こんばんは、白黒茶々です。
今回は最初から、前回行方不明になった猫の京(茶トラのメス、11ヵ月)を探しています。 京ちゃ、頼むから帰ってきてくれ~~~
とはいっても、彼女には目印となるチップようなものは埋め込まれていなくて、連絡先を記した首輪の類も身に付けていません。こうなったら、隣近所にふれて回るだけではなく、新聞やフリーペーパーに情報提供を呼び掛ける記事を載せてもらうべきでしょうか?
いや、もし彼女が生まれ育った三重県御浜町のへげたれ妻さんの家に向けて旅立っていたら、現在の交通量からして命はないものと思わなければなりません。 嗚呼、京ちゃ……… その日の私は、仕事中でも彼女のことが気になって仕方がありませんでした。
その仕事は日が暮れる前に終わったので、私は大急ぎで自宅のほうに戻り、京の捜索を始めました。 そこで箔母さんと行き合ったのですけど、彼女は「京ちゃ、いたよ」と言うではありませんか 「ええっ 」
すごく心配して情けない顔だったのが、私の一言で一気に安堵の表情になって、ぷふっ………
※今のは、箔母さんの心のつぶやきです。(編集部注)
箔母さんの証言によると………
彼女が家のまわりを探していたら、近所をテリトリーにしている野良猫と行き合ったそうです。ちなみにそいつは、白と黒の模様の通称はちわれ君。彼は仲間と思われる黒猫さんや(もしかしたら、黒姉さんの親戚?)やキジトラ君らと群がっていました。そこで「ここらへんで小さい茶トラの猫を見掛けなかったかい?」と聞こうとしたら、彼らにちょっかいを出そうとする茶色い影が。 京ちゃだ
「京ちゃはその後、野良猫仲間と別れて、あそこの納屋の中に入り込んでいるから、あとはヨロシク 」捕獲のバトンは私とたつぴに渡されました。それにしても、近所の野良猫の中に溶け込んでいたなんて、京はなんちゅ~ヤツだ とにかく、連れて帰れるように頑張ります。
「ニャア~~~」箔母さんが言った通り、確かに彼女は近所の納屋の中にいましたよ。しかし、なかなか私の手の届くところには来てくれません。 「ほ~ら京ちゃ、ご飯だよ」そんな彼女のことを、たつぴは食べ物でつろうとしていたのですけど。 今、彼女は飼い猫と野良猫の境界線にいるので、そう簡単にはいかないのですよ。「すまないが、京ちゃと1対1で話をさせてくれ」日没が近付いているので、これ以上長引かせるワケにはいきません。私はイチかバチかの勝負に出ることにしました。
「京ちゃ、おいで」とはいっても、彼女との距離はなかなか縮まらないままです。だからといって強行策に出て失敗したら、京は警戒心を強めて人に寄り付かない猫になるかも知れません。なので、チャンスはたった一回だけなのです。
「京ちゃあ~~~」で、私のところに最接近したところで、ガバッ 私は彼女に掴みかかりました。「ギャオッ 」それに驚いた京は奇声をあげ、爪を立てて必死に抵抗しました。「絶対に離すもんか」それでも、私は両手に力を込めました。嫌われても構いません。必ず彼女を家に連れて帰ります。
家に強制送還されたあと、京はしばらく興奮状態でしたけど、ご飯をあげたら貪(むさぼ)るように食べていました。 家出中は食べ物にありつけなかったのでしょうか?腹ごしらえが済むと、今度は彼女はトイレに駆け込み、排出しまくっていました。野グ○のほうも、気が引けてできなかったのでしょうか?
今回の一件でさすがに懲りたのでしょうか?それ以来、京は脱走を試みるようなことはしなくなりました。それでも、何かのきっかけでまた彼女の冒険心に火がつくかも知れません。猫は学習する生き物なのでしょうか?それとも、自分に都合の悪いことは忘れるヤツでしょうか?私にはわかりませんけど、これからは京に「スキあり 」と言わせないように心掛けるようにします。
京が完全に野生化していなくて、ホッとされた方は、こちらに投票してやってください。
今回は最初から、前回行方不明になった猫の京(茶トラのメス、11ヵ月)を探しています。 京ちゃ、頼むから帰ってきてくれ~~~
とはいっても、彼女には目印となるチップようなものは埋め込まれていなくて、連絡先を記した首輪の類も身に付けていません。こうなったら、隣近所にふれて回るだけではなく、新聞やフリーペーパーに情報提供を呼び掛ける記事を載せてもらうべきでしょうか?
いや、もし彼女が生まれ育った三重県御浜町のへげたれ妻さんの家に向けて旅立っていたら、現在の交通量からして命はないものと思わなければなりません。 嗚呼、京ちゃ……… その日の私は、仕事中でも彼女のことが気になって仕方がありませんでした。
その仕事は日が暮れる前に終わったので、私は大急ぎで自宅のほうに戻り、京の捜索を始めました。 そこで箔母さんと行き合ったのですけど、彼女は「京ちゃ、いたよ」と言うではありませんか 「ええっ 」
すごく心配して情けない顔だったのが、私の一言で一気に安堵の表情になって、ぷふっ………
※今のは、箔母さんの心のつぶやきです。(編集部注)
箔母さんの証言によると………
彼女が家のまわりを探していたら、近所をテリトリーにしている野良猫と行き合ったそうです。ちなみにそいつは、白と黒の模様の通称はちわれ君。彼は仲間と思われる黒猫さんや(もしかしたら、黒姉さんの親戚?)やキジトラ君らと群がっていました。そこで「ここらへんで小さい茶トラの猫を見掛けなかったかい?」と聞こうとしたら、彼らにちょっかいを出そうとする茶色い影が。 京ちゃだ
「京ちゃはその後、野良猫仲間と別れて、あそこの納屋の中に入り込んでいるから、あとはヨロシク 」捕獲のバトンは私とたつぴに渡されました。それにしても、近所の野良猫の中に溶け込んでいたなんて、京はなんちゅ~ヤツだ とにかく、連れて帰れるように頑張ります。
「ニャア~~~」箔母さんが言った通り、確かに彼女は近所の納屋の中にいましたよ。しかし、なかなか私の手の届くところには来てくれません。 「ほ~ら京ちゃ、ご飯だよ」そんな彼女のことを、たつぴは食べ物でつろうとしていたのですけど。 今、彼女は飼い猫と野良猫の境界線にいるので、そう簡単にはいかないのですよ。「すまないが、京ちゃと1対1で話をさせてくれ」日没が近付いているので、これ以上長引かせるワケにはいきません。私はイチかバチかの勝負に出ることにしました。
「京ちゃ、おいで」とはいっても、彼女との距離はなかなか縮まらないままです。だからといって強行策に出て失敗したら、京は警戒心を強めて人に寄り付かない猫になるかも知れません。なので、チャンスはたった一回だけなのです。
「京ちゃあ~~~」で、私のところに最接近したところで、ガバッ 私は彼女に掴みかかりました。「ギャオッ 」それに驚いた京は奇声をあげ、爪を立てて必死に抵抗しました。「絶対に離すもんか」それでも、私は両手に力を込めました。嫌われても構いません。必ず彼女を家に連れて帰ります。
家に強制送還されたあと、京はしばらく興奮状態でしたけど、ご飯をあげたら貪(むさぼ)るように食べていました。 家出中は食べ物にありつけなかったのでしょうか?腹ごしらえが済むと、今度は彼女はトイレに駆け込み、排出しまくっていました。野グ○のほうも、気が引けてできなかったのでしょうか?
今回の一件でさすがに懲りたのでしょうか?それ以来、京は脱走を試みるようなことはしなくなりました。それでも、何かのきっかけでまた彼女の冒険心に火がつくかも知れません。猫は学習する生き物なのでしょうか?それとも、自分に都合の悪いことは忘れるヤツでしょうか?私にはわかりませんけど、これからは京に「スキあり 」と言わせないように心掛けるようにします。
京が完全に野生化していなくて、ホッとされた方は、こちらに投票してやってください。