波と狛のつれづれ日記

日本スピッツ波と狛と、ときどき箔

納涼?高校野球

2024-08-07 02:21:07 | 野球ネタ

こんばんは、白黒茶々です。

甲子園球場が開場してから、今年でちょうど100年となります。 大正13年(1924年)の8月1日に、第10回全国中等学校優勝野球大会(現在の全国高等学校野球選手権大会)が開催され、その開幕戦で静岡中学(今の静岡高校)と北海中学(同・北海高校)が出来たばかりの甲子園大運動場(同・甲子園球場)で対戦しました。 その試合では、我らが静岡県代表の静岡中学が甲子園で初得点を挙げたり初ホームランを打ったりして、4点を先制 ところがその後逆転され、4対5で敗れてしまいました。 静岡中学は、甲子園での初負けチームにもなってしまったのですね。 それから100年の時を経た今年の夏に………

私は前回の日記のラストから静岡鉄道の列車に乗って、高校野球の地方大会の1回戦がおこなわれる県営草薙球場に向かっています。 ここに至るまでの過程を話すと長くなるのですけど、波狛日記では年に1度の高校野球回になりそうなので、包み隠さず(?)語らせていただきます。
「ワンコと一緒に野球観戦なるか?」でも触れたのですけど、私の母校の新居高校は部員不足にあえいでいて、今春までは他の学校と合同チームを組んだりしていました。 それが今年は1年生の部員がたくさん入ったおかげで、単独で夏の大会に挑めるようになりました。 そんな彼らにスタンドから声援を送りたい なので、私が絶対に休みを取れない土曜日の試合だけは避けてくれ ………と、あれほど言っておいた(?)のに、新居高校は7月6日の土曜日のクジを引いてしまいました。 それならば、まだ梅雨が明けていないので、雨で日程がズレることを願ったのですけど、それも叶いませんでした。 そうしているうちに、新居高校の出番の日となりました。

対する相手は掛川工業高校。春は県大会で1勝を挙げたので、そこそこ強いです。 一方の新居高校は1、2年生だけの若いチームで、経験も実績も浅いことは否めません。 昨年までは私のもとにはメール情報のようなものでスコアだけが配信されたのですけど、今ではスマホで試合の途中経過を知ることができるのですよね。 さらに………

ライブ中継を観ることもできるのですよ 私はその日は外での作業が多かったこともあって、仕事の合間にその試合を見守りました。

実力の差があることはやむを得ないのですけど、新居高校のピッチャーは3回に入ってからストライクが入らなくなり、暴投も連発して大乱調に。 野手もエラーをしてしまい、なかなか1つのアウトが取れませんでした。 ピッチャーを代えてもその状況は変わらず………

自滅に近い形で、0対23の5回コールドで敗れてしまいました。 こちらはヒットはおろか四死球で出塁することもできなかったので、完全試合に匹敵する完敗です。 決して勝つことだけが全てではないのですけど……… それでも、そのような試合でも、観に行きたかったです。 苦言を承知で言わせていただくと、今彼らはドン底にいます。 それでも、ここからです この苦い経験を糧にして、練習や実戦経験を積み上げていって、這い上がっていってください

………なんてことを回想しているうちに、私は草薙球場に行き着きました。 私の本命だった母校の試合は終わって負けてしまったので、代わりに応援したい欲を満たしてくれる学校を探していった結果………

息子のたつぴの母校でもある、浜松大平台高校に行き着きました この学校なら愛着もあって、私は以前に何回か応援に行ったこともありますし、校歌も覚えていて歌えますし。 今夏からデザインを一新したユニホームも、見てみたいですし。 しかし、当の本人のたつぴは「オレが草薙球場で好きなチームを応援すると、負けるから」と、ジンクスを気にして来ませんでした。
その大平台高校の出番は第3試合で、14時半に開始する予定となっていました。 それでもせっかくなので、その前におこなわれる第2試合から観るつもりでいたのですけど………

第1試合が長引いていて、第2試合の開始予定時刻になってもまだ続いていました。 それでも、私はバックネット裏の庇のあるスタンドで、その試合が終わるのを待ちました。

予定より1時間ほど遅れて、第2試合は始まりました。 この試合はどちらかの応援スタンドで観るつもりでいたのですけど、写真を撮るためにちょっとスタンドを移動しただけで暑さで汗が噴き出しました。 この日、草薙球場がある静岡市駿河区では、全国一の暑さとなる40℃を記録 「命の危険に関わる」とまで言われたので、終わるまで庇の下の涼しい席で見守ることにしました。 ところが、この試合も点の取り合いで長引き………

大平台高校の出番は、2時間遅れの16時半からとなりました。 ちなみに対戦相手は、静岡北高校 静岡市内にある私立の共学校であります。

この試合は、メガホンを借りて応援しますよ 大平台高校の応援スタンドは1塁側。 3塁側の静岡北高校の応援席が西日の直撃を受けているのに対して、こちらは日が陰っているおかげで最初から涼しいです。

大平台の先発投手は石塚君で始まったこの試合。 1回の表に静岡北はいきなり1点を先制し、さらに2回にも1点を追加ました。  石塚君の調子が悪かったのでしょうか?それとも静岡北の打者に合っていたのでしょうか? 彼は3回までに4点を失って降板。 代わってマウンドには、1年生の小岩君が上がりました。

一方の静岡北の先発投手は兼子君 大平台の打線も彼に喰らい付き、4対5まで追い上げて5回を終えました。

やがてまわりは暗くなっていき、ナイター照明が点灯されて高校野球はナイターへと突入していきました。 それに伴って線審2人が追加され、審判は6人となりました。 この頃には昼間の暑さとはうって変わって、むしろ涼しいぐらいでした。 私は長年高校野球を観てきたのですけど、このような試合は初めてです。

そのような中の7回裏に大平台は1点を取って、5対5の同点となりました 小岩君の好投もあって、流れは大平台のほうにあったのですけど………

9回表に小岩君は静岡北打線に掴まり、4失点。 反撃も及ばず、5対9で敗れてしまいました。

たつぴには試合の経過をメールで知らせていたのですけど、結果報告の前にこの画像を送ったら「こっちに並んでるってことは… (´꒪⌓꒪) (原文ママ)」負けたことを察したみたいです。 大平台の選手たちがベンチの前に並び、勝った静岡北が校歌を歌っているのを見ているので。
浜松大平台高校も初戦で負けてしまいましたけど、最後まで観ている方も手に汗握る素晴らしい試合でした。 1年生ピッチャーの小岩君の今後の活躍も、楽しみですし。 それと、試合の中身は熱かったのですけど、体感温度は最初から最後まで涼しかったです。 今回は怪我の功名でしたけど、ナイター設備のある球場なら暑さ対策で夕方から試合をやるのもアリかと思いました。 帰りが遅くなるという難点があるものの、このようなご時世なので、高野連さんは是非ご検討くださいませ。



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