沖縄 8 Scene

沖縄で生まれ沖縄に生きる
      8郎家の日記

子連れの車中泊@浜比嘉島(後)

2019年03月30日 | キャンプ、車中泊

 車中泊の朝を迎えました。前夜からの強風はおさまり、心地よい波風に変わっていました。港とはいえ、海辺で迎える朝は爽快そのもの。

  父に似て、ねぼすけの10郎はまだ夢の中。

 顔を洗いにトイレへ。無人車両が点在する駐車場でぽつんとわれらがエクストレイル。 周辺に置いていた荷物は何一つなくなっていませんでした。シルミチャーに参拝したおかげでしょうか。

  10郎もやっと目を覚ましました。「一応眠れた」そうです。

   同じ場所で朝飯を食うのも何なので。浜漁港緑地公園に移動。バターを塗ってチーズを置いた食パンを焼きます。公園も名の通り浜漁港に隣接しているので、ルアー釣りの方々がちらほらと入ってきました。

  昨日のアボガドサラダを挟んだだけのサンドイッチです。ベーコンを買うのを忘れたために手抜き朝食となりました。

  当然ですが、10郎からは不評! 「アボガドはいらない」とまで(泣)。

 幸運だったのは隣の野球場を貸し切り状態で使えたことです。キャッチボール、トスバッティングで汗を流しました。きちんと整備されていたので、本来なら事前申請制なのかもしれません。でも楽しかったです。父はふくらはぎと太ももが激しい筋肉痛です(悲)

 うるま市も米軍基地を抱えているからか、米軍ヘリ3機が爆音を立てて通過していきました。

 浜比嘉島を出発します。シルミチャーの神に守られ、無事に車中泊を楽しむことができました。お世話になりました! もちろん、ごみ一つ残していません(魚肉のかけらは落ちてるかもしれませんが・・・)。

 平安座島の名物、壁画ロードを通ります。

 数年ぶりの伊計大橋が見えてきました。海の青に映える橋の赤色が薄まってきているような気が。観光税の一部を当てて塗りなおしていただきたいですね~。

 開放的な伊計大橋もいいのですが、個人的にはその後にくる特長的なトンネル「伊計島洞門」が好きです。コンクリートの打ちっぱなしで無機質でありながら、なんだか古臭い、人間的な芸術性も感じます。西日が入るときはもっと美しいそうです。 

  さて、実は今回の車中泊の旅でビデオカメラも持参しました。「テルさんTV」のような動画が撮れればと思っていたのですが、8郎にそんなスキルはなく、そもそもそんな時間的余裕もありませんでした。しかし、10郎が撮影した動画がいい味を出していたのでアップします。ほとんど知識のない8郎が編集。初めてネットから無料BGMをダウンロードし、活用しました。それだけで雰囲気が全然変わる~。動画と音楽の力ってすばらしいですね。8歳の手ぶれ御免、臨場感だけ味わってもらえれば。 

 こちらです!

【伊計大橋ドライブ】

 手振れを押さえようと頑張る8歳カメラマンでした。

 

 島に入ると、次回(いつになるか分かりませんが)の車中泊候補地でもある伊計漁港を視察。島に囲まれた穏やかな雰囲気の島でした。 

 島の北に向かうと、ヒマワリ畑に遭遇。

 かつてビッグタイムリゾート伊計島だった施設はリゾートアイランド伊計島に変わっていました。いつか利用してみたいと思っている施設です。

 名残を惜しみつつ、伊計大橋を渡ります。さようなら~。

 前編でも書きましたが、沖縄はもう、春というより初夏です。うりずんです!

 あまりの気持ちよさに、10郎が「お母さんにも見せてあげたい」と父のアイパッドで激写。デパートでは必ず新しいおもちゃがほしいとぐずるようですが、母を思う優しい心を持った息子です。

 こんな自撮りも。出た!ネズミ小僧! ところで君の両サイドの歯はいつ生えてくるんだ?(笑)

 せっかくだからと「道の駅あやはし館」に寄り道することに。海中道路反対側の駐車場にエクストレイルを止めました。絵葉書のような光景がありました。太陽さえ出ていればワイキキクラスの景色となるでしょう。


 台風の影響か、アーティスティックな植栽も。

  SUP(スタンダップパドルボード)を楽しんでいる人もいました。気持ちいいでしょうね!

 高架橋の上で愛息を撮影。どんどんお兄ちゃんになっていく君がまぶしいなぁ。 

 そうそう、この高架橋の上であった、父と子のやりとりを、親ばか御免で記させてください。

 10郎に「今回はお父さんの提案に付き合ってくれてありがとうな」と言うと、「付き合ってあげたんじゃないよ。俺も楽しかったんだよ」と言ってくれたのです! 父は涙がちょちょ切れそうになりました。ついでに「エクストレイルにも感謝だな」と振ると、「エクストレイルも俺たちと一緒で楽しかったはずよ」という切り返し!

 8郎は今回の車中泊を実行して本当によかったと思いました。

 

【閑話休題】以前ご紹介したYOUTUBE『孤独の車中泊』で驚きのニュースです。最新号でなんと、日本を代表する大企業(最近変な意味で代表してますが・・・)日産が協賛しているのです! エクストレイル愛が伝わってきます。リンクしておきますね。

【テルさんTV特別編】日産エクストレイルでついに九州へ!【拝啓、大人になった少年達へ!】  

 

 ところで、当ブログ『沖縄 8 Scene』にも協賛してくれる企業さんはいませんか~。ジェフ・ベゾスさん、似ているつながりで、よろしくお願いいたします(笑)。

 

 さて、ブロガー8郎家に話を戻します。高架橋を降りて、あやはし館に到着しました。

 かつて沖縄本島中南部と北部を結んだ交易船「マーラン船(または山原船)」などが展示されている「海の文化資料館」(無料)に入りました。出迎えたガイコツの案内人と記念撮影。

 大きな舵に10郎もびっくり。

 マーラン船の中も観察。昔の船乗りにとって船とは、命と生活を預けた最強の相棒だったことでしょう。

 操縦室もありました。

 2003年開館というこの資料館は無料というには、かなり中身のある施設です。みなさんもぜひ。 

 アボガドサラダサンドイッチを完食しなかった10郎の小腹を満たそうと、施設1階のパーラーでモズク入りたこ焼き(550円)を食べることに。10郎が「モズクが入っていないやつがいい」とKYなことを言うので、一応店員さんに聞いてみましたが、悲しそうな顔をした(当然)ので、「入っているやつでいいですよ」と注文。食べてみると、タコも大きくて、衣にカリカリ感もあるグレードの高い一品でした。550円が安く感じます。10郎もかぶりつきます。猫舌父子は中身の熱さに涙を流しながら、完食しました。

 もっと地産地消に貢献しようと、モズク天ぷらも買ったので、景色のいいベンチでいただきました。 

 帰り道で、昨日に続きキンタコさんへ。妻へのお土産を買うためです。すでに行列ができており、20分ほど待たされました。人手不足でお店も大変でしょうね。  

 帰りの道中、爆睡する10郎です。2日間、付き合ってくれてありがとう! 

 帰宅して、距離メーターを確認すると、110㌔。思っていたより走っていませんが、沖縄にはこんな近くに、いろいろな場所があるということです。

 今回の車中泊を通して、息子の成長、愛車の大切さ、そして父子で過ごす時間がいかに充実しているかを実感しました。これから夏場に向け気温も急上昇するので車中泊は難しくなりますが、タイミングが合えば機会を増やしていきたいものです。息子の成長があまりにも速すぎるもので。 

 チビ助、君がチビ助でいる間に、また行こうな!

 以上、「子連れの車中泊」でした。