(E型)です。
日本とは国力が桁違いだったことが判ります。
52形のキャブはガラス固定部分が無く鉄板、それも防御鋼板です。 機銃掃射に備えての事らしいです。
P;井門
おっと、可愛らしい虫さんが・・・すぐに食べてしまいました(←と言うのは冗談です!放しました)
実はランダウに戻ってきたところでナビの使い方が判ってきました。 突然氷解したのです。
『現在地』と『縮尺変更』はドイツ語の画面をタッチするものと思い込んでいたのですが、ナビから数センチ離れたところ、ダッシュボードに独立して付いているスイッチで操作するものだったのです。
相変わらずドイツ語だけの表示なので読めませんし、目的地も設定できませんが、縮尺が変えられて『現在地』にいつでも戻れるのでスクロールする事が出来ます! ‘革命的’に良くなりました。
ランダウの街の中で昼食をいただきます。
P;井門
ランダウの旧市街です。 (時間が有ればもっと店を探したかった)
P;井門
この「角」のお店に入ります。
P;井門
ランダウ、実にいい感じのところです。
P;奥井
ビールを用意しています。
P;奥井
こんなお店です。
P;井門
サラダ
P;井門
ハムとチーズ
P;井門
ペンネパスタ
P;井門
シュニッツェルの一種です。
P;井門
かな、豚肉の間にハムを挟んで揚げて居ます。
P;奥井
サービス精神旺盛な阪上さん。
P;奥井
ビールは阪上さんと奥井さんが頂きます。 ドライバーとその予備は「お預け」です。
P;井門
出てきた店の前を馬車が通ります。
こちら再び水沼先生です。
雲が多くなってきた空。
01 118 が再びカールスルーエへ向かいます。 (午後の往復)
(ベンツ組も後でコレを追いかけます)
午後はぶどう畑の中で01 118を待つ。プファルツ山脈の回りから雲が増えてくる。 直前までピーカンだったのに直前に空が雲に覆われ01が通過していく時だけ暗くなってしまった。 隣のドイツ人が空を指してののしっているが天気だけはどうにもならない。 もう移動するのをあきらめて、ここで残りの時間を過ごすことにする。
そして、ベンツ組も出撃です。
P;井門
ランダウの街を抜け、
P;井門
郊外の洒落た街並みも抜けて
P;井門
今日2往復目に入った 01 118 を捉えます。 つまらない所ですが「非電化単線」です。
P;井門
カールスルーエの近くまで追いましたが01には追いつけませんでした。 ライン川です。
P;井門
手前は国道、すぐに並んで鉄道の鉄橋が渡って居ます。
この先カールスルーエに近づくと線路が複雑で我々にはどの線路を行くのか判りません。 街中を避ける意味から言っても、追撃して01をもう一回撃つことを考えても郊外で狙ってアウトバーンにすぐ乗る作戦で‘返し’を狙います。
P;井門
しかし、これぞライン川という眺めです。
一方こちらは水沼先生
エデンコーベン駅を見遥かす陸橋の上から52形の列車を捉えます。
夕方が近付いて天候が再び好転してきました。
つづく。