波と狛のつれづれ日記

日本スピッツ波と狛と、ときどき箔

北の勇者、ナゴヤドームに来たる

2012-06-16 00:01:25 | 野球ネタ
こんばんは、箔ですワン。
先々週先週と、おれっちはお出かけが続いて、今週はどんなところに連れていってもらえるのか~ と思っていたら、なんとお留守番でした。



お父さんたちは年に一度のプロ野球観戦をしに名古屋に行っているのですけど、そちらの様子はどうですか?~なのだ。


はい、白黒茶々です。
私たちは名古屋市にあるナゴヤドームに来ています。 現在、プロ野球は交流戦(セ・リーグとパ・リーグのチームが約一ヶ月間総当たりで対戦する)の真っ只中にあります。



白黒茶々家が応援している北海道日本ハムファイターズは、中日ドラゴンズと闘うために、こちらに遠征してきました。毎年一回は東海地方に来るのですけど、昨年、一昨年は休日が合わなかったこともあって、私たちがハム目当てにナゴヤドームを訪れるのは、3年ぶりとなります。 しかも、昨年まで直接観戦した試合は3連敗しているので、今年こそ勝つところを見たいと、闘志をメラメラと燃やしつつ、ドームに入るところなのですけど………

読者の皆さんによりリアルにプロ野球観戦の雰囲気を感じてもらうためにも、話をドームに向かう地下鉄にまでさかのぼらせていただきます。 ナゴヤドームに行くには、在来線の金山駅から地下鉄に乗り換えます。その車内で席を確保して座っていたら、私の隣にいたたつぴが突然立ち上がり、真ん前に立っていた老夫婦に代わりに座るように促していました。しまった、私のほうが率先して譲らなければいけないところなのに……… というより、普段からそのようなことを自然とできていたかどうか。
しかし、彼らは「いいよ、そのまま座ってて 」と、遠慮していました。それでも、そのことをきっかけにして、彼らと話をするようになりました。「ナゴヤドームに行くってことは、やっぱり中日の応援?」「いえ、日本ハムのほうです」「ええっ、そうなの~」なんと、彼らもハム側だったのです。 それだけではなく、その老夫婦はその球団の大野将太選手の叔父と叔母で、その日は彼に招待されて来たそうです。また、彼のサインが書かれた応援バットも見せてもらいました。ちなみに大野選手はキャッチャーです。今季のその守備位置はほとんど鶴岡選手が担っているのですけど、その日は大野選手の出番はあるのでしょうか?



金山駅を出てから約20分で、私たちの乗った地下鉄はナゴヤドーム前矢田駅に到着しました。 あとはナゴヤドームを目指して、ひたすら歩いていくのですけど………



そこに至るまでは、ドラゴンズの栄光の歴史と、選手の顔写真のパネルが連なっているドラゴンズロードを通らなければなりません。 ドームに向かう人の大半は、中日球団のユニフォームや応援グッズを身に付けているのですけど、その中に数少ないハムの同志を見かけたら、広い荒野で仲間と逢えたような感動を覚えます。



ドラゴンズロードを抜け、地上に上がっていき、連絡通路を進んでいったら、ナゴヤドームが見えてきましたよ ちょっと早めに着いたので、グッズショップを見たり、ハムの応援スタイルで記念撮影をしたりしましょう。 その際に撮ったのが、冒頭のあの写真なのです。その際に、なんと再びあの老夫婦と逢ったのですよ。この日の試合のラッキーボーイは、大野選手になるかも



ナゴヤドームは全席が指定席なので、席取り競争をすることなく、気楽な気持ちで入ることができます。 荷物チェックを済ませ、スタンドに座ったら………



売店で買ってきたみそかつ丼でも食べながら、試合が始まるのを待つことにしましょう。 これは、信州のソースカツ丼が名古屋名物のみそかつになったような感じで、御飯の上に刻みキャベツと甘辛い味噌だれのかかった豚カツが乗っていて、あまりの美味しさに箸が進みます。

そのうち「1番ライト糸井、2番サード小谷野、………」日本ハムのスタメン(スターティングメンバー)の発表がありました。そうそう、この日のキャッチャーは?「8番キャッチャー大野」でした。 「おおっ 」あの老夫婦も、彼の勇姿を見ることができてよかったですね。



私たちは、ハムファンが集まる外野ビジター席を陣取りました。観客の比率からすると圧倒的に少ないのですけど、そのような中で同志と一緒に応援すると、一体感が生まれていいですね



箔母さんとたつぴも、気合い入れて応援しています。さて、試合のほうですけど………
※野球にあまり興味のない方は、ここから先は飛ばしてお読みくださいませ。(編集部注)



ドラゴンズは小笠原、ファイターズは武田勝の先発で始まったこの試合は白熱した投手戦となり、両チーム無得点のまま7回を迎えました。



その間に、球団のマスコットキャラクターのB☆Bがスタンドにやって来て、子供だけではなく大人も大騒ぎするという一幕も。



たつぴがサイン帳片手にB☆Bにお願いしたら、サインをもらうことができたみたいです。しかも、オリジナルカードまで付けてもらって。

試合が動いたのは7回表、まずはファイターズの先頭打者の田中賢がヒットで出塁します。次の打席に立ったのは4番の中田。彼は大きな当たりを放ち、打球はスタンドへ。先制の2ランホームラン ………のようにも見えたのですけど、ファールかも知れません。 その判定をめぐって、審判団が集まり協議を始めました。その判定によって試合が決まるといっても過言ではないので、審判の責任は重大です。ちなみに、このポールの内側ならホームラン、外側ならファールなのですけど……… なかなか判定が出ませんね。



5分経っても10分経っても試合が再開されませんでした。こうなると、判定よりもファイターズに傾きかけた試合の流れが断ち切れないか心配になってきます。そうしていたら、やっと審判からの説明がありました。「只今の判定は、打球がポールの外側に飛んだということでファールとし、ノーアウト1塁から試合を再開します」こうなったら中田、今度こそ正真正銘のホームランを……… とはいきませんでしたけど、彼はすかさずヒットを打ってくれて、ノーアウト3塁1塁と、チャンスが広がりました。



そして、打席には稲葉選手が。箔母さんは彼の大ファンなので、より熱くなっていますよ。ファイターズの応援スタンドでは、得点圏にランナーがいるときに稲葉選手の出番があったときに起きる「稲葉ジャンプ」が始まりました。 頼むぞ、稲葉 しかし、彼はあえなく三振。 そうしたら、次の打者の陽(岱鋼)選手に期待するしかありません。



その陽選手は犠牲フライを打ち、これによってファイターズが1点先制 ハムスタンドは大いに盛り上がりました。 試合の終盤に勝ち越したら、今のファイターズ投手陣をもってすれば、もう勝ったも同然です。7回裏にピンチの場面がありつつもなんとかしのぎ、試合は9回裏へ。

この回、マウンドにはファイターズの守護神、武田久が立ちました。久、しっかり抑えてくれよ~
しかし、ドラゴンズの先頭バッターの荒木にフォアボールを与え、続く大島にはヒットを打たれてしまいます。3番和田は三振にうち取ったものの、4番ブランコにヒットで繋がれ、1アウト満塁のピンチに。



ここで井端に打席が回ってきました。ライトスタンドを中心に、ドラゴンズの応援席は大いに盛り上がっているのですけど……… 「ヘタしたら、逆転サヨナラじゃないか」私は顔面蒼白に。 ここまできて、負けるのだけはカンベンしてもらいたいです。なぜなら、ここに来る間に箔母さんやたつぴと「今日の試合に勝ったら、これ見よがしにファイターズの応援スタイルのまま帰ろう。ただし負けたら、速攻で着替えてハムファンだと悟られないようにしなければ」なんて話をしていたからです。
息の詰まる投手戦から、終盤の点の取り合いへと試合が展開していったこともあり、観客は誰も帰りません。いや、帰れません。 そして、武田久と井端の勝負の行方は………



井端の打った打球は、ショート中島卓のもとに。絶好のダブルプレーコースですよ ボールはセカンドの田中賢に渡りホースアウト、そしてファーストの稲葉のもとに。「よぉ~~~し、勝った 」ところが、井端の足のほうが速かったみたいで、1塁はセーフに。その間に3塁ランナーの荒木がホームに入り、ついに1対1の同点に追いつかれてしまいます。 次の打者はなんとか抑えたのですけど、試合時間が長引いたこともあり、3時間半ルールが適用されてしまいました。
※3時間半ルールとは……… 節電対策のために、昨年からプロ野球の試合は3時間半を過ぎて新たなイニングに入らないという取り決めがなされたのです。(編集部注)



………なので、結局この試合は引き分けということに。「1対1なのに延長戦にならないなんて、なんちゅ~試合だ」そんな私にたつぴは「この場合は、帰りの服装はどうするの?」と聞いてきました。「ぐ……… 引き分けになることは考えていなかった」それでも、終電の時間が迫っていたので、そのままの格好で帰ることにしました。とにかく、急げ
帰りの地下鉄で席に座っていたら、こちらでもハムファンの同志に話し掛けられました。そうしたら「よかったら、これもらってください」とか言って、稲葉選手の2000本安打達成記念の限定タオルを手渡されたのです。 「い、いいんですか もらっちゃって」箔母さんのあまりの感激ぶりに気持ちをよくしたのか、さらに稲葉選手のクリアファイルまでオマケしてくださって、どこのどなたか存じませんけど、ありがとうございました。 箔母さん、ハムの格好をしていて、よかったですね。



そうそう、終電にはギリギリ間に合ったのでどうかご心配なく。 それから、この日の大野選手は得点には結びつかなかったのですけど、二塁打を打ったりしました。また、リード面も優れていましたし。
今回は引き分けということで、4年ぶりの勝利とはいきませんでした。それでも、その試合に関してあまりにいろいろなことがあり過ぎたので、私たちにとっては中身の濃い1日となりました。 御前試合での勝利は次回までの楽しみに取っておいて、今季はファイターズが優勝するように遠くから応援させていただきます。


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コメント (4)
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