ここ数日、ぐずついた天気が続いていますねぇ。晴れ男ハチローにとっては、つらい時 期です。そんな中、二つの風物詩に出会ってきたので、ご紹介します。
昨日になりますが、仕事でまたまた、首里に行ってきました。以前に、“桜狂い咲き”でご紹介した世界遺産「識名園」です。小雨が降る中、来園者もほとんどいない園内を散策していると、白い梅の花が咲いていました。よく見ると、白の中にもうっすらとピンクが混じっています。まるでポッと頬を染めたかのようです。きれいですねぇ。こういうのを「可憐」と表現するのでしょうか。無粋な男ハチローも、雨に打たれながらしばし、うっとり(キモっ!)。しかし!「美しい花にはトゲがある」とは言いうように、この梅もそれに違わず、トゲというより剣?ばりの尖った枝が四方八方に。近づきすぎると案外危険です(汗)。ちなみに、ここ沖縄では、本土の逆で、梅より桜の方が先に咲くようです。
今日は、本島南部の南城市玉城へと。一段と強くなった風雨の中、海岸沿いへと向かいました。地元の新聞で「アーサ」が生えていることが報じられていたからです。アーサとは方言。正式名はヒトエグサという海藻です。沖縄では、汁物や、じゅうしぃ(雑炊)などに使われる庶民にとって身近な海の幸です。とくにアーサ汁は、こってり系が多い沖縄の料理の中で、そのさっぱり感、透明感に存在感を感じますねぇ。浜では、風雨に打たれながら、カッパで完全装備した女性が黙々と収穫していました。「写してもいいですか」と聞くと「あい!絶対顔は写さんでよぉ」と言いながら下を向いてしまいました(笑)。すいませんねぇ・・・心の中で謝りながらパシャ!(左写真)。見た目以上に、強い雨が降っていたんですがねぇ。写真は雨を上手に伝えませんね。って、ハチローの腕の問題でしょうか?それにしても一面アーサだらけですね(笑)。
ところで、梅にしろ、アーサにしろ、先輩方に聞くと口をそろえて「去年より、というか年々時期が早まっている」と言います。地球温暖化の影響でしょうね。素直に喜べないものもありますが・・・。
まぁ、例年より早く初春の風物詩に出会えた、ということで・・・。
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