農を語る

自然にやさしい不耕起栽培

ロジカルな田んぼつづき

2014-07-17 19:13:54 | 日本不耕起栽培普及会

水田の構造的な条件、田面の均平、乳酸菌による雑草の種子の発芽誘起でドライブハローと代かきで雑草をほんど完璧に抑え、苗の育て方は80グラム播きで、4.5葉の成苗、、田植え後は水田に入らず、イネ自身の力を信じ、あとは日常の水管理だけである。このあたりはアフリカでの海外協力隊での経験から学んでいる。稲刈りは9月8日からカミアカリが始まり山田錦とにこまるが最後で10月15日である。本の後半では山田錦の酒米と新作カミアカリについてであるが松下明弘さんのわがままなオタクの世界の展開であった。その確信は前半の部分の水田の均平と苗づくりがベースで、何回聞きに来ても言われた通りやってくれないと意味がないと諭される傾向にある。51歳になってもいまだ若造という農業の現場にあっていよいよ次の世代の育成が課題になっている。ジグゾーパズルを埋めるように「ロジカルな田んぼ」を世に問うたことは、大変頼もしいことであり、岩澤信夫さんの面影を感じさせる労作であったように感じる。