波と狛のつれづれ日記

日本スピッツ波と狛と、ときどき箔

疾きこと波の如し!?

2014-10-15 00:01:09 | ワンコ
こんばんは、白黒茶々です。
以前にも何回か登場したのですけど、白黒茶々家の裏側には塀や柵に囲まれた、箔専用のフリースペースがありました。 そこは彼が運動をしたり排泄をしたりするのに使えるので、すぐに散歩に行けないときなどには重宝していました。これを、私は「箔庭」と呼んでいました。 もちろん、我が家に新入りしてきた波もその中に放してあげたのですけど………

なんと彼女は、わずかな隙間から抜け出し、外に出てきてしまったのです。 箔庭敗れたり。このまま脱走した波が表の道路に飛び出したりしたら、事故に遭う危険があります。 そうなることが恐くて、私は彼女を箔庭に入れられなくなってしまいました。



それでも、最近になって「箔庭補強策」が施行され、朽ちかけた木柵を頑丈なものに交換したり、以前波が抜け出した隙間をコンクリートのブロックでふさいだりしました。 その結果………



1時間経っても2時間経っても、波はそこから脱出することはありませんでした。抜け出したあの頃より体が大きくなったということもあるのですけど、作戦は大成功です。 波ちゃ、敗れたりです。彼女も放せるようになったので、私はその日からその空間を「箔波庭」と改名することにしました。 ちなみに、彼らの移住スペースとなるケージがある部屋は「箔波部屋」といいます。………なんか、相撲部屋を思わせるような名前になってしまいましたね。 箔波親方なんてのも、出てきそうですし。じゃ、じゃあ「コーティング・ウェーブ・ルーム」にすれば………
※白黒茶々さん、落ち着いてください!それから、箔君と波ちゃんの名前までムリヤリ英語にしないでくださいよ。(編集部注)



箔と波は、夕方から私が帰宅する時間にかけて、その庭で過ごすようになりました。 それによって、波がケージの中で出した○ンコを踏み散らかす恐れが大幅に減ったので、私は安心して帰路に就けるようになりました。
私が家に戻ると、彼らはその庭から満面の笑顔で出迎えてくれるのですよ。 そこから夕方の散歩に連れ出すのですけど、外側の木柵を開けると、2頭一緒に出てこようとするので、注意が必要です。

そんな秋が深まりつつある、ある日のことです。私が帰宅した頃にはすでに日が沈んでいて、かなり暗くなっていました。 そのような中で、いつものように箔波庭から箔と波を散歩に連れ出すようにしました。その際には、まずどちらか1頭にリードを付けてから、もう1頭にも対応しなければなりません。 そうしたら、イキのいい波から………

………とやろうとしたら、私の手元をスルリと抜け出して脱走してしまいましたよ 彼女は脱走欲が強いので、こうなったらすぐに捕まえなければなりません



「こら~ なみ、まて~ 」と私が叫んでも、悟空の「やっ、やめろ フリーザーーーッ!!!!!」という制止を振り切って、クリリンを爆殺したフリーザ同様、彼女は止まりませんでした。 (※『ドラゴンボール』より出典)



しかも、とんでもなく速いではありませんか 暗闇を切り裂くように激走する、白い物体。 それは、一昨年の初夏の頃に所沢航空記念公園のドッグランでユキちゃんが弾丸のように走っていたあの姿を彷彿させるほどでした。「犬って、こんなに速く走れるんだな」
………なんて感心している場合ではありません。 調子に乗った波は、その勢いのまま車道に飛び出していったのです。

「うわぁ~~~!なみぃ~~~!」

交通量が多くて、すぐに死に繋がるほど危険なところなのですけど、そのときは運よく車は1台も走っていませんでした。それだけではなく、私の雄叫びにビビッたのでしょうか?なんと彼女は走る方向を変えて、こちらに向かってきたのですよ。 こうなったら、絶対に捕まえてやる がばっ このこの………

このようにして、今回の大捕物劇はなんとか無事に終わりました。 そういえば、半開きの柵の中でほったらかしになっていた箔は……… よかった、まだそこにいましたよ。 彼には脱走欲はあまりなく、私がうっかりリードを離しても、逃げたりしないので大丈夫なのです。

今回の件は、これにて一件落着 ………と思いきや、そのとき自宅の二階にいたたつぴは「波、脱走したの?」と聞いてきました。私の叫び声が、そんなところにまで届いていたなんて。 こうなったら、彼女には「やんちゃ娘」を超える称号を与えなければなりませんね。

その翌日には、道路愛護がありました。 いわゆる道路脇に生えている草を多人数で刈っていく作業なのですけど、それは地域の住民が顔を合わせる機会でもあります。もちろん、私もその奉仕活動に勤しみましたよ。
そこで行き逢ったお隣のMさんは「昨日は、犬は無事に捕まった?」と聞いてきたのです。「っ 」そこまで筒抜けだったなんて……… 「あのときは、もうダメかと思いましたよ、あはは、あははは………」そのとき私は、いろんな意味で絶対に波を逃がしてはいけないと、強く心に誓いました。



今回の騒動で、改めて波の身体能力の強さが証明されました。 また、彼女のイタズラ心の強さも。それからそれ以来、私は箔波庭から彼女を出す際には、直接外からではなく、そこに面している母屋を経るようにしました。それによって、波の脱走は皆無に。波ちゃ、今度はその力をドッグランの中で見せてくださいね。


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コメント (14)
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