波と狛のつれづれ日記

日本スピッツ波と狛と、ときどき箔

火柱の立つところ

2007-07-29 00:36:55 | Weblog
こんばんは、箔ですワン。
ある晩のこと、ウチのお父さんが晩御飯を食べたあとになにやら出かける支度をしているみたいだったのだ。どこかにお出かけするのなら、おれっちも連れて行ってくださいワン。 



しかし、お父さんは「今から行くところは、入ったところの暗闇で昔の子供の石像が番人を務めていて、その先には火柱が上がり、最後に頭に目玉を乗せた少年が闇夜に浮かび上がってくるという恐ろしいところだから、ヘタなことは言わないから、箔は家でお留守番をしていなさい 」と、おれっちのことを脅かしてくるではありませんか。 ………ま、まあいいでしょう。ここここ怖くはないけど、そんなに言うのならおれっちは家でおとなしくしていてもいいのだ。 というワケでお父さん、いってらっしゃいませ~


ここからは、白黒茶々がお伝えします。
私が在住する市の隣町にある小学校で、そのイベントはおこなわれていました。まずその入り口の暗闇の中で私を迎えてくれたのは………



古い小学校にはたいてい置いてある二宮尊徳(金次郎)公の石像です。 なんかこの像に背中を向けると、後ろから付いてかれそうな気分になってしまいます。 彼のことをやり過ごし、次にグラウンドの方へ向かっていったら………



そこには手筒花火の火柱が上がっていました。 手筒花火とは、竹の筒をむしろや縄で巻き、その中に火薬を詰めたもので、祭りの際にはそれに火をつけ、片手に抱えて会場を練り歩くのです。



形はこんな感じですけど、ただでさえ重たい手筒花火に逆噴射の炎が加わったら、いったいどのくらいの重さになるのでしょうか? それと、それをやり終えた人の頭を見ると、ほとんどの場合パンチパーマになっているのですけど、それは花火の火の影響によるものでしょうか?それか、もとからなのでしょうか?おぉ~と、うっかり忘れるところでした。私の言う「頭に目玉を乗せた少年」もチェックしておかなければなりませんでした。暗闇に浮かぶ彼の姿はいったいどんな感じなのでしょうか?そちらの資料が届いたみたいなので、さっそく見てみることにしましょう。



これでおわかりでしょうか?そうです、アニメでもおなじみの「ゲゲゲの鬼太郎」の鬼太郎君のことでした。 なお、この鬼太郎君は細工花火で表現されています。

今回大事を取って箔を家においてきたのですけど、そこに連れて来たら多分ビビりまくって逃げ回り、とても花火どころではない状態に陥ってしまうと思います。私の予想では、箔は初期段階の「暗闇に浮かび上がる少年の石像」のあたりで「帰る~ 」と言っていたと思われます。
この手筒花火を見ながら育った私は、今になってもどうしても花火のドラゴンを手に持ってやってしまいます。昔、私の友人は手の中でドラゴンの底が抜けてヤケドをしたというのに。 
コメント (18)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする