狂いそうなほどに逢いたいことって、ありますか。
そうなったら何も考えずに、一点突破的な行動で、逢いに行けばいいのです。
宇宙開発やICBMの時代ですから、距離と時間の壁は簡単に乗り越えられます。
ただし、すっ飛んで行ったからと言って、逢えるかどうかは別問題。
相手の意向次第で、逢いたくないと言われたら、もうそれっきり。
そんな時は、蝉の抜け殻を探してください。
空蝉を吹いて過ごしぬ逢ひたきとき ひよどり 一平
(うつせみをふいてすごしぬあいたきとき)
私はこの季節が苦手。
昭和20年8月、広島と長崎に原子爆弾が投下され、8月15日に終戦。
当時の私は国民学校5年生。立派な軍国少年でした。
だからいやーな気分。焦燥感に襲われるのです。
逢いたいからと言って、空蝉を吹いてはいられない。