新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

忘れるものか!

2017年08月06日 08時06分02秒 | 写真と俳句

 昭和20年8月6日午前8時過ぎ、広島市に原子爆弾が投下された。

 私は国民学校(今の小学校)の5年生だった。

 写真は、投下された日の翌々日(8月8日)の「読売報知」新聞。

 「B29 新型爆弾を使用」との見出しで、被害状況などの記事が掲載された。

 2発目の原子爆弾が長崎市に投下されたのは、3日後の8月9日。

 8月14日、「ポツダム宣言受諾」の聖断が下され、8月15日に玉音放送。

 日本は降伏した。

   行く雲のちぎれちぎれや原爆忌   ひよどり 一平

 何を言ってみても始まらない。しかし私の胸には、何かが険しく残っている。

 いまだに忘れることができないのだ。いや、決して忘れるものか。

 

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太初の空

2017年08月06日 00時18分06秒 | 写真と俳句

 一心に通い詰めても、これほどの朝焼けにはなかなか出逢えない。

 幾晩か宿に泊まり込み、未明に三脚を立てて2時間ほどは待つ。

 そんなことを繰り返しても、雲が無ければ焼けないし、雲が厚すぎても駄目。

 空が静かに燃え始めると、もう誰もものを言わない。聞こえるのはシャッター音のみ。

   朝焼けて太初の空となりにけり   ひよどり 一平

 写真は2004年9月11日の裏磐梯秋元湖。午前5時11分撮影。

 

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