昭和20年8月6日午前8時過ぎ、広島市に原子爆弾が投下された。
私は国民学校(今の小学校)の5年生だった。
写真は、投下された日の翌々日(8月8日)の「読売報知」新聞。
「B29 新型爆弾を使用」との見出しで、被害状況などの記事が掲載された。
2発目の原子爆弾が長崎市に投下されたのは、3日後の8月9日。
8月14日、「ポツダム宣言受諾」の聖断が下され、8月15日に玉音放送。
日本は降伏した。
行く雲のちぎれちぎれや原爆忌 ひよどり 一平
何を言ってみても始まらない。しかし私の胸には、何かが険しく残っている。
いまだに忘れることができないのだ。いや、決して忘れるものか。