山茶花の群がり咲くも淋しけり ひよどり 一平
(さざんかのむらがりさくもさびしけり)
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病院の裏庭に咲いている山茶花だ。
ほどほどに群がって咲いているが、なんとも淋しい雰囲気だ。
病院の裏庭という環境の所為だろうか。
それとも、病状の働きなのだろうか。
この病院に関する限り、私の神経に暗い印象は植え付けられていない。
重症で入院しても、その都度、全快して復活している。
もっとも、今やかなりの老齢だから、悲観的なイメージが幅を利かせているのかもしれぬ。
ただし、今、入院しているわけではない。念のため。