kan-haru blog 2010 在来線路と高架化新線路間との切替地点での段差
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各工区では5月16日の高架上り線開通を目指して、追い込みの工事が行われています。
第1工区高架化開通工事
上り線高架駅橋の階段工事は3月17日に見ると、階段幅の半分幅部分に階段の踏み板が付けられていました。
上り線高架駅橋階段工事(左・中・下0317写真拡大)
また、旧ナンカ堂に接していた駅舎棟の壁面取付工事が3月下旬から行われ、同26日には駐輪場と高架橋の間では、臨時改札口を挟んだ両側で上り線階段への歩行通路舎築造の柱が立てられていました。
階段への歩行通路舎の築造が進む1(左:旧ナンカ堂面の外壁工事と歩行通路の築造が進む、中:臨時改札口南側の歩行通路用柱の建立0326、右:臨時改札口北側の歩行通路用柱の建立0401)
4月1日に見ると歩行者通路舎の屋根の桁柱が組まれ、仮通路舎の築造が進展しています。
階段への歩行通路舎の築造が進む2(左[0401]・中[0406]・右[0409]写真拡大)
同10日には駅舎棟の壁面の取付が完了して工事用覆いが外されました。また、臨時改札口北側の仮通路舎の先の階段の前の場所では、通路舎屋根の位置を駅舎棟壁面に合わせて高く作られるようです。
上り線高架駅斜棟の工事が進む(左:駅舎棟壁面の取付が完了し工事用覆いがとれる、中・右:背が高い階段前の通路舎0410)
・仮上り線開通には難工事が待つ
第1工区では仮上り線の開通のためには、平和島第5踏切北側の地上位置から平和島ガードの高架橋までは、在来本線は傾斜高架橋になっていますので、この区間では本線の上部に高架橋の築造ができません。したがって、上り線高架化の開通時には、同踏切北側の高架橋からは築造した仮上り線高架橋を使用して運行が行われます。
平和島第5踏切から平和島まで傾斜高架で登る在来本線(左:平和島第5踏切北側高架橋下の在来本線線路、中:仮高架橋に沿って平和島まで登る上り線路、右:仮高架橋に沿って傾斜の高度を増した上り線路0410)
上り線の高架化開通時には本線傾斜高架橋上の在来線線路は、仮上り線高架橋上の線路と切替する必要があります。その切替点の位置では両者の高さが同一で、双方の線路を交じ合わさせるためには一定の間隔の平行した部分が必要となります。しかし、高架橋築造の地形の関係上、この平行を必要とする間隔の部分の在来線高架橋は、傾斜して降りはじめる箇所となっています。
仮高架橋線路と在来線路の合流箇所(左・中:仮高架橋線路と合流には在来線路の桁上げを要す0410、右:平和島側から見た仮高架橋線路と在来線路の合流箇所0404)
したがって、5月16日の高架開通時には、終電後から始発電車の開通時間までの間に線路の切替のため、在来上り線路の平行走行部分の傾斜高架橋梁桁部をかさ上げする工事が必要となります。在来線傾斜高架橋は上下線一体構造の高架橋梁桁で、下り線側の橋梁桁は切り離してそのままとする必要があります。4月3日に見ると、在来線傾斜高架橋梁桁のジャッキアップを行う工事準備と見られる作業が行われており、また10日には工事資材の搬入が行われていました。
仮上り線高架橋と上り傾斜高架橋の合流点(左:仮上り線高架橋線路の切替工事準備作業0403、中:仮上り線高架橋線路の切替工事材料の搬入0410、右:仮上り線高架橋と上り線傾斜高架橋)
高架化線路切替の工事条件は厳しく、当日は100名程度の作業員が団結して工事を行うものと交わされており、上り線開通時までの短時間での大変な工事となります。同10日には、100名の作業員の作業をスムースに行うためと思われる準備の工事も作業現場近くで見られました。
線路切替の準備工事(左・中・右写真拡大)
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・毎月1日付けのIndexには、前月の目次を掲載しております(4月分掲Indexへ)
・カテゴリー別Index 大森町界隈あれこれ 京浜急行関連総目次2010年前Ⅱ期版、2010年前期版、2009年後期版、2009年中Ⅱ期版、2009年中期版、2009年前期版、2008年後期版、2008年中期版、2008年前期版、2006・2007年版 へ
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各工区では5月16日の高架上り線開通を目指して、追い込みの工事が行われています。
第1工区高架化開通工事
上り線高架駅橋の階段工事は3月17日に見ると、階段幅の半分幅部分に階段の踏み板が付けられていました。
上り線高架駅橋階段工事(左・中・下0317写真拡大)
また、旧ナンカ堂に接していた駅舎棟の壁面取付工事が3月下旬から行われ、同26日には駐輪場と高架橋の間では、臨時改札口を挟んだ両側で上り線階段への歩行通路舎築造の柱が立てられていました。
階段への歩行通路舎の築造が進む1(左:旧ナンカ堂面の外壁工事と歩行通路の築造が進む、中:臨時改札口南側の歩行通路用柱の建立0326、右:臨時改札口北側の歩行通路用柱の建立0401)
4月1日に見ると歩行者通路舎の屋根の桁柱が組まれ、仮通路舎の築造が進展しています。
階段への歩行通路舎の築造が進む2(左[0401]・中[0406]・右[0409]写真拡大)
同10日には駅舎棟の壁面の取付が完了して工事用覆いが外されました。また、臨時改札口北側の仮通路舎の先の階段の前の場所では、通路舎屋根の位置を駅舎棟壁面に合わせて高く作られるようです。
上り線高架駅斜棟の工事が進む(左:駅舎棟壁面の取付が完了し工事用覆いがとれる、中・右:背が高い階段前の通路舎0410)
・仮上り線開通には難工事が待つ
第1工区では仮上り線の開通のためには、平和島第5踏切北側の地上位置から平和島ガードの高架橋までは、在来本線は傾斜高架橋になっていますので、この区間では本線の上部に高架橋の築造ができません。したがって、上り線高架化の開通時には、同踏切北側の高架橋からは築造した仮上り線高架橋を使用して運行が行われます。
平和島第5踏切から平和島まで傾斜高架で登る在来本線(左:平和島第5踏切北側高架橋下の在来本線線路、中:仮高架橋に沿って平和島まで登る上り線路、右:仮高架橋に沿って傾斜の高度を増した上り線路0410)
上り線の高架化開通時には本線傾斜高架橋上の在来線線路は、仮上り線高架橋上の線路と切替する必要があります。その切替点の位置では両者の高さが同一で、双方の線路を交じ合わさせるためには一定の間隔の平行した部分が必要となります。しかし、高架橋築造の地形の関係上、この平行を必要とする間隔の部分の在来線高架橋は、傾斜して降りはじめる箇所となっています。
仮高架橋線路と在来線路の合流箇所(左・中:仮高架橋線路と合流には在来線路の桁上げを要す0410、右:平和島側から見た仮高架橋線路と在来線路の合流箇所0404)
したがって、5月16日の高架開通時には、終電後から始発電車の開通時間までの間に線路の切替のため、在来上り線路の平行走行部分の傾斜高架橋梁桁部をかさ上げする工事が必要となります。在来線傾斜高架橋は上下線一体構造の高架橋梁桁で、下り線側の橋梁桁は切り離してそのままとする必要があります。4月3日に見ると、在来線傾斜高架橋梁桁のジャッキアップを行う工事準備と見られる作業が行われており、また10日には工事資材の搬入が行われていました。
仮上り線高架橋と上り傾斜高架橋の合流点(左:仮上り線高架橋線路の切替工事準備作業0403、中:仮上り線高架橋線路の切替工事材料の搬入0410、右:仮上り線高架橋と上り線傾斜高架橋)
高架化線路切替の工事条件は厳しく、当日は100名程度の作業員が団結して工事を行うものと交わされており、上り線開通時までの短時間での大変な工事となります。同10日には、100名の作業員の作業をスムースに行うためと思われる準備の工事も作業現場近くで見られました。
線路切替の準備工事(左・中・右写真拡大)
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