沖縄 8 Scene

沖縄で生まれ沖縄に生きる
      8郎家の日記

12年目の「終わり」

2020年12月15日 | どぅしぐわぁ

 2008年に亡くなったいちどぅし(親友)ヤスーンを慕う仲間たちが12年間毎年続けてきた供養を兼ねた忘年会を先日、終えてきました。

 残念ながら2人が欠席となりました。森ドゥ、亀さん、ポン先生が参加してくれました(もちろん皆マスク着用です)。最後は絶対「7人勢ぞろい」を期待していた幹事としてはとても寂しい限りです。幹事の求心力のなさもあるでしょうが、これも12年という時が流れた証。誰だって逆らうことはできません。

 もちろん、たとえ4人でも、心優しいヤスーンは喜んでくれたことでしょう。きっとね。

 1次会はちょっと高めの居酒屋。日本酒、焼酎、ビールが飲み放題だったので、まんちゃー酔いしてしまいました。その日は朝7時から愛息10郎の野球大会の設営等で体力を消耗していた47歳だけに酔いが回るの早かったっす。

 写真は2次会。亀さん御用達のミュージックBARです。みんな、すっかりおじさんですが心はN高生のままでした。6時間超、何を話したかも覚えてませんが、ただ普通に楽しいひとときでした。どぅしぐわぁと久しぶりに飲む酒はうまいに決まってるって! な、ヤスーン。

 まるで鑑定人のようにレコードを丹念にチェックする亀さんを横からパチリ。いいお店に案内してくれてありがとう。このおじさんほど、ヤスーン会を縁の下から支えてくれた人はいない、と今さらながら感謝しています。その感謝の気持ちを動画に託したつもりです(ふざけすぎたかも。でも怒らんで~)。みんなに愛されているよ、亀さん。でも、楽しいからと言って、あまり飲みすぎないように! そのうちぼったくられるよ(笑)

 楽しかった宴もさすがに午前1時過ぎに解散。しどろもどろの亀さんをタクシ―に乗せ、日本酒に負けたポン先生、家路が一番遠い森ドゥに別れを告げると8郎は一人、行きつけのBARで3次会へ。なぜか一人で打ち上げたかったからです。4人でとても楽しかったのに、なんでかな~。自分でもよく分かりません(笑) 最後はヤスーンを独り占めしたかったのかな。もしかするとほかの3人もそうだったのかもしれませんね。もちろん8郎もぐでんぐでんだったので1杯で終わりましたが。翌日のきつさったらありません。20代に戻りたい!

 

 言葉では言い表せない感情が押し寄せる12年目の師走ももう半ば。8郎たちは、また年を重ねます。年を重ねるにつれて、重みを増している言葉が個人的にあります。それは、始まりがあれば終わりがある、です。当たり前のことを言っているようですが、とても大事な考えだと思います。そういう視点で物事を見なければ、今を大事にすることができない、と思っているからです。終わりはいつか必ず来るという緊張感があるからこそ、人間は一生懸命生き、美しい物事は美しくあり続けるのです。ダラダラと続けていては、中身もきっとダラダラとなってしまうでしょう。人生もまさにそうです。50の大台が見えてきた8郎はそう痛感しています。話がちょっと脱線しましたね。

 

 そういった思いと、12年も付き合ってくれたヤスーンをもう成仏させてあげなければ、というもう一つの思いが導いた最後の忘年会が終わったのです。それが何の余興もないただの飲み会に終始したのは、幹事の力不足以外なにものでもありません。すまそ!

 ヤスーンとの最後の男旅を記録した動画を、さみしくなった時に酒のつまみにでもしてくれたら、編集者としてこんなにうれしいことはありません。人間っていつか忘れる生き物ですからね。カタチにしておくのは、みんなにお世話になった8郎に課せられた任務でした。

 

 あらためて、ヤスーン、そして5人の仲間たちへ。

 

 12年間、いや30年間だね、本当にありがとう!

 

 これからも最高のどぅしぐゎでいてくれ。

 

 今回はそれだけのお話でした。

 アントキの7人の友情に乾杯。