9600キット組立①シリンダーブロック

2017-03-05 | 鉄道模型
IMONの9600を組むべく取り組み始めました。

自宅工房では猛烈に沢山の種類のモノを仕上げてきたのですが、発表は無しです。
歴史の中に消えていって貰います。
所詮私のブログは数分の一しか表には出せないと言う運命です。

さて必死で取り組んでいる9600です。

曖昧な記憶によると作業開始は昨年の4月か5月位かと思います。

2016年8月のビッグサイト“JAM”では9600を取り上げます。

その時までに完成させたいというのが目標でした。

    ・・・チョット甘かったですね。

現在は赤信号点滅状態ですが3/25~26の鉄道模型芸術祭を目指しています。

間に合うかどうか・・・98%駄目と思いますが、その様な事は考えずに進めます。 それが模型組み立てに必要な心構えと信じています。

(未塗装完成の希望が僅かに見えるのです)


「他のIMONの車両キット」と同じ安手の箱に入っています。

完成したときに惜しげも無く捨てる事ができる事と実用性だけが目的です。

箱を立派にしたり大きくした方が販売には有利な事は重々承知していますがそれはIMONでは絶対にやりません。


箱を開けます。

IMONの完成品と同じ箱が入っています。 この完成品箱の中に完成した機関車が入って欲しいと願っています。

完成品箱;今は大きくて壊れやすいパーツ、テンダー上回りやボイラー等が入っています。

この実用一点張りのキット用箱ですが、実は完成品箱を3つ入れるとぴったりな大きさに出来ています。

    ・・・それが役に立つかどうかは判りませんが、寸法は選ぶ事が出来たのでそういう寸法を選んであります。


まずはシリンダーブロックから始めます。

9600に関しては種類も台数も多いです。

共通化できる部分は極力共通化して組み立てを楽に、走りを安定化させる事を考えました。

そういう部分をダイキャストやABSやポリ(デルリン)をめいっぱい使おうと言うわけです。

主台枠やブレーキ装置(ブレーキハンガーに色々あるという嫌な噂を聞きましたが・・・)等です。

シリンダーブロックはその中でも特に共通化しやすいと思われますが、IMON蒸機走行性能安定の肝の部分であるとして此処だけは従来工法を残しました。


すなわち

(1)組立が簡単

(2)精度が出る

(3)高価にならない

と言う事だそうです。


湯口を切り落として


勢揃い

黒いデルリンの怪しいワッシャが見えます。

シリンダーの尻棒を塗装後にコレを挟んでシリンダーブロックに差し込むのです。

先輪が尻棒に接触してショートする事故を防ぐ為のモノです。

極めてしっかりしていますので強度など全く心配ないと感じました。


「シリンダーの筒を前後板で万力で挟んでカシメろ」と書いてあります。


コレは我家の小型万力では無理でした。

確かに万力でカシメて形が完成するなら残りは精度と無関係のシリンダーカバーの半田付けで、本体がしっかりしているから快適で安心です。


金槌で叩いてカシメてもOKとのことでしたが・・・


自信が無いので半田さんのお世話になります。


四角いハンダは最近IMONで発売された粒ハンダです。

大きなモノ(此処に見えるのが最大のモノです)から小さなモノまで5種類の大きさが売られていて使い道色々です。

http://www.imon.co.jp/webshop/search/maker_search_item.php?w=304&x=900&y=0

私はコレを一つずつ購入、これ↓に入れて使っています。

http://www.imon.co.jp/webshop/index.php?main_page=product_info&products_id=5316

エコーの棒ハンダを使った方が楽な場面がゼロでは無いですが大半の半田作業が物凄く安全になりました。


兎も角、ハンダのお世話になってしまいましたが、楽勝で気持ち良く骨組みができあがって精度ばっちりです。


シリンダーカバー、空気弁などを内側から半田付け。


基本部分ができあがってしまいました。


右は工房から取り寄せた「カシメたらこうなる」という見本です。

微動だにしないし見事なモノです。




バルブ前後蓋を取り付け


次はシリンダー前後蓋なのですが、スライドバーを正確に真っ直ぐ付けなければ成りません。


ベークブロック2つとボール紙でドンピシャの21.07mmが出来たので其れを使って


半田付け


シリンダーの尻棒はこういう具合になっています。




台枠周りはダイキャストとABSの組み合わせ、全部の動輪の裏に当たる集電ブラシが安心して取り付けられる設計になっています。

ボルト表現による台枠存在感主張が素晴らしいです。

保存機をスタッフと一緒に見ながら是非こうしたいと言った部分です。


モーションプレートはブラスでハンダ組立が必要です。

強度が必要でダイキャスト化しにくい部分だったのかと思われます。


治具が大事と見て必要なモノの大きさを割り出して


ボール紙などから作ります。














出来たみたいです。


綺麗にキサゲて


シリンダーブロック共々ぴったりです!

ますます楽しみになってきました。






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