波と狛のつれづれ日記

日本スピッツ波と狛と、ときどき箔

上野公園場外乱闘物語

2010-03-31 00:05:57 | ワンコイベントの類
こんばんは、白黒茶々です。
前回、小太郎君、小辰君、ゆうたん、箔の4スピが集結して団体行動を始めたものの、まだ上野公園の中から出られませんでした。 今回はそんなところから始めさせていただきます。



最初に対面してから、箔と小太郎君はお互いのことが気になるみたいで、ずっと目から火花を散らしていました。 しかも、移動中もバチバチやりながら前を見ないで歩くものですから、とても動きづらかったです。 双方とも、寝ても覚めても相手のことが頭から離れないみたいで。そういうのを恋というのですよ。



それから間もなくして、国立科学博物館が見えてきました。建物そのものにも文化的な価値を感じるのですけど、それだけではありません。そこの展示物の中には、前回出てきた忠犬ハチ公と、無人の南極で一年間行き延びたジロの剥製があるのです。



そのさらに先には、旧東京音楽学校奏楽堂がありました。こちらの建物は、明治23年(1890年)に創立された日本最古の木造洋式音楽ホールであります。なかなか味のある外観で、国の重要文化財に指定されています。 そこから私たち一行は上野公園をあとにしました。



すると、間もなくして国際こども図書館が見えてきました。 こちらも古式な洋風の建物なのですけど、私はその反対側を歩いていた小太郎君のに目がいってしまい、彼のほうを撮影していました。 なので、こども図書館の写真はないのです。 その後もまだまだ順路は続きます。



私たちは今度は寛永寺に立ち寄りました。本堂として使われているこの根本中堂は、川越の喜多院から移されたものです。私はここに来るまで、寛永寺に対して、上野公園におされてかなり隅まで追いやられたイメージを持っていたのですけど、見た感じはかなり存在感のある建物ですよ。 また、その先には徳川家の廟所もあります。


(写真提供、シロダヌキさん)

また別角度のカメラには、このようなものが写されていました。テンション上がりまくりの箔に対して、冷静なゆうたんのお姿がなんともいえません。

寛永寺の程近いところに広がる谷中霊園には、徳川慶喜元将軍や鳩山一郎元首相など著名人のお墓が点在しています。そのような中で、私の目をひいたのが………



谷中五重塔の跡です。ここには関東で最も高い五重塔がそびえ立っていたのですけど、昭和32年(1957年)に、太宰治氏の死に様を真似た男女がこちらに火を放ち、心中を謀ったそうです。立派な塔になんてことを………まったく、迷惑な話です。



スピ行列は、今度は谷中銀座の商店街に突入していきました。端から見ると、白フワが続々と歩いていく姿は珍しいのでしょうか?道行く人達に「ひょっとしてスピッツですか?」とか「みんな親戚どうしですか?」とか聞かれて、内心優越感に浸ってしまいました。 親戚でもなければ、集まることはないと思われたのかも知れませんね。そう考えると、出生も住む地域も異なるスピ仲間がこのように行動を共にできるのは、奇跡に近いことです。

この沿道には美味しそうなお店やお洒落なお店が軒を連ねていて、その日も多くの人達で賑わっていました。 ちなみにそのあたりは、すでに小辰君や小太郎君の縄張りに入っているそうです。



そのうち、彼らは懇意にしている酒屋に立ち寄り、その店頭に用意された椅子に腰掛け、一杯引っ掛けていました。 あっ、私は帰りに一部運転するところがあるので、ラムネをお願いしま~す
また、ワンコのほうはお店の方にジャーキーをもらっていて、そのおかげで箔もご相伴にあやかることができ、とてもご機嫌でした。

小休止が済んだら、また歩いていくことにしましょう。 酒屋から少し進んだところには、今度はゆきさんらがオススメの肉屋がありました。 そちらの店頭では、お店のウィンナーを使ってアメリカンドックが揚げられていました。う~ん、香ばしい匂いがたまりませんね。私にもおひとつくださいな。



揚げたての熱々のものにケチャップとマスタードを塗ったら、いっただきま~す  パリッ、おお~
サクサクの生地の中からパリッとした歯ごたえが!これは一度食べたらクセになりそうです。



私たちのお散歩はまだまだ続きます。このへび道と呼ばれる曲がりくねった道は、かつては川の流れだったそうです。 そこを抜けて、さらに進んだ先には………

今年新築したばかりの小太郎君のご自宅がありました。 上野公園や谷中銀座まで歩いていける距離にあるなんて、いいところに住んでいらっしゃいますね。今度は、私たちはそちらのガレージで………



イスやテーブルを出して、小パーティーをやることにしました。 ちなみに皆さんの視線を集めているところに箔がいるのですけど、まさにブンブンの真っ最中で、合わせた両前足が顔を覆った状態ということもあって、ちょっと怪しい生物に見えますね。

楽しい宴はまだまだ続くのですけど、今回はこのあたりで「つづく」にさせていただきます。よろしかったら、次回の最終章までお付き合いくださいませ~


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コメント (12)
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