今年はレースも練習もロードに相当のウエイトを置き、走力アップに務めてきた。山は走らなかったけど「坂路調教」と称して坂は上りも下りもかなり攻めてきた。スピードを持続する力を蓄えることに集中してきた。その成果ははっきりと記録に表れ、この歳になって大きな自信をつかみ取っていた。
ハセツネが自分の中でメインイベントとしてすっかり定着して何年も経過。決してなめてかかっているつもりはないけど、慢心がなかったかと突きつけられれば・・・少し言葉に詰まるようかもしれない。
でも、1週間前からは完全禁酒。余計な夜更かしをせずにひたすら睡眠時間を確保。ウエイトコントロールぎりぎりセーフ。直近まで気持ちは盛り上がって来なかったが、あとは本番で過去に例を見ないほどの集中力を発揮できるはずだと目を閉じてイメージしていた。
「SURPRISE 55」と称して達成したグランドスラムは実はいつの間にかすり替わった目標だった。そう、「SURPRISE 55」のオリジナルな目標はハセツネ・サブ10だったのだ。忘れちゃいない。自分にとっては相当にハイレベルな望みだ。年齢的にもチャンスはもうそうはやって来ない。時を逃してはならない。行ける時に行け。けりをつけてこい。そんな言葉がグルグルととぐろを巻いていた。そして最後に必ず頭の中の我がつぶやく、今年の自分ならやれる。
そういう想いとは裏腹に準備は甘く、直前にジタバタだ。そんな甘さも過去12回の「経験」とやらが一掃。思い切ってウエアも替えたことで、前日には一気に「ハセツネ」がやって来た。ハリマネに宣言する。11時前には帰って来ると。
・・・って、思いっきり気取って書いていたら、もうじき日付が変わってしまう。シンデレラハリ天、ベッドに入らなければ・・・
レース中、前後したn川さん(あきるの陸協)とも、ハリ天さん今年キてますよね、って話してたんですよ。
それがまさか、そんなことになってるなんて・・。
そんなアクシデントの中でも完走、違う角度でスゴさを見せつけられました><
フル、ウルトラ、富士山で満足するなよって言い聞かせていましたが、ちょっと想いが足らなかったようです。「まさか」という魔の手に襲われてしまいました。今年は久々に行けると実感していた序盤だったんですけどね。せめてゴールに辿り着くだけで精一杯となってしまいました^^;
n川さんのポテンシャルもすごいですよ。グイグイと伸びています。もちろんいわすさんも。
流石の走りだったようですね。
ボクも3年前の北タンとハセツネでハイドレ、パンクしました。
ハセツネでは入山峠から2キロ行った位でパンクして半分ほど漏れたハイドレをザックからひっぱりだし夜間は右手にライト、左手にハイドレを持ってゴールまで突き進みました。
体は脱水状態、握ったハイドレで指先がしびれ、腕が筋肉痛になった記憶があります。その時は心が折れそうになりました。
ですのでハリ天さんのお気持ちよ~く解ります。がボクも止める勇気、持ってません。
怪我じゃあない、ゴールで待ってる人がいる、と突き進みます?よね。
ボクは2年連続いわすさんにちぎられました(^_^;)。
ハイドレが破れるなんて1ミリも考えたことがなかったけど、かなりの確率であるもんなんですねぇ。ハイドレを手に持ってのハセツネかぁ。すでにナーガさん経験済みだったとは恐れ入りました。
で、やっぱりナーガさんも同類項らしき。止めないのが一番楽な選択肢でした。いわすさんとの連続バトル、お見事です。