8月29日南房総の五十嵐水田でイネ刈をおこなう。今年はコロナ禍で塾生を呼び入れることもできず田植えもあくまでも実験的に植え付け間隔を広げ坪当たり60株、30×18を60×60、48×48などいろいろの挑戦を試みた。結果はいずれ報告されるでしょう。今年の気候が梅雨が長く8月1日まで続き、その後からから天気が続いた。8月3,4日には水を切り水田の周囲の土を上げた。粘土質の表土はイトミミズの糞で固められ下層部は固い粘土層である。植え幅が広くなると未熟粒が増え米の品質がわるくなる。また収量よりも水田管理のしやすさを五十嵐さんは選んで8月の早い時期に水をきっている。2月春先水を入れる直前米ぬかを10a当たり150キロ入れるそうである。
多古や佐倉では冬期湛水と言っても厳密ではなく、雑草との関係も秋には適度に生えていたり。真夏の8月第1週のころは一度亀裂ができるほど乾かしてみたりと、岩澤信夫さんの理論からは離れている面もある。温暖化で極端な温度差があるので稲にダメッジが来ない範囲内で工夫が必要である。