波と狛のつれづれ日記

日本スピッツ波と狛と、ときどき箔

信州のワンコ寺・光前寺(信州紀行その1)

2021-10-16 01:11:32 | お出かけ

こんばんは、白黒茶々です。

私は昨年の夏から、を伴って信州(長野県)のお城などをめぐる計画を立てていたのですけど、コロナや悪天候に阻まれて2度も頓挫し、実行することができませんでした。 それが今秋になってから、ようやく実現できる運びとなりました。 その計画は当初のものより多少は練り直したとはいっても、欲張りコースに変わりはないので、ムリなくソツなく行動しなければなりません。

そうしているうちに、いよいよその当日となりました。 土曜日の夜の10時に家を出て、帰ってくるのは2日後の同じぐらいの時間になる予定。 夜立ちはスキーに行く際にやっているので慣れているのですけど、山道を経て南信(信州の南部)の飯田市方面を目指すところもスキーとほぼ同じですね。 出発してから1時間半ほどで………

愛知県設楽町に今春新設されたばかりの道の駅したらに行き着きました。 それにしても、かなりモヤっていますね。 こちらで少し休憩したら、(設楽で休憩したらって)引き続き山越えをしますよ
私たちは豊田市の山間部から長野県根羽村、阿智村を通って飯田市に入り、さらに飯田山本IC(インターチェンジ)からは長野自動車道に乗っていきました。 そして、家を出てから4時間半ほどとなる………

午前2時32分に、駒ケ岳SA(サービスエリア)にたどり着きました。 あとはこちらで車中泊をしながら夜が明けるのを待つだけです。

とはいっても、あっという間に翌朝となりました。 駒ヶ岳に雲がかかっていますけど朝から晴れていて、この日は絶好の行楽日和となりました。

私たちはまずはSA内にあるドッグランに入りました。

そういえば、波と狛をドッグランに連れてくるのは、前回の渚園での犬キャン△に引き続いていますね。 その中で開放感を味わった彼女らは、嬉しそうでした。 朝散歩に代わる運動を終えたら………

ブラッシングで身だしなみを整えてから、朝ご飯となります。 波と狛が食べ終わったら………

今度は私の番となります。 ちなみにこの朝の献立は、豚汁とろろ定食(670円)。 さらに和洋関係なく、SA内のコンビニコーヒー(100円)もチョイスしました それらで朝の活力を注入した私は、駒ヶ根ICから程近いところにあって、この日最初の目的地となる………

光前寺に向かいました。 ちなみに後方に見えるのは、仁王門にございます。 こちらのお寺は、貞観2年(860年)に本聖上人によって開山されたと云われています。 以後は幾度の戦火で堂宇が焼かれたりしたのですけど、その都度再建されて、今日に至ります。 それから山号は宝積山といい、宗派は天台宗であります。といったところで、今からその境内の散策と参拝に向かいますよ

仁王門を潜ると、真っ直ぐに参道が続いていました。 参拝時間が始まって間もないこともあって、境内は静寂な空気に包まれています。

さらにその脇には、苔で被われた古道 こちらのお寺は杉の林の中にあって夏場でも涼しく、苔もいい具合に自生しています。

間もなくして、私たちは三門に差し掛かりました。 ちなみにこちらの建物は、嘉永元年(1848年)に再建されたものです。 さらにその先には………

嘉永4年(1851年)に再建された本堂が聳えています。 そうしたら、波と狛にはちょっとの間外で待っていてもらって、私はこちらを参拝いたします。 その内陣のあたりは撮影禁止なのですけど………

軒下に安置されている霊犬・早太郎の木像は撮ってもいいそうです。 私の準地元にも同一犬物の銅像があるのですけど、そちらよりは劇画調というか………

「ゆるキャン△」の志摩リンもこちらを訪れた際に彼の像を見て「厳(いか)つい系だったか」という印象を持ちました。 といったトコで、このお寺に伝わる早太郎の話をさせていただきます。
昔、光前寺では早太郎という強い山犬が飼われていました。 その頃、遠く離れた遠江の見付(今の静岡県磐田市)の矢奈比賣神社のあたりには老ヒヒの怪物が現れ、そいつを鎮めるために村の娘が人身御供(生け贄)に差し出されていました。 やがて、その老ヒヒに太刀打ちできるのは早太郎しかいない!という話になり、彼はそのオファーを受けることに。 遠征先では「悉平太郎」という名で呼ばれた早太郎。激闘の末に、見事その怪物を退治しました。 しかし、その際に負った手傷がもとになって、光前寺に帰還して間もなく住職の腕の中で息を引き取ってしまいました。

早太郎のお墓は、本堂のすぐ近くにあります。 まずはみんなで手を合わせておきましょう。

こちらも苔むしていて、歴史と彼の功績の重みを感じます。 磐田市のほうには、悉平太郎(早太郎)を祀った霊犬神社がありますね。私たちは数週間前にそちらに行ってきたこともあって、早太郎をより身近に感じました。

さらにこちらの境内には、最近修理を終えたばかりの三重塔が聳えています。 文化5年(1808年)に再建されたもので、高さは約17m。杮葺(こけらぶき)の屋根と白木の壁のこの建物は、緑豊かな杉林の中にうまく溶け込んでいますね。 それから、三重塔としては南信では唯一とのことです。

あと、苔でまわりの緑と同化しかけていてわかりにくいのですけど、早太郎の石像があったので、ワンコどうしで写真を撮っておきました。 光前寺の見学は以上で終わりなのですけど………

志摩リンが買って(飼って?)いった早太郎みくじを忘れてはいけません

嗚呼、漫画と同じようにみんなしてこちらを見ている~ わかった、私が全員連れて帰りましょう
※全部買い取ったら、おみくじにならないのでは?(編集部注)
光前寺はワンコにも優しく、霊犬・早太郎も祀られているので、一度は愛犬と一緒に訪れたい場所でもあります。 また、「ゆるキャン△」ファンとしても以前から気になっていて、今回ようやく念願を叶えることができました。 とはいっても、今回の信州の名所旧跡めぐりはまだ始まったばかり。 私たちは再び長野自動車道に乗っていき………

諏訪湖SAに降り立ちました。 向こうに見えているのは言うまでもなく諏訪湖です。 場面がガラッと変わったので、次回はこちら方面のスポットを訪れます。


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