どくだみや秘すべきことの今はなし ひよどり 一平
(どくだみやひすべきことのいまはなし)
・・・・・・・
今よりも以前のほうが、秘すべきことが多かった。
プライベートは別として、職業人としてのその時の立場に応じて、秘すべき事柄があった。
リタイアした後は、秘すべきことなどほとんどなくなった。
散歩の途中、繁茂しているどくだみを見て、隠し事のことがふっと頭をよぎった。
これは咄嗟の思い付きでしかない。なんの根拠もないことだった。
私の根拠ない思い付きによって、隠し事の常習犯のようにされたどくだみに詫びを言いたい。
ちなみに、どくだみの花言葉は、「白い追憶」、「野生」などである。