♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■旅路の終わりに備えよ(1)

2008年07月19日 | Weblog

 世の光の時間です。 いかがお過ごしですか? 原田憲夫です。

 イスラエルの社会では、特に仮庵(かりいお)の祭りの三日目に伝道者の書というその聖書の箇所が読まれます。 仮庵の祭りというのは秋に行なわれる、イスラエルの三大祭りの一つですが、それはもう賑(にぎ)やかです。 ちょうどオリーブやぶどうなどの収穫を終えて一年の喜びに湧く収穫感謝祭でもあるからなんです。 

 興味深いのは、この伝道者の書が「空の空。すべては空。」(伝道者の書1章2節)と言って、一切は空しい(伝道者の書1章14節他参照)、と始まる書物だということです。 みんなが喜びに湧いているその真っ最中に、「すべてはむなしい」と読まれるんです。 私はそれだけで不思議な感動を覚えています。 

 伝道者の書の最後の章、12章1節には人生の旅路が終わりに近づいた人の様子が語られています。
 「あなたの若い日に、あなたの創造者を覚えよ。わざわいの日が来ないうちに、また『何の喜びもない。』と言う年月が近づく前に。
 私たちの人生は過ぎ去って行きます。 若さも美しさも過ぎ去って行きます。 だからこそ大事なのは、人生の喜びに湧く、いわば人生の収穫祭の最中に、人生に豊かな実りをもたらす創造者である神に心を向けることではないでしょうか。 

 今からおよそ20年前に肺癌のために亡くなられた御婦人がいました。 その方との地上でのお別れの瞬間は私の心に深く刻まれました。 御一緒に讃美歌を歌いながら、「神様、あなたの御手におゆだねします。」、そう祈りますとこの方は待っていたように静かに息を引き取られたのです。 この方の好きだった讃美歌30番の1節はこう歌っています。 「輝くとこしえの朝 いのちに目覚める時 この世の朝よりきよく 仰ぎ見ん 神の御顔」 

 伝道者の書は、人生の旅路の終わりに備えて「あなたの若い日に、あなたの創造者を覚えよ。」と呼び掛けています。 あなたも今日、この神を信じ、神と共にある人生の旅路を歩まれますように。 すべてのものを造られた神を信じて、一歩踏み出す時、それは過ぎ去っていく今日ではなく、永遠への扉を開ける希望の今日に変わるからです。

 ( PBA制作「世の光」2008.7.19放送でのお話しより )

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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このサイトは URL名として http://yonohikari.biblical.jp 
が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。


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