波と狛のつれづれ日記

日本スピッツ波と狛と、ときどき箔

津波の恐怖

2011-03-16 00:01:07 | その他
こんばんは、白黒茶々です。
東日本大震災で被災された皆様には、心からお見舞い申し上げます。今回の地震では、テレビの映像からでも、特に津波の恐ろしさを思い知らされました。車や家が大きな波、というよりは巨大な水の壁に飲み込まれる様子は、現実とは思えないほどでした。その津波は、人々の生活の営みも情け容赦なく飲み込んでしまいました。



私の住む地域も、海岸端にあります。実はこちらのほうでも、今からおよそ300年ほど前の江戸時代中期に、大地震による津波があったのです。 山の麓に広がっていた東海道の白須賀(白すぴ)宿は、その津波によってすべての家屋が押し流され、多くの犠牲者を出してしまいました。
その後、幕府の援助などで宿場は再興するのですけど、その場所は山の上のほうに移されました。



この機会に、下の街道から上の宿場まで歩いてみることにしましょう。 箔もお供に付いてくるのですよ。



それにしても、この坂道は長くて急ですね。ハアハア……… や、やっと頂上が見えてきましたよ。そして、そこにあったものは………



無人販売のスペースです。 そこでは、近くで採れたばかりの野菜等が格安の値段で売られていました。



さらにその近くには、無料の資料館兼休息所の「おんやど白すぴ」、いや、「おんやど白須賀」があります。そのまた向こうには、たつぴの通う白すぴ小学校と、彼が来年入学する予定の中学校が聳えたっています。こんな大変な道を毎日歩いて通っているなんて……… その時、私はたつぴのことを少しエライと思いました。 ちなみにこちらの中学校の体育館は、今回の地震の際には一時避難所にもなりました。



先ほど上ってきた坂は潮見坂といいます。ただし、この坂はただキツいだけではないのですよ。



潮見坂は、安藤(歌川)広重の代表作の東海道五十三次のうちの一つで、そこから見える景色は昔から風光明媚なものとして、人気がありました。



こちらが現在の様子ですけど、道の向こうに見える水平線が反射してちょっと見ずらくなってしまいました。 ちなみに行きの時は、この眺めを背にしていたこともあり、見えませんでした。それでも、開放的なこの風景は、なかなかいいですよ。



それからもう一カ所、海がよく見えるところを載せて……… って、こちらも写りがイマイチとなってしまいました。

かつてこの地方にあった災害のことは、私は昔話のように思っていました。しかし、今回のような大規模な地震がこの地方を襲っていたら、麓の街道沿いは壊滅してしまうに違いありません。もしそのような事態になったとしても、命だけは守らなければなりません。なので地震対策は、避難経路の確認から取り掛かるようにします。


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コメント (2)
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