沖縄 8 Scene

沖縄で生まれ沖縄に生きる
      8郎家の日記

台風パラディーゾ

2018年09月30日 | 映画

 台風24号(チャーミー)が沖縄本島に上陸しました。那覇市内でも瞬間風速50㍍超を記録。8郎家にとっても、初めての猛烈台風の直撃となりました。窓ガラスはしっかりテープで補強。風圧で割れそうな恐怖感に襲われるからです。

 停電は3度ありましたが、すべて1分程度で回復。結果的に8郎家は、暴風の音くらいしか被害がありませんでした。つくづく、いい住環境だと感謝です。あ、インターネットはつながらなくなりました(翌朝回復)。でも、久々にユビキタスから解放され、いい経験になりました。

 台風時はすることがなにもない、ということで、BSで録画していた名作映画『ニュー・シネマ・パラダイス』(1988年、ジュゼッペ・トルナトーレ監督。原題はヌーボー・チネマ・パラディーゾを家族で鑑賞。実はあわてて録画したので冒頭の10数分が写っていないのですが、それでもストーリーに入り込め、とてもいい映画でした。少年トトと映画技士アルフレードの父子のような、友達のような関係も泣かせます。イタリアの地方集落の人情も、むかしの沖縄を見ているようでした。架空の村であるジャンガルド村の風景になんだか見覚えがあった気がしたのは、同じくシチリア島が舞台の一つである映画『グランブルー』『ゴッドファーザー』の影響でしょうね(笑)。テーマ音楽は誰だってふるさとを思い出すようなとてもやさしい曲調です。それにしてもイタリアの海は美しく、イタリア人の家族愛は熱い。やっぱり沖縄に似ているのかな。

 映画では、イタリア人も決して豊かではなく、日本人同様、米国の大量消費文化にあこがれていたのだなということも理解できました。ただ、冒頭部分を見ていないだけに、「映画史上最も美しく泣ける」とさえ評される、アルフレードが生前に編集した映像を初老になったトトが見るラストシーンもいまいち感情移入ができず(笑)。いつか最初から見てやろうと思います。

 8歳坊やもイタリアの人間ドラマに触れましたよ。週明けには、校内お話大会学級代表選考会に出場予定(今年も学級代表にはなりました)。昨年の涙のリベンジを果たせるか、楽しみです! イタリア人のように身振り手振りで自己アピールしてきな!

 さて、台風ですが、あまりの風音で午前5時に目が覚めてしまいました。驚くことにポストには新聞が。どうせ、昨日までの古い情報しか入っていないのに、無理して早朝に配達しなくても、と思いますが、知事選期間中という社会的事情もあるのでしょうね(さきほど8郎が投票しなかった候補者の敗戦が決まりました)。どちらにしろ、配達員の方、大変おつかれさまです。けが人が出ていないことを願います。

 チャーミーが去ったと思ったら、25号(コンレイ)が発生し、今週末に接近しそうな気配です。久々に台風天国(?)を痛感するウチナンチュです。窓ガラスのテープをはがすのは来週ですね。

 被害が最小限であることを祈って、今日はこれにて。