新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

気の毒ったらありゃしない!

2017年05月21日 06時58分57秒 | 写真と俳句

 蛇苺は気の毒。

 たしかに蛇がいそうな環境に生えてはいるのだが、私は一度も遭遇していない。

 毒がないのに、「毒があるから近づくな」なんぞと言われ、遠ざけられて………。

 わが身と引き比べたりもします。

   蛇苺疎まれをりし身を知らず   ひよどり 一平

 今朝も快晴。しかも大安日。

 暑いかもしれませんが、とてもいい日のようです。良いことがありそうですね。  

 

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全天に雲なし

2017年05月20日 08時09分58秒 | 写真と俳句

 ここのところ、私はひどい睡眠不足であった。

 悪いことに、睡眠不足が慢性化していたため、自覚ができていなかった。これは恐ろしいことだ。

 あることがあって、少しばかり自棄酒を呑んで寝たら、12時間以上も寝通すことができた。

 目醒めはすっきり。いままでこだわっていたことの無意味さにも気付いた。

 睡眠不足が睡眠不足を招き、やがて慢性化して、感覚を麻痺させるものらしい。しかも、判断ミスを起こしかねない。

 つくづく考えさせられた。

 待てよ、なまじ睡眠をよく取ると、長生きしてしまうかも知れない。それはそれで問題か。

 今朝は全天に雲なし。いいことがありそうだ。

 こんな日も、夏の落葉は、いそいそと怠りない。

  人知れず散り急ぐなり夏落葉   ひよどり 一平

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不気味な白さ

2017年05月18日 01時25分10秒 | 写真と俳句

 幾つかの大病を経験しながら運良く生き延びて来て、八十余歳。

 人は、「これほど大病をしたのだから、もうそろそろあの世へ行ったらどうかい」と思うかもしれない。

 しかし当の本人は、それほど諦めがいいわけでもない。

 せっかく生まれて来たのだから、神様や仏様が邪魔だとおっしゃるまで、もう少し頑張ってみようと思っている。

 「自動車は年寄りマークを付けて走れ」とか、「塩分は一日6グラムが限度」とか言われて窮屈だが、その程度のことなら我慢しよう。

 それにしても私は素直でない。早く寝ろと言われれば言われるほど、頑張ってしまうのだから困ったものだ。

 頑張る理由なんてない。意地を張って命をを落とす気かい?

 こんなでは、白薔薇の白に食い殺されるかも。

 明日からは早く寝よう。

  白薔薇のひとを殺めむ白さかな   ひよどり 一平

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後のまつり

2017年05月17日 00時05分26秒 | 写真と俳句

 しでかした後で、「しまった!」と思うこと、ありませんか?

 この歳になっても、私はそんな失敗をしでかすのです。

 若ければ、「またやっちゃった。ゴメンヨ」、と言えるし、許しても貰えます。

 しかし老人の場合、年甲斐もないことなので、許しては貰うなんて甘すぎるのですね。

 そんな時、ほとほと自分がイヤになり、許せなくなります。

   虹消えてにわかに悲し船溜り   ひよどり 一平

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男は自惚れ屋

2017年05月16日 06時54分57秒 | 写真と俳句

 

 困ったことに、男は自惚れ屋なのです。

 好いたらしい女性に、ニコリとでもされようものなら、天にのぼった気分になる。

 自分にだけ見せてくれる笑顔だと思い込んでしまうのです。

 女性から親切にされると、「オレを好いてくれているのかな?」と、思ったりするのが男性の特色。

 満遍なく愛嬌を振りまいているつもりでも、自分にだけ向けられた真情と思いがちなのです。

 「コンビニへ行くのですが、何かあったら、ついでに買ってきてあげますよ」 これはよくある親切心。

 弁当、水、タバコ、チョコレートなど、無難な依頼でしょうね。

 「亭主の下着を買いに行くから、ついでに買ってきてあげますよ」、と言えばどうなるか?

 普通の神経なら頼まない。だって恥ずかしいことだ。

 自惚れ男性なら、「オレに好意を持ってくれているんだ」と思い、喜んで頼むに違いない。

 「ダンナと同じサイズでいいから、オレにも買ってきてくれ」 となること必定。

 さてその後はどうなるか。

  暫くの間、下着を買ってきてもらった男性は、ルンルン気分でしょうね。

 私には、自惚れたくなるような、そんな気分のいいハナシには、なかなか出喰わせない。。

  芍薬の朱の真情をはかりえず   ひよどり 一平

 俳句は本文に関わりがありません。

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