愛息10郎の運動会の季節がやってきました。
しかし朝から雨。延期かと思いきや、PTAから妻にLINEで「強行開催」の通知が。午前7時前に体育館に向かうと、すでに満杯! 泣く泣く奇跡的に空いていたグラウンドの隅に場所を確保しました。
前日から泊まり込んでいた、じいじ、ばあばとともに学校へ移動します。虹がかかっていました。
さて、メインのかけっこです。奇跡的にいったん雨は上がりました。
10郎最大のライバルは、校内長距離大会でも1位になるという脚力の持ち主で、クラスメートのH君です。事前練習でも全敗だったそう。「俺はいつも速いやつと当たる」と嘆く愛息に「遅いやつに勝ってどうする!速いやつはお前も速くするんだ」と星一徹のような愛のムチで激励しました。
さぁ、本番です。スタートラインで名前を呼ばれた際は、この笑顔で挙手! 勝負の前に笑うんじゃないっと心で思う昭和世代の父(星八徹?)。平成も終わろうという時代に自分の考えがすでに古いことは分かっています。しかし、勝ちにこだわる気持ちまで昭和に置いていきたくないですね。古臭い慣習は捨てても、大事なものだけは次世代に伝えていかなければ! by新元号に変わるのは5月だと最近知ったリアル時代遅れのおっさん。
バンッ! いざスタートです。最大のライバルH君はやはりスタートダッシュも一番だったそう(byじいじ)。それでも10郎は階段上りで鍛えた足腰で挽回を狙います。父8郎も、10郎が生まれる前からの相棒である愛機D300で激写。レンズ越しの息子は、下半身がどっしりし、体幹もしっかりしてきているように見えたのは親の欲目か。チバリヨー!
最後まで横を見ることなく駆け抜けました!
残念ながらH君には追い付けませんでしたが、10人中2位。でも、幼稚園のころには負けていた、すばしっこいR君には勝ったということで多少の充実感もあったようです。
おつかれさん! 骨折にも負けず、最後まで全力疾走を見せてくれました。
さて、雨は再び振り出し、結局、ばあばと妻が早朝から作ってくれた弁当は家で食べることに。それでも愛情いっぱいの手作り弁当を10郎はたらふく食べていましたよ。シーツやチェアーは一度も使うことなく雨と砂でぐしょぬれに。帰宅後、洗って乾かすという作業で疲労困憊した8郎です。
帰宅後の10郎は自分から押し入れの中に入り「ここで眠る」(笑)。一大イベントの影響で「赤ちゃん返り」をしたのかと思いましたが、数分で「やっぱりテレビが見たい」と出てきました(笑) おもしろいやっちゃ。闘いを終え、ちょっとだけでも一人になりたい心境だったのかな。そんなナーバスな瞬間も星八徹はパチリ。
雨上がりの激走の翌朝は、朝日が黄金色に照らしていました。太陽からエネルギーをもらって、父も息子に負けず頑張るぞ!