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kan-haruの日記

風景・風物詩 東京スカイツリー 江戸文化の残る隅田川・荒川界隈に高さ世界一の自立式電波塔が建つ

2010年05月07日 | 風景・風物詩
kan-haru blog 2010 東京スカイツリーパンフレット

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NHKと在京民放キー局5社が600m級の新しい電波塔を求め、「在京6社新タワー推進プロジェクト」が発足し、東京都墨田区の東武鉄道の本社隣接地の貨物駅跡地に建設される高さ世界一の東京スカイツリーは、3月29日に東京タワーを追い抜きその頃から見物人が押しかけて話題となっています。連日の新聞やテレビのニュースで工事の進行が見られますが、1957年着工の東京タワーの建設状況を山手線の車窓から眺めた時代の者にとっては、懐かしい壮大な塔の建設状況を直接に見たくなり、所用で墨田区役所に出かけた連休あけの5月6日に北十間川辺に行ってきました。

 東京スカイツリー周辺地図

東京スカイツリー
東京スカイツリー(墨田区押上1-1-13)は5月6日現在のツリーの高さが368mで、1958年完成の東京タワー(333m)より高い塔位置の330m付近から上部に、3階の第1展望台(350m)を建設しております。ちなみに東京タワーの展望台の高さは、大展望台2階が125mで、特別展望台が250mですので、ツリーの第2展望台(450m)と比較すると高さの規模がわかります。

 東京タワーの高さを超えたスカイツリー(:5月6日のスカイツリーの高さ、:浅草から見たスカイツリー、:増上寺から見た東京タワー)

東京スカイツリーへは都営地下鉄浅草駅から、隅田川の向こう岸の右手のツリーを見ながら東武浅草駅に行きました。

 浅草から隅田川の向こう岸のスカイツリーを見る(写真拡大)

東武浅草駅から東武鉄道で一駅先の業平橋駅に行きましたが、連休明けの日でしたので見物客はあまり降りませんでした。駅ホームから貨物駅跡地で建設中の現場の雰囲気を見てから、目前のスカイツリーを仰ぐと東京タワーを超えた高さになったので、368mの天辺は首一杯にして見上げました。平日でしたので写真が写せましたが、休日ではホーム上での写真撮影は禁止の様です。
なお、改札を出て通りの反対側の第2東武館1階に東京スカイツリーインフォプラザ(墨田区向島1-33-12)があり、東京スカイツリープロジェクトの情報を発信しているので寄って見ましたが、団体客の予約が一杯で入れませんでした。新聞によると、5月1~5日の期間に計約1万5千人が訪れたと報道していましたが、個人客には連休明けでも入れないと云う程のブームです。

 業平駅ホームからスカイツリーを見る(写真拡大)

見物が出来ないインフォプラザを後にして、十間川を対岸に渡ると工事現場を目の前で東京スカイツリーが間近に見られるので、見物者で一杯ですがウイクデーでしたのでゆっくりと見物できました。

 十間川沿いで建設中のスカイツリー(写真拡大)

東京スカイツリーは高さが634mで世界最高の高さを誇ります。高さの数字を決定するにあたり、覚えやすい数字にしたいと考え、日本人にとってなじみ深い武蔵の国をとって「634=むさし」と決めたそうです。また、タワーの構造は、日本独自の建築技術の代表の五重塔にみられる制振システムを最新の技術で再現し、東京タワーのような末広がりの鉄骨組み立てとは異なり、スカイツリーの足元は一辺が約68mの正三角形の平面形でカメラの三脚の発想です。三角形の頂点の3点から上部へ伸び、地上50mのところでひとつにつながり、高層部では円形となり600m以上の高さにまで伸びていきます。三角形から円形への構造変化は、三角形の頂点が描く稜線は日本刀の持つ「そり」がとられ、円形に変化する部分からは、奈良・平安時代の寺院建築の列柱がもつ中央がゆるやかに膨らんだ「むくり」というデザインがとられたそうです。

 東京スカイツリーの構造

ユニークな構造のスカイツリーをゆっくりと見学できたので、所要目的の墨田区役所に向かいました。区役所のエントランスには東京スカイツリーの模型が置いてありました。区役所からのスカイツリーを眺めて帰路につきました。

 墨田区役所で見た東京スカイツリー(:墨田区役所に置いてある東京スカイツリーの模型、:墨田区役所付近から見た東京スカイツリー)

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