農を語る

自然にやさしい不耕起栽培

有機肥料と化学肥料について其の3

2014-01-06 09:32:54 | 日本不耕起栽培普及会

昔干潟町のトマトハウスの篤農家が大量なモミガラを集め堆肥を作っていたが最後に過燐酸石灰を施し、発熱後固まり、そこに白っぽい菌が発生していた。これが放線菌と言って安定したステージをいじするという。佐倉市の和田地区で斉藤和さんが昔胡蝶蘭を栽培していた方が一昨年からトマト、イチゴに挑戦している。この方の家庭菜園向きにわずかなブドウを作っており、そこの土に放線菌が広がり雑草の侵入も抑えるほど安定した生態系を作っている。実るブドウも美味しく頂いている。ボカシの堆肥を作るとき、その地域の土着の菌を利用したいとき竹やぶを利用して笹が堆積し白っぽい菌の固まりを利用してそこから放線菌をとりだす。麹菌、酵母菌、乳酸菌、光合成細菌などさまざまな菌が自然界には自生しているが、直接菌の存在を感じる場面が少なく有機肥料と化学肥料と分断して人間のあたまで割り切って捉えてきたが、そのことが学問の世界でも間違った方向に進んでしまった。

最近音楽を聴いているとその世界は菌の世界とあい通ずる気がする。結果的に人間の世界を広げ豊かにしている。手作りのパンを焼き酵母の増量をしていると2時間単位で菌は倍倍ゲームをしている。音楽も躍動する気持ちを私たちに与えてくれる。