NYC客車作業開始

2020-09-06 | 鉄道模型
ニューヨークセントラル鉄道の看板列車“20th.Century Limited”の客車を長期保存可能な状態にする作業、いよいよ本番です。


台車は直接台車ボルスターにねじ止めする構造で床上に全く影響しない作りです。

ここから給電できるならIMONのパネルライト・スーパーキャパシタ付に交換するところですが、残念。

窓セルが脱落したものが多いので貼り直します。

普通のゴム系接着剤なら脱落しないと思うのですが、平らな板ガラスの部分が脱落している傾向です。

HO1067の20系同様にHゴム表現の様にしている窓は割合劣化していないです。


IMONのポリカーボネイト窓ガラス(0.3mm)を使います。 エコーのポリカーボネイト窓ガラスが0.25mm厚片側保護シートに対して微妙に厚くて両側保護シートです。


左;付いていた窓ガラス 右;新しい窓ガラス。


台車のセンターピンはこれです。 そしてスプリングは柔らかくても車体の安定は大丈夫なので柔らかいスプリングに交換してしまいます。


電源車を見ます。

かなり力が入った仕組みです。
線路からの給電でニッカドバッテリーに充電し、全編成に給電して線路の給電が終わってから30秒点灯させようと言う仕組みです。

今ならスーパーキャパシタで充分なのですが・・・ただし村田製作所のスーパーキャパシタじゃなければちらつきを全く排除出来ませんのでご注意!

そう言う意味では此のエリエイのチャレンジは画期的です。

時間が無尽蔵にあるならば此の編成のその機能を生かしたままIMONのパネルライトに交換して、シートにシーツを被せて凄い編成にして走らせるのですが、単なるカプラーの交換(それも今や時代がかったケーディー#5に交換!)と外れた窓セルの貼り付けだけで1両あたり40分程度掛かってしまいます。

クマタの車体ですがカツミ、エンドウ、IMONあたりの車両整備性は持ち合わせていません。 必死の作業にもかかわらず今日は5両だけの修正でした。 悔しいです。

日本鉄道模型博物館が目標ですからオリジナルのシステムが残った編成が絶対になくてはならないのです。