蛇苺は気の毒。
たしかに蛇がいそうな環境に生えてはいるのだが、私は一度も遭遇していない。
毒がないのに、「毒があるから近づくな」なんぞと言われ、遠ざけられて………。
わが身と引き比べたりもします。
蛇苺疎まれをりし身を知らず ひよどり 一平
今朝も快晴。しかも大安日。
暑いかもしれませんが、とてもいい日のようです。良いことがありそうですね。
蛇苺は気の毒。
たしかに蛇がいそうな環境に生えてはいるのだが、私は一度も遭遇していない。
毒がないのに、「毒があるから近づくな」なんぞと言われ、遠ざけられて………。
わが身と引き比べたりもします。
蛇苺疎まれをりし身を知らず ひよどり 一平
今朝も快晴。しかも大安日。
暑いかもしれませんが、とてもいい日のようです。良いことがありそうですね。
ここのところ、私はひどい睡眠不足であった。
悪いことに、睡眠不足が慢性化していたため、自覚ができていなかった。これは恐ろしいことだ。
あることがあって、少しばかり自棄酒を呑んで寝たら、12時間以上も寝通すことができた。
目醒めはすっきり。いままでこだわっていたことの無意味さにも気付いた。
睡眠不足が睡眠不足を招き、やがて慢性化して、感覚を麻痺させるものらしい。しかも、判断ミスを起こしかねない。
つくづく考えさせられた。
待てよ、なまじ睡眠をよく取ると、長生きしてしまうかも知れない。それはそれで問題か。
今朝は全天に雲なし。いいことがありそうだ。
こんな日も、夏の落葉は、いそいそと怠りない。
人知れず散り急ぐなり夏落葉 ひよどり 一平
幾つかの大病を経験しながら運良く生き延びて来て、八十余歳。
人は、「これほど大病をしたのだから、もうそろそろあの世へ行ったらどうかい」と思うかもしれない。
しかし当の本人は、それほど諦めがいいわけでもない。
せっかく生まれて来たのだから、神様や仏様が邪魔だとおっしゃるまで、もう少し頑張ってみようと思っている。
「自動車は年寄りマークを付けて走れ」とか、「塩分は一日6グラムが限度」とか言われて窮屈だが、その程度のことなら我慢しよう。
それにしても私は素直でない。早く寝ろと言われれば言われるほど、頑張ってしまうのだから困ったものだ。
頑張る理由なんてない。意地を張って命をを落とす気かい?
こんなでは、白薔薇の白に食い殺されるかも。
明日からは早く寝よう。
白薔薇のひとを殺めむ白さかな ひよどり 一平
しでかした後で、「しまった!」と思うこと、ありませんか?
この歳になっても、私はそんな失敗をしでかすのです。
若ければ、「またやっちゃった。ゴメンヨ」、と言えるし、許しても貰えます。
しかし老人の場合、年甲斐もないことなので、許しては貰うなんて甘すぎるのですね。
そんな時、ほとほと自分がイヤになり、許せなくなります。
虹消えてにわかに悲し船溜り ひよどり 一平
困ったことに、男は自惚れ屋なのです。
好いたらしい女性に、ニコリとでもされようものなら、天にのぼった気分になる。
自分にだけ見せてくれる笑顔だと思い込んでしまうのです。
女性から親切にされると、「オレを好いてくれているのかな?」と、思ったりするのが男性の特色。
満遍なく愛嬌を振りまいているつもりでも、自分にだけ向けられた真情と思いがちなのです。
「コンビニへ行くのですが、何かあったら、ついでに買ってきてあげますよ」 これはよくある親切心。
弁当、水、タバコ、チョコレートなど、無難な依頼でしょうね。
「亭主の下着を買いに行くから、ついでに買ってきてあげますよ」、と言えばどうなるか?
普通の神経なら頼まない。だって恥ずかしいことだ。
自惚れ男性なら、「オレに好意を持ってくれているんだ」と思い、喜んで頼むに違いない。
「ダンナと同じサイズでいいから、オレにも買ってきてくれ」 となること必定。
さてその後はどうなるか。
暫くの間、下着を買ってきてもらった男性は、ルンルン気分でしょうね。
私には、自惚れたくなるような、そんな気分のいいハナシには、なかなか出喰わせない。。
芍薬の朱の真情をはかりえず ひよどり 一平
俳句は本文に関わりがありません。