新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

鬼灯

2017年08月08日 22時08分08秒 | 写真と俳句

 器用な人は、口の中でさくらんぼの蔕を結べるのだとか。

 ところが私は、鬼灯を鳴らすことすらできない。

 まさに、無骨、不器用、無風流。

   鬼灯の鳴らし上手と暮らしたき   ひよどり 一平

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

タワーが好き

2017年08月07日 06時53分54秒 | 写真と俳句

...............

   ツリーよりタワーが好み涼新た   ひよどり 一平

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

忘れるものか!

2017年08月06日 08時06分02秒 | 写真と俳句

 昭和20年8月6日午前8時過ぎ、広島市に原子爆弾が投下された。

 私は国民学校(今の小学校)の5年生だった。

 写真は、投下された日の翌々日(8月8日)の「読売報知」新聞。

 「B29 新型爆弾を使用」との見出しで、被害状況などの記事が掲載された。

 2発目の原子爆弾が長崎市に投下されたのは、3日後の8月9日。

 8月14日、「ポツダム宣言受諾」の聖断が下され、8月15日に玉音放送。

 日本は降伏した。

   行く雲のちぎれちぎれや原爆忌   ひよどり 一平

 何を言ってみても始まらない。しかし私の胸には、何かが険しく残っている。

 いまだに忘れることができないのだ。いや、決して忘れるものか。

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

太初の空

2017年08月06日 00時18分06秒 | 写真と俳句

 一心に通い詰めても、これほどの朝焼けにはなかなか出逢えない。

 幾晩か宿に泊まり込み、未明に三脚を立てて2時間ほどは待つ。

 そんなことを繰り返しても、雲が無ければ焼けないし、雲が厚すぎても駄目。

 空が静かに燃え始めると、もう誰もものを言わない。聞こえるのはシャッター音のみ。

   朝焼けて太初の空となりにけり   ひよどり 一平

 写真は2004年9月11日の裏磐梯秋元湖。午前5時11分撮影。

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

空蝉の効用

2017年08月05日 00時39分31秒 | 写真と俳句

 狂いそうなほどに逢いたいことって、ありますか。

 そうなったら何も考えずに、一点突破的な行動で、逢いに行けばいいのです。

 宇宙開発やICBMの時代ですから、距離と時間の壁は簡単に乗り越えられます。

 ただし、すっ飛んで行ったからと言って、逢えるかどうかは別問題。

 相手の意向次第で、逢いたくないと言われたら、もうそれっきり。

 そんな時は、蝉の抜け殻を探してください。

   空蝉を吹いて過ごしぬ逢ひたきとき   ひよどり 一平

  (うつせみをふいてすごしぬあいたきとき)

      私はこの季節が苦手。

     昭和20年8月、広島と長崎に原子爆弾が投下され、8月15日に終戦。

     当時の私は国民学校5年生。立派な軍国少年でした。

     だからいやーな気分。焦燥感に襲われるのです。

     逢いたいからと言って、空蝉を吹いてはいられない。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする