新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

柿三個

2021年11月02日 14時33分43秒 | 写真と俳句

   曇る日や鈍く光りし柿三個      ひよどり 一平

 (くもるひやにぶくひかりしかきさんこ)

   ・・・・・・・

 柿三個なんぞ、何処にでもある光景であり、面白くも可笑しくもない。

 しかし、なぜか私の気分を誘った。もちろん、食べたいわけではない。

   ・・・・・・・

 「今日は少し歩いてみよう」と思っていた。

 朝はそんなつもりで起きた。

 しかし、午後の二時を過ぎた今でも、ずっと自室に籠りっきり。

 何をするという心づもりはない。単に横着を決め込んでいるだけだ。

   ・・・・・・・

   しみじみと日を吸ふ柿の静かかな    前田 普羅(大正九年)

                     

 

コメント (6)
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