新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

空蝉の効用

2017年08月05日 00時39分31秒 | 写真と俳句

 狂いそうなほどに逢いたいことって、ありますか。

 そうなったら何も考えずに、一点突破的な行動で、逢いに行けばいいのです。

 宇宙開発やICBMの時代ですから、距離と時間の壁は簡単に乗り越えられます。

 ただし、すっ飛んで行ったからと言って、逢えるかどうかは別問題。

 相手の意向次第で、逢いたくないと言われたら、もうそれっきり。

 そんな時は、蝉の抜け殻を探してください。

   空蝉を吹いて過ごしぬ逢ひたきとき   ひよどり 一平

  (うつせみをふいてすごしぬあいたきとき)

      私はこの季節が苦手。

     昭和20年8月、広島と長崎に原子爆弾が投下され、8月15日に終戦。

     当時の私は国民学校5年生。立派な軍国少年でした。

     だからいやーな気分。焦燥感に襲われるのです。

     逢いたいからと言って、空蝉を吹いてはいられない。

コメント (4)
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