沖縄 8 Scene

沖縄で生まれ沖縄に生きる
      8郎家の日記

残暑のリエンジニアリング

2021年09月01日 | むぬかんげー

 2021年もあっという間に9月になりました。猛暑日が全国的に続いていますが、さすがにここ沖縄でも朝と夕は太陽の勢いが弱まっているのを感じます。

 3回目の惨敗に終わった中小企業診断士1次試験から10日が経ちました。未だに心の傷は癒えませんが、前を向けるようになってはいます。

 ということで、診断士試験の勉強で学んだ理論を自らに生かしてみようと、生活をリエンジニアリング(再設計)することにしました。いきなり、かみそうな長い外来語を使ってすいません(用語の詳細については下記※参照)。目的はもちろん来年の2次試験合格です。1日1日を限りなく効率的に使う、という思想がベースにあります。これまでもやってきたつもりですが、今回の敗戦を受け、全然足りなかったと反省しています。己への厳しさが足りなかったのです。

※「リエンジニアリング」とは(ネット辞書から引用)

 業務・組織・戦略をゼロから根本的に再構築すること。時代遅れになったルールを破棄し、企業競争力の回復を図ること。1980年代のアメリカ産業界における「行き過ぎた分業」への反省から生まれた。業績の悪い部分を削って業績の良い部門に経営資材を集中させる「リストラ」に対して、「リエンジニアリング」は、既存の業務の流れを根本的に見直し、必要な機能だけに絞って業務を徹底的に再設計する極めて劇的で大胆な経営改善手法。従来の部分的な改革では実現できなかった大きな飛躍ができるほか、無駄の徹底的な排除をもたらす。

 だそうです! 

 

【追記。長くなりますので飛ばしてもらって構いません】

 リエンジニアリングが必要な巷のとある会社もそうすべきですが、一切やりません(切り捨て分社化と人件費削減だけが目的の組織改編ばかりチマチマ繰り返しています。とはいえ、それに正面切って反対はできません。もはや金がないという事実には誰も勝てませんし、数年前から覚悟していたので)。それはともかく、昭和に置いてきたはずの売上信奉主義をこの期に及んで高らかに主張しはじめ、最後の貴重な資金をドバドバ大量投入する方針に驚きです。大金を使えば売り上げは一時的に上がるってことは小学生でも分かります。その売り上げは自分たちの財布に残っていたお金が移動しただけだからです。それが運よく戻ってきたら「成功だ」と喜びますか? コロナショックの前年度と比べて「最後の投資が成功して売上が伸びたぞ!これからも伸びるぞ!」と本気で言えますか? もう財布には一銭も残ってないので、結果、戻ってきたお金をまた出さざるを得ないのですよ。そして、間違いなく売上は落ちていきます。売上が下降しているのは売るポジションにある社員が悪いのでもなく〝時代の要請〟です。売上を下げてやろうと考えて働く人などいません。時代が〝不要〟としつつある商品を、中身をほとんど改善することなく、大金と現場の根性だけで売れるはずがありません。人口も減り(沖縄は微増)、所得格差が広がり(沖縄はひどい)、政府の保護政策、世の中のキャッシュフローも減っていく時代です。その厳しい競争の中で生き残るために必要なのは根性主義ではありません。〝わが身を分析し将来を考える力〟です。いっときの大金と現場の根性でどうにかしろと言いきる昭和の経営者では乗り切れません。

 残り銭を使い果たす覚悟なら、これからの厳しい時代に備えた己の体質改善に使うべきでした。それこそがリエンジニアリング(かみそう)の趣旨です。商品の大胆なリニューアル、それに伴う大胆な組織改編、そして早期退職制度等です(今年で〝2021年度中小企業支援科目合格者<企業経営理論>)〟という、あまり意味のない国家資格を得ることになる48歳に断言させてください(笑)。ちなみにこの資格、3年限定です(泣)。

 あくまで例えですが。巷の会社は、体格的にミドル級以下だと自己申告したベテランボクサーが、ヘビー級並みに筋肉を太くして重いパンチを打つ練習をし始めたようなものです(映画『ロッキー THE FINAL』か!)。「俺様たちもそうやってでかく強くなってきた。お前らも俺様のように頑張ればまだまだでっかくなれるぞ。チャンスは向こうからどんどんやってくる! おい!水は一滴も飲むんじゃねー、バカ野郎!」という昭和の熱血トレーナー(言い過ぎでしょうか)より、「あなたが向かうリングにその太い筋肉はほとんど意味を持ちません。そもそもあなたの体格にはアンバランスです。優位性を考えて階級を下げるために、まずは体を細く強靭にするための投資をしましょう。ラストチャンス、大切に使いましょう」と当たり前のことを冷静に分析する令和のトレーナーを8郎は信じます。

 でも、なぜ身の丈知らずで一過性でしかない売上信奉主義を掲げたのか、その真意は2,3年後に必ず正体を見せますが、それすらに気づいていない、巷のとある会社の社員たちに強い危機感を覚えます(その真意にいち早く気づいて忠犬を装ったごく少数の無責任ズルは出世します。彼らにも悲しくも哀れな犬レースが待っていますが)。これからがある若い世代を見て8郎世代以上に大変だな思います(若さは金以上の価値がありますけど!)。でも、昭和バブル世代と同じ価値観を持って働く若い人には共感はできませんね。根っこが同じなので。上を批判する能力も権利もない、ただ若い、だけの人です。残念ですが、いっぱいいますね。

 もう使い道は決まったそうなので、いまさら何を言っても駄目ですが。これで、あと2、3年は自らの財布から出した最後のお金がもたらす一過性の変化を巡り、さも自分の手柄だと主張するちょうちんダメ社員たちのパフォーマンス笑劇を見せられることになるでしょう。そして間違いなく売上は落ちていき、給料も待遇も下がっていきます。一方で、一過性の売上増が実現した場合、その笑劇の終幕として〝真意〟が本性を現すでしょう。オチがバレバレのくだらないエンディングだと考えています。

 さて、終わりが約10年前から始まっている巷の会社に関する庶民派サラリーマンのものかんげーは以上になります。それでも8郎は頑張ります!

【追記終】

 

 話を戻します! 

 8郎的リエンジニアリング(かみそう)のターゲットは、

 ①生活スタイル②勉強方法の2つになります。

 まずは①生活スタイルです。早寝早起き! と言いたいところですが、こればかりは断念しています。数年前に当ブログで「5時から男宣言」と題し、早起き生活への転換を高らかに謳いましたが、2週間ほどで元に戻しました(恥)。理由は自分に合わなかったからです。早起きは三文の得を信じたいのですが、リアルに言うと、早起きすると逆に仕事への悪影響が出るのですよ。説明が難しいのですが、仕事前に仕事以外のことをすると仕事への集中力が高まらない、また業務時間を必要以上に長く感じる(眠気につながる)、などのマイナス点です。体質的に朝が弱いこともあり、そういう意味で無理な努力はやめようと判断しました。なので、平日の勉強は夜に行います(あとは出退勤時間)。

 生活リエンジニアリングにおいて最も意識したいのは効率化です。生活のすべての部分で、無駄な時間を最大限に省くつもりです。朝の新聞も見出しチェックにとどめます(そう大したこと載ってないので)、通勤バスでは居眠りをせずに参考書を読みます。帰宅後の家事も手早く片付け、テレビはほとんど見ないようにします。筋トレは逆に増やします(疲れが取れ、脳に酸素が行くので)。メシとシャワー以外、寝るまでの時間をすべて勉強に費やそうと思います(小説も読みません。Youtubeも・・・あんまり見ません!)。もちろん、これまでもそうやってきつもりでしたが、その密度を高めるのです。将来への不安をエネルギーに、頑張ります!

 ところで生活改善には、個人的に最大の阻害要因があります。それはズバリ「頭痛」です。これまでにも何度か書いていますが、8郎は生来の副鼻腔が原因と思われる頭痛が、ここ数年ひどさを増しているのです。年齢による血管の硬化などが要因ではないかと考えています。これが更年期障害?と思ったりもします。朝弱いのもそれが原因でしょう。これをどう改善するかもリアルな課題です。克服はともかく少なくとも改善しなければ、リエンジニアリングもうまく行かないでしょう。

 とはいえ、医者でも改善できないことを一体どうするか・・・。

 とりあえず健康体になるよう努力します(笑)。食事は野菜を多く炭水化物を控えめに、を意識します。血液が少しでもサラサラに流れれば、今よりは多少なにかが改善するのではないかと期待して。体重も70㌔台半ばを目指して余計なものを口に入れないようにします。1次試験勉強時はストレス緩和のために甘いもの食べまくっていましたが(おかげで数年ぶりの84㌔台に)、これも再び制限をかけます。週に2回としていた自宅マンション8階までの階段上りも、なるべく毎日行います。エレベーターに乗っている時間は自分になんのベネフィット(利益)ももたらさないのだ! といい聞かせて・・・(来週、普通に毎日乗っていそう。このおっさん)。

  ブログの更新だけは、頻度は下がりますが続けようと思います。庶民派サラリーマン8郎の凡人伝でもありますので。

 

 ところで最近よく思うことがあります。20代のころは(独身ということもあって)、もっと時間を大切にし、ハングリーに一瞬一瞬を大切に生きていたなぁ。だのに、いつの間にこう緊張感のない生き方になってしまっているんだろう、と。反省しきりです。時とともに自分の思考も経年劣化しつつあるのだと危機感が募ります。緊張感のなさがもたらす悪影響は自分の人生だけではありません。子に伝染させるのが一番の罪だと思っています。このままじゃいかん! それがリエンジニアリングの理由です。 

 

 ②勉強方法については、2次試験を中心としたスタイルにシフトします。今年3回目の不合格となった1次試験については(5科目は科目合格しているので)、残り2科目となる来年はまず突破できるだろうと考えています。今年に目を戻すと11月の2次試験の受験資格は8郎にはないですが、受けるつもりで勉強を始めます。試験終了後にネットで問題用紙を入手し、自宅で挑戦してみようという計画です。全く通用せず、ショックを受けるでしょうが、それがあえての目的です。

 その2次試験が終われば、1次科目も復活させて並行します。もちろん今年科目合格できなかった、主要3科目の一つ「運営管理」が軸です。今年不合格の最大原因であり暗記科目である「中小政策」は年度内は触りません。予備校のデータからすると来年は易化するはず(笑)なので、来年の大型連休当たりから着手する予定としました。

 ところで、今年合格した「財務会計」は来年も受けようかなと考えています(制度上可能です)。理由は、来年こそ70点以上を取って得点源にしたいと考えているのです。また、時間とプライドを一番賭けてきた科目なので、いくら合格したとはいえギリギリ60点では悔しいという個人的な感情もあります(笑)。となると、一番得意な「企業経営」も受けちゃおうか・・・などと計画が膨らんでいます(笑)。どうせ同じ1万3千円払うんだし! もうちょっと考えます。

 

 1次試験の不合格がほぼ判明した翌日、2次試験用の参考書をアマゾンで購入しました(左2冊は昨年購入)。どれも分厚いですが、中でも『全知識』というテキストに注目しています。youtuber講師がおススメしていたからです。時間が空いてるときは常に開き、頭にインプットするつもりです。バス通勤にも必携するようにします。重いけど「重いからこそ持っていく意味があるんだ」と言い聞かせ、頑張ります(星8徹登場)。

 下写真は5色の蛍光ペンです。と言っても、8郎が蛍光ペン画家になったわけではありません(そんな画家いる?)。2次試験で多くの受験生が使っているアイテムなので、8郎もそろえました。限りある試験時間で難解な長文を効率的に読み込むために、重要なカ所に色付け・色分けするためのマストアイテムのようです。 

 記録を見ると、3月にスタートした2次試験勉強については5月までに約90時間(5カ年分1回転)費やしています。その時間を1次に当てていれば1次には合格したかも、と考えると時間配分をミスったようにも見えます(結果論ですが)。しかし、2次合格がゴールだという長い目で見ると一緒なんです。2次試験に関してすでに現時点で90時間しているというのは非常に心強いからです。 

 広範囲で膨大な知識の詰め込みである1次試験に比べ、読解力と書く力を求められる2次試験(難易度はこっちが高し)のほうが自分に向いていると信じ、プラス志向で頑張ります。試験としては人生初の4度目の挑戦(泣)となりますが、ブログチェッカーの皆さんには長い目で応援してもらえると嬉しいです。

 

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 さて、試験前になかなか報告できなかった8郎家の報告を最後に。

 コロナによるステイホームの夏休みを独りぼっちで頑張っている愛息10郎。感想文の宿題が待っていました。テーマは漫画でもいいということで横山光輝大先生の傑作『三国志』を選択! 絵は得意だが作文は苦手だと主張する愛息に、父から基本を伝授しました。いきなり作文用紙に書き始めるのではなく、まずは本を読んで感動した要素をメモに取るように教えました。最初の頭づくり、全体のイメージづくりがとても大事だからです。10郎は不満げに聞いていましたが、あとから見てみると、一応メモっていました。あまりにも紋切り型なので笑ってしまいましたが(笑)。完成作が楽しみです。

 9月に入り、学校も再開かなと期待していたら、今日の発表でリモート授業が1週間延びました(泣)。まぁ、コロナの現況では仕方ないですよね。10郎、一人切りのステイホーム、あと少しだけ頑張ろうぜ。

 

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 さて、48歳にして挑む生活のリエンジニアリング。功を奏するかどうかは自分次第です。視界不良の50代の世界を前に、やれることはすべてやっておかなくてはなりません。一日一日を緊張感をもって過ごしたいと思います。

 リエンジニアリングとリストラクチャーの違いをもう一回確認するので、今日はこれにて(一回で覚えろ)。