世の光の時間です。お元気でしょうか? 羽鳥 明です。 私の今日のバイブル・メッセージのテーマは「私の庭に吹き、その香りを漂わせておくれ」です。これは旧約聖書 雅歌にあることばですね。
雅歌4章16節をお読みしましょう。
「北風よ、起きよ。南風よ、吹け。私の庭に吹き、そのかおりを漂わせておくれ。」
雅歌を書いた詩人は自分の庭に香りの良い樹があって、そこに寒い北風でも暖かい南風でも吹くとその樹の香りがいつまでも漂っているようにして欲しい、と言っているのです。
私の家の庭には幸いなことに私の家の大家さんが多くの種類の木々を植えておられるので、四季を通して美しい庭なのです。でも時々、ここにもう一本合歓の樹があったらいいなあと思うことがあります。合歓の樹は葉っぱを手で触ると、両手を合わせるように葉っぱを合わせます。まるで祈る姿のように私には思われ、私の心の願いは、このようにいつも祈るものでいたい、と思わせる樹なのですね。冷たい北風にも高貴な香りを漂わせる合歓の花。乱暴に打たれても、そっと葉を合わせる合歓の葉。
蓑輪(みのわ)れいか先生の書かれたみことばの色紙が何枚かありますが、その中の一枚。「私たちは、救われる人々の中でも、滅びる人々の中でも、神の前にかぐわしいキリストのかおりなのです。」(コリント人への手紙第二 2章15節) これを見るたびに私は、ああ、一体どんな匂いがしているのだろうか、香(かぐわ)しい香りだろうか、と思います。キリストの香しい香り。私はいつもその高貴な香りを嗅(か)いで暮らしたいと思うと共に、常にキリストの香りに浸っていることによって私自身がキリストの香りを漂わせる人になりたい、と心から願っているのです。
聖書のことば
「こうしてキリストが、あなたがたの信仰によって、あなたがたの心のうちに住んでいてくださいますように。」
新約聖書エペソ人への手紙3章17節です。
それではまた聴いてください。
( PBA制作「世の光」2008.7.9放送でのお話しより)
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