♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■旅立ち / 板倉邦雄

2015年08月19日 | Weblog
2015/8/19放送


 世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。今日は「旅立ち」という題でお話ししましょう。私たちの人生には時々新しい旅立ちの時があります。イスラエルの人々も430年にわたるエジプトでの寄留生活を終えてふるさとパレスチナへ向けての旅立ちになりました。

 さて、イスラエルの人々は住み慣れたエジプトのラメセスを出発してスコテに向かいました。徒歩の男性は約60万人でした。その他に女性と子どもたち、老人、エジプト人や外国人も含めますと、何と200万近くの人々が大移動ということになりました。更に牛、羊、山羊、鶏といった家畜も共に旅立ったのです。一つの民族の大移動でした。そして人々はエジプトから携えてきました練り粉をもってイースト菌の入らないパン菓子を焼いて食べました。それは人々はエジプトを追い出されて滞在する所もなくまた何の食料も整える暇もなかったからでした。まさに人生は旅であるということをこれからイスラエルの人々は身をもって証明してくれます。そして主なる神様は神礼拝をしながら人生を旅するイスラエルの人々と共にいてくださること証明してくださるのです。

 神の独り子イエス様のことばです。
 「見よ、わたしは世の終りまで、いつも、すべての日々に、あなたがたと共にいる。」 (マタイ 28章20節参照)

 ところでイスラエルの人々がエジプトに住んでいた間は430年でした。飢餓のためにヤコブが60名の一族と共に故郷のパレスチナからエジプトへ移住してからの歳月です。430年の終わりとなって、主の全軍すなわち主なる神の全軍であるイスラエルの民族はエジプトの国を出発したのです。何のための旅立ちだったのでしょうか。奴隷の苦役から解放されたいという願いもあったでしょう。毎日、仕事仕事の奴隷、食べて生きてゆくだけの毎日の虚しさからの解放もあったでしょう。しかし何よりも主なる神の民として主なる神様を礼拝し、神を喜び、感謝し、お仕えしたいためだったのです。

 イエス・キリストのことばです。
 「人はパンだけで生きるものではなく、神のことばによって生きるものである。」
                        マタイの福音書4章4節(参照)

 (PBA制作「世の光」2015.8.19放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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このサイトは URL名として 
http://yonohikari.biblica.info 

が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。


 


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