迎え火を焚いて仏様をお迎えし、やっと一段落。
私の八月は、孫がやって来るところから、ペースに乱れが生じ始めます。
サービス過剰になってしまうので、常になく疲れているようです。
返信を待つ気の塞ぎ秋の夜 ひよどり 一平
(へんしんをまつきのふさぎあきのよる)
迎え火を焚いて仏様をお迎えし、やっと一段落。
私の八月は、孫がやって来るところから、ペースに乱れが生じ始めます。
サービス過剰になってしまうので、常になく疲れているようです。
返信を待つ気の塞ぎ秋の夜 ひよどり 一平
(へんしんをまつきのふさぎあきのよる)
今日から八月のお盆。
迎え火を焚いて仏様をお迎えしなければならない。
歳月は残酷なようで、やはり温かいものだ。
あれほどの悲しみはどうにか薄れ、今は御霊をお迎えする準備に余念がない。
父と娘と火の香鈴の音魂迎え ひよどり 一平
(ちちとことひのかすずのねたまむかえ)
戦争末期から戦後の頃。
お大尽は別として、われわれの周囲にはさしたる遊び道具はなかった。
なにしろ、学校のグランドでさつまいもやとうもろこしを栽培していた頃のことだ。
よくしたもので、子供たちはなんやかんやと遊びを考えた。
茎が丈夫な雄ひじわ(相撲草、力草、相撲取草)は、そんな遊び道具の一つだった。
先輩たちから受け継いだ伝統的な遊びの一つだったのかもしれない。
その頃の遊びのひとつ相撲草 ひよどり 一平
あの時代を乗り越えて、よくぞ今日を迎えられたものです。
これからも、きれい事だけでは済まないかも知れません。
現実から目を逸らさず、勇気を以て未来へ進んで行きたいものです。
暑い中でも、栗鼠の動きは俊敏。
巣穴から這い出せば、ひたすら走り廻っていてめまぐるしい。
そんな栗鼠も、時折、ふっと立ち止まる。まさか暑いせいでもあるまいが。
かの栗鼠の止まる一瞬秋暑し ひよどり 一平
8月のお盆には、息子と孫がやって来る。
悲しい思い出があるにはあるが、今になれば、仏壇の周囲が賑わうので嬉しい。
秋茄子や息子おやこと老ふたり ひよどり 一平
(あきなすやむすこおやことおいふたり)