今朝は明るい。風が吹いているが、さほど強くはない。写真はその空模様だ。
幾つかのニュースに驚きながら、のろのろと起床した。
今日のブログは、「中島公園deエッセイsay」のnakapaさんの記事で思い出したことを書きたい。
私の仕事仲間、M氏の武勇談である。武勇談と言っても、荒っぽい話ではない。つまり酔いっぷりの話だ。お笑いと言ったほうが適切かもしれない。
今から15年ほど前、同じ職場内のグループで、旅行をする仕来りがあった。その仕来りに従い、10人ほどで、近くの温泉場へ一泊旅行をした際のことである。
例によってコンパニオンに入ってもらい、下手なカラオケや余興を行い、全員がすっかり出来上がった。
もはやこれまで。手際のいい幹事が、「お開き」を宣言した。つまり、「十〆三本」で締めた。
もちろん飲み足りないヤツは、外へ行く相談ができていたかもしれない。
私にはそんな元気もなく、野心の持ち合わせもない。風呂に入って寝る算段に入っていた。
一同がほかの宴会場脇を、ダラダラと通り抜けようとした。カラオケの真っ最中だった。
「………?」 一緒に歩いていた仲間が、一様に聞き耳を立てた。聞き覚えのある声なのだ。
戸の隙間から覗いてビックリ。
我々グループのM氏が、よそ様の宴会に闖入して、マイクを手に熱唱中ではないか。
驚いたことに、その宴会の連中も、自然体で聞いている。ヤジも飛ばない。
我が同行の幹事が慌ててその会場に入り、M氏を引き取ってくる羽目になった。
その幹事がマイクを取り、「ムニャムニャムニャ……」と、詫び言を入れた。
幸いなことに、大宴会の人々から非難の声は上がっていない。むしろ、「もっと唄えっ!」とヤジが飛ぶ程度だった。その宴会場も、大いに酔っぱらっていたのだ。
よかった、よかった。我々一同は、一様に胸をなで下ろした。
ところが、M氏だけはブツブツ言っていた。マイクを取り上げられことが不満だったのだ。
M氏に、「どうして入っていったんだい?」 私は聞いてみた。
M氏曰く、「あっ、この歌は歌えるっと思ったから、歌ったんです!」と、アッケラカン。
もともとM氏は演歌が好きだった。どちらかと言えば、ド演歌調派だ。
トイレから戻る途中、その宴会場から好きな歌の前奏が流れていた。「あっ、これはオレの歌だ」 そう思って、ステージに上がったらしい。
呆れた話なのだが、こともなく収まった。おおらかな人たちだったので助かった。
次の朝訊ねたところ、昨夜の所業について、M氏はまったく記憶していなかった。
もう一つ、M氏には愉快な話(本人にしてみれば痛い話?)があるのだが、これは約束なので言えない。もちろん、法律に触れることでもなく、婦女子にかかわることでもない。
M氏と言えば、謹厳実直居士。それだけに、このエピソードは忘れられない。
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何かがあったら大変だったと思いました。
幸いにも何事もなく、ホットしました。
私にも恥ずかしいことは数々で、まさしく「穴があったら入りたい」思いです。
今はも酒量は落ちて、冒険心もなく、穏やかな酒です。
家で寝てしまうお酒が良さそうですね。
お酒は楽しく呑むのが一番ですね。Mさん、きっととても楽しかったのでしょう。羽目を外されたようですが、周りもおおらかで何よりでしたね。いい思い出になったのだろうと思います。
お酒の失敗は、大なり小なり私にもあります。今思えば恥ずかしく、穴があったら入りたいような記憶もあります。
今は外では深酒をしないよう、気を付けています。自宅で飲むときは、最近は寝入ってしまうことも多いようですね。お酒は適量に・・・。自戒を込めて。
やはり固い約束だったので、もう一つの話はできません。
いい酒と悪い酒がありますね。
ちょっぴりの嬉しい酒がいいですね。
此処まで書いて もう一つの
その話は聞けないのですか?
残念!
でもこれからの長ーいお付き合いの中で何とかわかるかもしれない。。。
けれど
楽しいお話です
ひよどりさんの別話面白い、、、、、
酒のみには色々なタイプがありますね。
昔は10人に一人は「酒乱」と言われる人がいました。
宴会にはその人の傍にいかないようにしたものです。
今はみんな上手になりました。
貴ブログを読ませて貰って、思い出したことを記事にしました。
私は頭は酔わないで胃袋が酔います。
長いことそれで苦しんでおりました。
その後、その苦しみはなくなったのですが、身体自体がダメージを宇噛ました。
今はチョッピリです。
酒の勢いはすごいとしか言いようがありません。
酔ってわれを忘れても、
楽しい酒はいいですね。
ず~~とどなり散らす酒癖の方がいましたが、
周りが困ったのを覚えています。
面白いですね。 なさそうである話です。
私も酒には弱く直ぐ酔っ払ってしまう方です。
記憶はまだら模様で、記憶のないところはスッカリないですね。
こんなことが多かったので、40代で酒を控え、50代で断酒。
60過ぎてから少量飲むようになりましたが、以前のように
記憶がなくなるほど飲むことはなくなりました。
自分では少量を楽しく飲んでいる、というよりも舐めている感じです。
この頃、いい空も長続きしません。
でも、やはり秋空は爽快です。
つい呑んでしまって、明朝は記憶が消えている時間がある。
呑んだ人なら経験があると思います。
あとで検証しましたが、どうしようもないようなことはしておりませんでした。
安心したことがあります。
しかし、おっしゃるように、ある限度を超えると、メロメロになる人はいますね。
思考が狂ってくる人、鮹になる人。
やはり「ほどのよさ」がいいですね。
一合の酒、いいですねえ。
身も心もほどよく開放され、しかも乱れず、豊かでふんわりとした時間。
理想とするところです。
私は過ぎるクセがありました。
もちろん、悪い癖はありませんが、健康を害しました。
彫り物師のかた、すこし呑めればよかったでしょうに、残念でしたね。
若い頃は元気も勇気もありましたね。
多少のことは許してもらえるという甘えもありました。
今はもう、身体も動かないし、勇気もありません。
意識外というより、忘れるのだと思います。
私も「昨晩のこと、まったく記憶にない」ことが幾度かはありました。
そのときなりに判断して行動したのでしょうが、翌朝は覚えておりません。
冷や汗ものなのですが、恐る恐る聞いてみると、それなりの行動していました。
M氏は大胆になるクセがありましたね。
まさに「ほどほど」の生活は素晴らしいですね。
私もここ一年ほど、酒からは少し遠のいた生活です。
受け付けないわけではなさそうですが、酒と向きあう生活ではなくなりました。
酒の話は、昔ばなしになりましたね。
しかし、気のおけない仲間だと、つい適量を越えることがあります。
どう帰ったか、記憶にないことも・・・
酒を飲んで、いきなり、崩れる人はいますね。
それも、普段は「謹厳実直居士」の人に多いようですね。
泥酔で、蛸になったものを家まで、送って、奥さんに怒られたことも・・・
そして、本人は覚えていない・・・
でも、この話しは、楽しいですね。
普段の鬱憤が出たのかもしれません。
人間たまには、こういうこともあってもいいのかもしれません。
でも、やはり程々に、楽しく飲むのが一番ですね。
一合ほどですが、毎日飲みたいです。
酒の好きな方で、人間関係に恵まれている方は、人生も豊かで、経験豊富ですね。エピソードも多くあるようですね。
類を持って集まると言うのは感じます。
私の地元の親しい友人で、酒の飲める人は殆ど居ません。私が最も親しくしている彫り物の師匠は一滴も飲めません。彼が少々でも酒が飲めたら、と度々思います。
私達グループも若い頃は旅の恥は掻き捨てなどといって
旅行に出ると結構はめを外していました。
悪さはしないが元気が有り余っているのでしょうね。
楽しい想い出でよかったですね。
何にも覚えていないって本当かしら? と疑問を持ちますが、あるのですね、意識外の時間って。
アルコール依存に陥らない適度の酒は人生を豊かに
し度を超すと悲惨な人生を招くことになるのでしょうね。
経験者は語るではありませんが、平凡な日常と「酒のない人生の素晴らしさ」を感じながら生きています。
愉快なエピソードに笑ってしまいました。素敵なブログですね。
お笑いの一幕でした。
普段は真面目一方な男なので、落差の大きさにサプライズがありました。
大好きです、こういうお話、エヘッ…
お酒は酔うために飲むんでしょう、
との言葉に、また失敗をものともせずに・・・