新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

烟に泪

2017年08月01日 05時09分58秒 | 写真と俳句

 線香花火(手花火)は、過去のさまざまな事柄を思い出させてくれる。走馬燈の如しだ。

 また、線香花火の頼りなさは、現在進行中の現実をも見せてくれているようにも思えてならない。

 「そんなマイナス思考でどうすのか!」との苦言もあるが、楽観視していいほど明日は確実なのか。

 人の心だって移ろい易い。

 最初の小さな嘘や一歩が、ささやかな個人関係を毀損するばかりか、破壊をも起こしかねない。

 知らぬは本人ばかりなり。

 さよう、この世は危うさに囲まれている。

  手花火の烟に泪おのづから   ひよどり 一平

 (てはなびのけむりになみだおのずから)

コメント (6)
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