世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか? 関根弘興(せきね・ひろおき)です。 今日も一日、さわやかに過ごしていきたいですね。
今日は詩篇の103篇の2節のことばを紹介します。
「わがたましいよ。主をほめたたえよ。主の良くしてくださったことを何一つ忘れるな。」
あなたは御自分の生活の中で、思い起こすたびに勇気が与えられ慰めとなるようなこと、そんな体験を持っていますでしょうか。今日読んだ詩篇103篇には、「主の良くしてくださったことを何一つ忘れるな。」ってあるんですよねえ。
旧約聖書を読むとイスラエルの人たちが困難な時になると、いつも思い起こした昔の出来事がありました。それはイスラエルの人たちがエジプトの奴隷であった時の事です。
厳しい奴隷生活を強いられていた彼らですが、神様はモーセという指導者を登場させました。そして遂にエジプトを脱出し、約束の地へと出発することになったのです。しかし彼らが出発してすぐにエジプトの王は気が変わり、彼らを連れ戻そうと考えるんです。イスラエルの人たちは、出発したと思ったら後ろからは最強のエジプトの軍隊が追いかけてくるんですよ。そして何と目の前には「葦の海」が広がっているではありませんか。前に進むこともできません。後ろからはエジプトの軍隊が迫ってきます。絶対絶命のピンチですね。しかし指導者のモーセは天を見上げ祈るのです。すると神様は強い東風を吹かせ、何と葦の海の水を二つに分け、彼らはそこを通ってこの大ピンチを切り抜けていきました。
このエジプト脱出の出来事は代々伝えられていきました。そして彼らは大きな困難に直面した時、あのモーセの時代に葦の海を分け、荒野を導き守り、敵を打ち砕いてくださった神様が今もおられるではないか、と主の守りを思い起こしていったんですね。
ハドソン・テーラーという中国に行った宣教師がこう書いています。「悪魔はあなたの周りに垣を廻らすことが出来る。」 ---ま、周りを取り囲んでしまうという訳です。--- 「・・・しかし、あなたの上に屋根をつけることはできない。」 私たちは前にも後ろにも行けないような状態に陥ることがあります。しかしいつも天は開いているのだ、というのです。天地を創造された神様に向かって、私たちはいつでも顔を天に向け、祈り求めることが出来るんですね。
「主の良くしてくださったことを何一つ忘れるな。」とありますけれど、ある方は、「私は神様から何も良くしてもらってない」と考えるかもしれません。でもイエス・キリストはあなたのために十字架で死んでくださるほど命をかけるほどあなたに良くしてくださっているんです。その恵みを思い起こすとき、勇気と励ましが与えられるんです。
(PBA制作「世の光」2008.7.1放送でのお話しより)
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