沖縄 8 Scene

沖縄で生まれ沖縄に生きる
      8郎家の日記

凪のケラマブルー

2018年09月24日 | ダイビング

 今年2回目のダイビングをしてきたのでご報告いたします。ポイントは慶良間です。

 会社同期のTAKAに誘われたのです。ここ数年、人からダイビングに誘われたことのない8郎(泣)、すぐに乗っかりました(笑)。午前6時に起床(素晴らしい朝焼けに天候にも恵まれたことを知りました)。午前7時すぎに自宅を出発。妻子に港まで送ってもらいました。

 さて、冒頭写真でお分かりのように、三重城港を出てからも、海面はベタ凪! 小ぶりな入道雲をまるで鏡のように映しています。船もほとんど揺れず、約1時間、快適な船旅となりました。

 ポイントには午前8時15分ごろに到着。すでにシュノーケリングなどを楽しんでいる観光客の姿が。島滞在組なのでしょうね。8郎らもダイビングする前に、ウェットスーツのまま海に浮かんだのですが、それだけでも心癒されました。水温は28度とまだまだ温かかったです。

 いざ、ダイブ! 美しいケラマブルーに包まれます。最高です。

 右は上機嫌なTAKA。数年ぶりというわりには落ち着いていましたね! 個人ログを振り返ってみると、彼と潜るのは10年ぶりでした。そのダイブでは同じく会社同期であり、8郎にとって故ヤスーンに次ぐダイブ師匠であるE氏も一緒でした。時の流れは速い。

 太陽光のシャワーが降り注ぎます。まさに楽園。

 しかし、ダイバーはうじゃうじゃ(笑) ぜいたくを言えば、平日に来たいものです。

 

 体験ダイブという観光客カップルも一緒だったので、1ダイブ目は試運転とばかりに、海の中をたださまようだけという感じでした。途中でこういうドロップオフにも遭遇。

 しかし、ケラマブルーのあまりの美しさに不満はありません。太陽光に輝く気泡が美しかったので、何枚かUPしておきます。

  新種のクラゲではありません。深い位置にいたダイバーの気泡を真上から撮影してみたものです。

 まるで海の中で雨が降っているかのようでした。しかし、魚はこれを嫌がるようですね。

  今回のダイブではウミガメに多く遭遇。延べ4匹見ました。

 しかし、いい写真を撮ろうと、多くのガイド、ダイバーらが亀さんを包囲します。中には触ったり押さえつけたりする人もいました。いけません。

 亀さんも必死に逃げます。

  しかし、絵に植えたダイバーらが、あとからあとから襲撃してきます!怖!

 亀包囲網の様子は動画でも撮っていますので(笑)、興味のある方はどうぞ。

 

 もちろん8郎はさわったりしません。こちらはガイドさんと相撃ちならぬ“相撮り”となった一枚です。女性ガイドさんでしたが、とてもていねいで好感の持てる方でした。おかげで楽しくダイビングできました。

【後記】ショップより記念写真がメールで送られてきました。見ると相撮りにはなっていませんでした(笑)。どうせならカメラ向いているときに撮ってくれませんか!(笑)。でも2枚目はしっかりと記念写真を押さえてくれていました。ログも添付してくれるなど、とてもていねいなショップさんなので、次も利用したいと思います!

 亀さん、お疲れSUMMER!

  そのほかのお魚さんたちをご紹介します。まずはケラマブルーのスカートをはいたおしゃれなお魚さん。すいませんが名前は図鑑を調べても分かりません。知っている方、教えてください。ハゼ科でしょうか。

 ヤマブキベラ。餌を待っているのか、ダイバーの前をよく横切るので、個人的には最も撮影しやすいお魚さんです。

 サンゴ礁に潜むニジハタ(アカミーバイ)。おいしそう。

  正式名称は分かりませんがベラの仲間でしょうか。ハデですなぁ~。

 

 今回のダイブでうれしかったのが、沖縄に生息する6種類のクマノミのうち5種類が一気に見られたことです。まずは最も地味(失礼)なハナクマノミ

 お次はニモことカクレクマノミです。

 8郎が好きなセジロクマノミ。背中の白い一本の筋が自己主張しています。ウルトラセブンというあだ名もあるそうです。確かにかっこいい。

 あ、こっち向いた。アイスラッガーを投げるなよ!

 お次は女性ファンが多いというハナビラクマノミ。ほかに比べて上品で繊細な感じがしました。

 TAKAが記念撮影してくれました。クマノミの実物はこんなに小さいのです。8郎が進撃の巨人的にでかいというわけではありません。

 そして最後に王道の本家クマノミ。アーティスティックに撮影してみました。

 8郎も過去2回して見ていない、最も希少なトウアカクマノミは次回以降のテーマということで。

 奇妙な海中生物の動画をアップします。おそらく環形動物イバラカンザシの仲間だと思うのですが、人間が近づいたり、さわったりすると、姿をひっこめる生き物です。

 

 2ダイブは無事終了! 船上に上がっても目の前の美しいケラマブルーに癒されます。サングラスがないときついですが。

 もう一度飛び込みたい! また10郎を連れてくるぞ。

 TAKAと二人船上でまったり。しかし、きんきんに冷やして持ち込んだ缶ビールは、無愛想な船長に拒否されてしまいました(船上に酔客がいると困る、という理由だけで。たかが一本あらに!)。一応1級小型船舶の免許だけは持っている8郎。「船の上では船長が絶対権力者」という海の掟を知っているので、しぶしぶTAKAとの乾杯を断念。今回のダイブではそれだけが残念無念です!

 さて、海を眺めていたTAKAが「魚が跳んでいる」というので見てみると、確かに波だっています。8郎はシュノーケラーがはしゃいでいると思ったのですが、あまりに長い列を作っています。無愛想ではありますが、海経験は豊富であろう船長によると、カツオの群れが小魚を追って入ってきたのだとか。貴重な生態シーンもみることができました。

 さらば、ケラマブルー。2018年、夏の終わりのいい思い出になりました。

 帰りもベタ凪。大きな揺れもない船上でしたが、疲れからTAKAと二人、座りながら爆睡。たかが2ダイブとはいえ、45歳、ともに「体力の限界!」です。

 あ、無愛想な船長に拒否された缶ビールは、港近くの公園で飲みました。まだきんきんに冷えていましたよ。

 声掛けしてくれたTAKAには本当に感謝です。来年もぜひ行きたいものです。器材を水洗いし、干す作業はそれなりに難儀ですが、ケラマブルーの余韻に浸りながら、次の計画を考えると、とても楽しくできるものです。今週はずっと雨。この日に行ってよかったとつくづく感じました。

 BC(浮力ジャケット)を干すハンガーは、数年前にE氏にもらったもの。とても頑丈で重宝しています。E氏も風のうわさに元気だと聞いております。いつの日か、また3人でケラマブルーを潜りたいものです。凪の日にね。