沖縄 8 Scene

沖縄で生まれ沖縄に生きる
      8郎家の日記

買いたいブツがいっぱいです

2008年01月14日 | むぬかんげー

 昨日(13日)は初七日。実家でささやかながら営んだのですが、ハチローは仕事が長引いてしまい、出席できませんでした。相も変わらず「自己保身」と題したセクショナリズムサラリーマン劇場を展開していたので(悲)居残る必要もなかったのですが、ハチロー担当の業務が残っていたので仕方ありません。

 妻の話では50名ほどの親戚、知人の方がいらしていたそうです。

 あの狭い部屋に・・・テルおばぁの人徳ですね。

 さて! 新年モードに気持ちを切り替えたハチローですが、早速欲しい物が続々と現われまPhotoした。まず、双眼鏡! なぜ?とお思いになる方も多いかと(笑)。けっして隣のセクシー女子大生の部屋を覗き見するためではありません!(第一、ベランダの前にあるのは通行人が行く度に吠えまくるおバカ犬(ハチロー夫妻が勝手に命名。笑)を飼う一戸建てがあるだけです。

 美しい景色を見るとき、野鳥を探すとき、スポーツイベントを観戦するとき、などなど。まぁ、一言で言ってしまうと、沖縄の移りゆく景色を目に焼き付けるために必須アイテムだということでしょうか。カメラのよきパートナーとなりそうです。

 もちろん興味を持つのも買うのも初めて。ネットで調べると、双眼鏡とは「頑丈なので一生一度の買い物。買うなら安物を避けよ」とのこと。実際、中古品にもいいものは出回らないそうです(買った人はほとんど捨てないため)。ハチローが現在最有力に推す右写真のNIKON「トラベライトEX」(23,000円程度)は、対物レンズの口径(双眼鏡で一番性能の目安となるもの)が多少物足りないものの、倍率、軽さ、防水性という点では満たしているかと。2万円超はイタいのですが(でも安い方です)、一生の買い物(すでに洗脳されています)だと思うと、買うべきかと・・・。

※NIKONは双眼鏡から始まったメーカーらしいですね。初めて知りました。

Photo_2  さて、次はフィン。TUSA製のものを現在も持っているのですが、なにぶんウレタン製のため軽く、水中でのバランスが取りにくいのが最大の欠点。またハチロー個人的にはちょっと長すぎるので、着底がしにくいんです。潜水技術の問題もあるでしょうが。色も黒と青のため、ハチローのイルカ系スーツと微妙にミスマッチ(泣)。ゴム製のやつでホワイトを探しています。でもあまり適当なものがないんですなぁ。シーサーのカタログを見ていると、現在左写真が最有力かと。同じくTUSA製。

 まぁ、こればっかりはあえて急いで買う必要もないので、今は様子見です。いいのがあれば教えて下さーい。

 最後は右写真。そうです、NIKONの「D300」です! 一眼レ フにおいてハイアマチュア究極の形が誕生しました。有効画素数12.3メガピクセル、200~3200の広範囲なIS0感度、約8コマ/秒の撮影が可能、高密度51点AFによる高精度なPhoto_3フォーカシング、などなど(すべてカタログより引用)、かつていわゆるプロカメラマンがあの手この手を使って撮影していたSCENEを、今やアマチュアさんが「何も難しくないどぉ。簡単どぉ。うり!」で撮影できる時代です(まぁ、撮影という行為はそんな単純なものではありませんが)。とにかく素晴らしい時代です。こんな時代を嘆く(ふりをする)のは、「カメラはただの道具。撮ったのはこの俺様だ」と勘違いしているおっさんだけです。それを「嘆き」とかっこよく言わないでください。単なる怯えです。カメラマンとはいつの時代もカメラがあって初めて成りたつ職業、当たり前のことです。「ここまできたらもうカメラじゃねえょ」とうそぶくおっさんたち、あなたがもうカメラマンじゃない証拠ですよ。

 それはともかく・・・(笑)。キタムラで確認すると本体自体は25万円ほど。レンズキットだと30万円を超えるようです。※この金額を見て「そんなに高くないなぁ。何とか手が届きそうだなぁ」と考えるようになってしまったのは、現在の部署のおかげかな。これには感謝しています(笑)。いいものは安くは作れませんからね。とは言え、もちろんギリギリの家計。1台でハチローの月給などぶっ飛んでしまいます(泣)。買うと決めたわけではありません。

 もし新たなステップを踏める機会がきたら買おうかと・・・。その際はまた会社に借金するしか手はありませんが!

 他にも欲しいものはたくさんあります。μ(ミュー)ハウジング用の広角レンズ&接続リング、外付けフラッシュの一式もそう(合計10万はしますなぁ)。中型バイクの免許もそうです(講習代は約10万円らしい)・・・。あ、そう言えば、妻も空気清浄機&ミシンを欲しがっていたなぁ・・・。

 いくらあったら足りるんじゃい!!!(笑)

 あ、安い居酒屋でしまぁ飲むくらいの小遣いなら、妻から頂いておりますよー。誰かまたサラリーマンハチローの愚痴にお付き合いくださいませ。


充実した年末を迎えタイ

2007年12月27日 | むぬかんげー

 OFFだった今日、年末の掃除やら、足りなくなっている生活必需品の購入など、いろんなことをやろうと思っていましたが、結果できずじまい・・・。時間の有効利用がいかに難しいかを痛感した34歳7ヶ月です。 

※早速ですが閑話休題。下写真は、昨日の夕日。美しすぎましたね!見とれた方も多かったかと・・・。Photo_6 

  それでも最低限のことは午前中に達成しました! まずはインフルエンザの予防接種(笑)。今年の春、人生初の感染で死ぬ思いをした恐怖感がまだ心の片隅に残っていたからです。※いかに苦しんだかは次の通り。「40度超えを果たしました」(07/03/19記事)

 更に、職場の同僚らに移すというプチ犯罪まで犯してしまった苦い思い出・・・。今度こそはPhotoしっかりと現代医学に頼っておうこうと決めていたのです(遅いっちゅーねん)。右写真は接種後のハチローの左腕。痛々しいですね。ん、誰ですか、冬なのに黒いねって言っているのは?

 病院を出たあとは、どぅしぐわぁてっちゃんの元へと。わが草野球チームDUNKINSの監督であらせられる彼に、新ユニフォームの製作代を奉納しに参ったのでございます(納期に一日遅れま したが)。今回はグレードの高いものを発注したらしく、上着と帽子だけで何と1万6千円! ひ、ひぇー(泣)。10年以上も前に買ったやつがまだまだ新品同 様(熱のこもったプレーをしていない証拠ですな)であるため、なかなか購入の決心がつかなかったハチローですが、実は今にもボタンがはち切れそうな現状でもあるため、みんなと一緒に新規購入を決意しました。デザインはまだ見ていないため、非常に楽しみです。

 ところで財布の中に千円札が少なかったため、結局千円足らず・・・(決して確信犯ではありません)。結局てっちゃんにおごってもらうことに。貧乏なプー時代、よく居酒屋でおごってもらったことを思い出しました。いつもすまんのう! 

 さて、OFFの日はなるべく主夫家業もこなすハチロー。夕Photo_7 魚汁にしました。魚は奄美産の鯛(タイ)! 小さいころ、魚汁が苦手だったハチローが、唯一美味しいと思った魚が鯛です。テルおばぁが作ってくれました。

 6切れあったので、汁に4切れ、残りは焼き魚にしました(左写真)。我ながら、どちらも美味しかったです。塩をベースにした味付けが甘いの肉に近藤マッチしていました(前触れのない親父ギャグ、ご了解ください)。

 この世にさえあれば、ある程度のあじくぅたぁな料理はハチローでも作れるものですねー(笑)。

 さて、今年もあと2日間の勤務でお役ご免となります。ダイブ師匠ヤスーン!の帰沖日程も決まりました!

 公私ともに、充実した年末を迎えたいものですねー。


晴れ渡る空がうるさくて

2007年12月11日 | むぬかんげー

 12月に入り気温は低くなりつつあるものの、晴天が続くここ沖縄。太陽にあたると汗ばんでくるほどです。下写真は一昨日の空。きれいな青空ですねー。

Photo

 しかし、そんな美しい青空が、最近うるさいのです。ゴーッ、ゴーッと爆音が降ってくるのです。もちろん原因は米軍の戦闘機。珍しいことではないのですが、ここ1週間というのはひどいっす。飛行場がある宜野湾市、嘉手納町ならずとも、県都・那覇市の上空すら爆音が響き渡っているのです。

 マスコミ報道によると、山口県の岩国基地からやってきたFA18戦闘攻撃機(通称ホーネッ ト)が訓練をしているようです。しかも、地元紙の一つ琉球新報によるとクラスター爆弾Photo_2る非人道的な爆弾を装着したまま訓練をしているというではありませんか(右写真=12月11日朝刊社会面)。装着したまま離陸し、戻ってきた着陸時にはすでになかったというのです。どこで発射してきたのでしょうか。

 クラスター爆弾とは、簡単に言えば、一個の爆弾の投下から、さらに内臓されていた小さな爆弾(子弾)が分散・落下するもので、主に地上の「人」を狙う悪魔の爆弾です。しかも地上に落下しても不発の場合も多く、そのまま不発弾として戦後復興に大きな障害となることが分かっているのです。国際的には禁止の流れにあります(当然ですな)。米軍はコソボやアフガニスタンでも使用し、非人道ぶりをあらわにしていますが、何と自衛隊も所持しているとか・・・。軍隊とは、何て悲しい組織なんでしょうね。どんな大儀名文があれ、人殺しの技術を高めるために一日一日費やしているのですから・・・。

 それはともかく、OFFだったハチロー、一度見てみたいと思い、午前中に洗濯を二度すませ(妻は出勤日)、愛車カペラワゴンで嘉手納町の道の駅に向かいました。早速4階の展望塔に登りましたが、相変わらず修学旅行生の多いこと、多いこと。隙間をぬって柵の前にたち、待つこと30分。ごう音とともにFA18戦闘攻撃機1機が飛び立ちました(下写真)。耳をつんざくようなうるささに、修学旅行生たちの黄色いさわぎ声もかき消されましたよ。

Dfa18ririku

 望遠レンズでアップ目に撮ったのは下写真。うぅ~ん、クラスター爆弾らしきものは見えないっすねぇ。青っぽいのは恐らく模擬弾でしょうか・・・。左翼端にあるサイドワインダー(空対空ミサイル)は確認できますが。

Photo_3

 ハチローがいた1時間弱の間に離陸したのは1機だけ。その他の機が装着していた可能性もあります。明日の新聞で確認するしかありませんな・・・。全くウチナンチュの空を何と考えているのだろう! プンプン!(久々にさとう玉緒風⇒ハチローと同い年という説あり)

 さて・・・。帰宅して夕飯を作りにかかった主夫ハチロー。サバの塩焼きに挑戦しました。味Yuugure_3付けは塩と泡盛(久米島の久米仙)のみ。30分以上も焼いたでしょうか。ちょっと塩味が強すぎましたが、まぁまぁの出来だったかなと・・・。妻もまるごと一枚たいらげました.。

 そんこんなで部屋中をサバ臭さがただよったため、窓を開けると、何ともきれいな夕暮れ空がありました(左写真)。雲ひとつない美しいですね!

 海は誰のものでもない、とよくいいますが、空だって誰のものでもありません。あえて言えば、みんなのものです。戦闘機に我が物顔で飛んで欲しくないですね。 

 平和を願う小市民ハチロー。明日は久々に妻の両親との食事会を予定しております。頭はすでに、その時の会話のネタ探しで、いっぱいいっぱいでーす(笑)。

 


華やかな夜の街で

2007年11月27日 | むぬかんげー

 久しぶりに中心街を歩いてきました。街はもうクリスマスツリーはじめイルミネーションが華やかで、年末モードに染まってましたね。師も走るほど忙しい「師走」を前に、行き交う人々もかなりの早足。そんなに急いでどこに行く、っていう。見ているハチローも何だかそわそわしてきました(笑)。下写真はパレットくもじ前広場で撮影。あでやかなイルミネーションが何だか儚さを誘いました・・・。

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 今日、ハチロー父からメールがありました(ユビキタス社会についていこうと62歳、頑張っています)。内容はというと、自宅で療養中のテルおばぁの容態が芳しくないとのことです。父に急いで電話しました。珍しく感高かった父の声から、新しい年を迎えられるかどうか、というようなニュアンスを感じました。長男の直感でしょう。芯の強い糸満いなぐテルおばぁなら、周囲の不安をくつがえし、ひ孫らに囲まれてお正月を迎えることができると信じていますが、現実的な考えももたなければなりません・・・。

 右写真はパレットくもじ前の巨大クリスマスツリー。水溜りに反射していたので撮影。これPhoto_4また寂しげな絵ですねぇ。写真とは、写す人の心を写しているのかもしれません・・・。

 頑張ってもどうしようもないことはあります。でもそう分かってても頑張らなくちゃいけないのが人生です。そう教えてくれたのがテルおばぁですし、ハチローもそういう生き方をしたいと思っています。

 「今年は二度と来ない」という気持ちで、一年一年を大事に過ごしていきたいものですね。

※そう思いつつ「あぁ、あれやっとけばよかった」と毎年後悔しつづける庶民派サラリーマンのハチローです・・・(笑)。

 喧騒の中で一人、例年になく年の瀬を強く感じた、中心街のでした。

 


旧盆に思ったこと

2007年08月27日 | むぬかんげー

 今回は余談もあり、かなりの長文になりますので、あしからず。

 今日は旧盆の中日いわゆる「ナカヌヒー」。昨日、今日とOFFだったハチローは、昨日Photo_327 はハチローの実家へ、今日は妻の実家へと足を運んできました。つかれました。正直、仕事よりも・・・。沖縄は親戚の付き合いが濃密なことで有名。生きること自体が大変だった時代に、お互いの共生精神を高めることが最大の理由だったといわれています。正月、盆には親戚中が一同に集まり、「親睦」とやらを深めています。

※右写真は一昨日の青空。沖縄の空は、まだ入道雲が頑張っています。本文とは関係ありません。

 ところで、沖縄県民のヨコのつながりに関しては、美化されてばっかりですが、ハチロー個人的には相容れない部分が多いのです。そういう家庭環境に育っていない、というコンプレックスもあるのでしょう(盆、正月に親戚の家に集まった記憶がありません。疑心暗鬼につつまれた親戚でしたから)。でも、それゆえに、そういう美化されたおかしい部分ばかりが目に映るのですよ。どこが、というとこれまた話がかなり長くなるので、やめておきます(書きたいことはたくさんありますが)。ただ「理由なんかない。集まるのは当然」という人には「理由がなければ集まる必要もない」と言葉を返したい。親戚一同が大挙して集まることで、自分達の門中(血縁集団)の大きさを実感し安心する(例えその中に信頼できない人間がいても)、という時代に相容れない古い考えが、うさんくさくて仕方ないのです。

 なぜそこまでして、それだけの人数が集まる? 親戚の集まりなんて、「いとこ」もしくは、せめて「はたいとこ」まででいいんじゃないでしょうか?(笑)。それ以上の遠縁の親戚Photo_324にまで「大事な親戚。年に最低二度は絶対に集まる必要がある」っていう考えの根拠って、かなり疑わしいと思います。ハチローが、ひねくれモノといえばそれまででしょうが・・・。

 ハチローの信条は「遠くの親戚より近くの他人」。わずか34年の浅い人生ながら、それを痛感してきました。苦しいとき助けてくれたのは(というより元気付けてくれただけかもしれませんが)、会ったこともない親戚ではなく、どぅしぐわぁたぁです。そういう出会いを求める時間をつくるほうが大切だと、今でも思っています。 「それとこれとは関係ない」という人には「俺もそのしょぼい人間関係には、関係ねぇ!(by小島よしお=沖縄出身)」という言葉をお返ししたい! 左上写真はある娯楽施設内のシーサー。涼しげに鎮座してますが、本文とは「関係ねぇ」。

 ・・・とまぁ、いきなり地元の慣習批判をしてしまいましたが、別に現在のハチロー家がそうだというわけではありません。ただ、そういう付き合いに顔を出すようになってからのここ数年、毎回ストレスに感じるのです。これって本当に沖縄のいいところなのかと・・・。

 あっと・・・。これ以上、この話を続けるのもアクセスしていただいた方のご興味に添えないかと(笑)思いますので、別の話題に移らせていただきまーす。前置きが長くなりました(謝)。

 そんな大嫌いな「うわべだけの親戚付き合い」の象徴である旧盆(ハチロー的には、ですよ)。ウンケーである昨日は、先述のとおりハチローの実家に行ってまいりました。いろいろあったハチロー家ですが、兄妹全員が結婚してから次第にこういう場が設けられるようになりました(ただし、ハチローおじさんは、血縁関係なら全員集まれ!という家系にはしませんので、姪っ子、甥っ子たちよ、安心せい)。退院し家で静かに療養生活を続けているテルおばぁも元気そうでひと安心。また以前ご紹介した、ハチロー妹の長男NAOTAがめでたく一歳を迎えるということで、誕生日祝いも兼ねていました。Photo_325

 さて、沖縄の一歳祝いでは、赤ちゃんの前にいくつかのアイテム(お金、そろばん、カ マ、辞典など。地域・家庭によって差がある)を置き、ヨチヨチ歩きの赤ちゃんが何を選ぶか見て、その子の将来性を予測する、という一種の占い遊びがあります(そろばんを選べば計算上手、辞典を選べば文学者など)。実際にやってみたところ、何とNAOTAは野球のバットを選びました(右写真)。写真では見えませんが一万円札も置いていたのに! さすがハチローの甥っ子だ。えらいぞー。将来はプロ野球選手だぁー(笑)。NAOTAのたっての望みで(彼は一万円札を取って欲しかったよう)、もう一度やりましたが、結果は同じ(笑)。二度目も迷わずバットを握り締めたNAOTA。うぅ~ん、素晴らしい! 20年後、1億ドルの男になってくれ。ほっぺがぷくぷくの可愛い甥っ子の元気な成長ぶりに、心温まったハチロー家の旧盆でした。

 ナカヌヒーである今日は、ランチに北谷のとあるステーキ屋に行きました。別にステーPhoto_326キが食べたかったというわけでなく、北谷に迷い込み、行くあてがなかったので、目についた店に入っただけです(笑)。入ったらビックリ。客はハチロー夫妻だけでした。「失敗したなぁ」と内心思いましたが、出るわけにも行かず、一番安い「テンダーロインステーキ」(1,600円)を注文。おいしゅうございました。若いコックさんもコショー缶でのパフォーマンスを見せてくれました(左写真)。実はハチローも大学一浪時代、父の反対を押し切り、ステーキ屋でバイトをしていたことがあります。彼のように缶をマジシャンのように投げていました(笑)。夢も希望もなく、死んだ目で働いていた当時(19歳)を思い出しましたよ・・・。でも生まれた初めて、人前で頭を下げながら職責を果たすという内容、とても勉強になりました! 当時ガンマリ(からかい)を兼ねてランチを食べに来てくれたメタボなどぅしぐわぁ二人に今でも感謝です。

 と、かなり高めのランチをすませたあと、「普天間エアーフェスタ」(?正式名称は不明)なるものに、足を運んできました。これは米海兵隊の普天間基地が、米軍人と沖縄県民との交流促進をその大義名分に2,3年に一度行っているもので、その日は一般人もフリーパスで基地内に入れるイベント。世界最強の戦闘機であるF-15などの軍用機も展示されていました。日頃は、フェンスの外から写真を撮っていても「Get out of here!」と怒鳴る米軍人らが(何の権利があるんだ!)、作り笑顔で駐車場を案内していたのには爆笑でした。彼らも炎天下で大変だったとは思います。

 Kc130_3

 上写真は、空中給油輸送機KC-130のコックピット体験登場に群がる人々。ハチローも入りたかったのですが、妻を連れていたのと、時間がなかったのでやめときました。しかし、近くで見る軍用機は迫力がありましたねー。あれだけのハイテク重金属を使って作っているモノはというと、人を殺す道具。軍隊という存在の悲しさを感じました。「戦争を起こすのは政治家でも軍隊でもない。軍需産業界だ」ともいいますが、それも分かるような気がしました。 ところで、あえて旧盆に催したこのフェスタ。何かの意図でもあるのでしょうか? 心辺りの方、教えて下さい。

 いろいろあった旧盆。明日のウークイを残すのみとなりました。幸いにも(?)ハチローは出勤。祖先の写真なども見たことがないし、話すら聞いたことがないので、感謝のしようもありませんが(笑)、平和な島でありつづけること、独立心の低いウチナーンチュが無意味に群れる機会が減ることを願って、一人ウートートーしたいと思います。


ある島の光と影

2007年07月07日 | むぬかんげー

 昨日、業務で座間味島に行きました。行きは高速艇、帰りはフェリーの日帰りでした Photo_273 が、いろいろ思うことがありましたので、ご報告を・・・。右写真は、座間味島随一の景勝といわれる、高月展望台からの景色。下に見える集落は座間味村です。

 座間味島はご存知の通り、世界一美しいとも言われる古座間味ビーチなど、海の美しさで有名な島。サンゴ礁群はラムサール条約にも登録されました。島民1,000名に対し、年間観光客は8万人という、まさに観光で成り立つ島です。もともとは漁師だった人々もほとんどが、民宿やダイビングショップに鞍替えし(というか二足をはいて)、生計を立てているようです。ハチローも昨年2度足を運んだ、大好きな島のひとつ。行きの高速艇も観光客でごった返していました。

 昨年の座間味報告はこちらを!↓

『日本一の海で泳いできました!』(06/06/19記事)

 しかし、この座間味島、とても悲しい歴史を背負った島だということは、あまり知られていません。ウチナーンチュで も、若年層は知らないでしょう。その歴史を知るには、まずこの島が約60年前の沖縄戦アメリカ軍が最初に上陸した島だという事実を把握する必要があります。敵軍に最初に上陸された島、ということが何を意味するかというと、「最も情報がない状態で敵軍と対面した」ということです。島民にとってものすごい恐怖だったことでしょう。島中がパニックに陥ったのは容易に想像できます。(※下写真は阿真ビーチ。大勢の観光客でにぎわっていました)。

Photo_278

 そういう状態で、あの歴史的な惨事「集団自決(強制集団死)」が起きてしまうのです。沖縄戦での集団自決は、親が子を殺し、子が親を殺すなど、あまりにも悲しく凄惨なものだったようです。なぜそれが起きたかと言うと、最大の理由は、米軍に対する恐怖心であることは、間違いないと思います。「米軍に捕まったら男は即座に殺され、女は強姦されたあと股をさかれる」などという情報が日本軍によってたたきこまれていたからです。「天皇のために死ね」という皇民化教育も大きいでしょう。何とも悲しい歴史的事件です。

Photo_275 左写真は戦で無くなった御霊への慰霊と、恒久平和を願って建立された「平和の塔」。民宿街からも比較的近い場所にありますが、立ち寄る観光客はほとんどいないでしょうね。ウチナーンチュとしての自戒の念もこめて、ハチローも合掌しました。

 最近、集団自決をめぐって、マスコミ報道の量が多くなっています。その最大の焦点は「軍命の有無」です。日本軍が集団自決を命じた、という生存者の証言に対して、国は「集団自決は島民が自主的に行った」とし、教科書からもその部分を削除してしまったのです。ウチナーンチュとしては怒り心頭です。日本軍がすべてを支配していた状況で起こった事件は、すべて「軍命ありき」じゃ!当たり前じゃ、こんなの。・・・

 まぁ、その辺の政治的な話は置いといて・・・(謝)。

 エメラルドビーチに囲まれた美しい観光の島。でも一歩雑木林の中に入れば、集団自決跡地という未だ癒えぬ傷跡をかかえた島。「沖縄を見れば日本が見える」という古い言葉があります。ハチローも、座間味島のを目の当たりにし、灼熱の太陽の下、改めて生まり島について考えた一日でした。

 七夕というロマンティックな日に、暗めの話ですみません(謝)。ただ、たまに振り返らないと、ウチナーンチュかつ日本人としての、いやいや、大げさですが、一人間としての大事な部分を忘れてしまいそうなもので・・・。戦争は絶対に反対です

 明日からは楽しい記事をUPしていきまーす。


二種類の汗をかきました

2007年05月23日 | むぬかんげー

 いやぁ、徐々に梅雨らしくなってきましたねぇ。残念です(笑)。今日も降ったり止んPhoto_203だりのいやぁな天候で した。晴れたと思ったら、曇ってくる・・・。どっちやねん!と叫びたくなる34歳ビギニングです(もういいっちゅーねん!)。じっとしてても、汗ばんできて、それがまたなかなか乾かない・・・。高湿度に不快指数100%ですな。

 右写真は退屈なお昼時(仕事せい!)に、会社のビルから撮影しました。雲間から日光が降り注ぐ光景は、まるで神様が海面という舞台にスポットライトを当てているようですね。それを浴びる主役がいませんが・・・(笑)。

 ところで、そばキチのハチロー、今日もランチでそばを食 ってきました。那覇市久茂地にある「やまや」です。地理的に分かりやすく言うと、ストリップバー「那覇ミュージック」の裏通りです(笑)。このやまやは、かつての上司がよPhoto_205く連れて行ってくれたところです(ちなみにストリップバーは一度もありません。笑)。やまやは単にそば屋としての完成度も高い店なんですが(左写真のアグーのソーキそば<600円>も最高!)、何とキムチも製造・販売していて、それがまた大人気なんです。甘口のキムチは絶品ですよ! また、それをそばに入れて食べるのが、常連客の通な食べ方。未体験の方は、沖縄そばにキムチ?と驚くでしょうが(確かに一般の生臭いキムチなら合わないでしょう)、やまや甘口キムチは、ある意味、沖縄そば必須のオプション、紅しょうがコーレーグース七味を上回る適合性です! 「お前の勧めるそば屋って俺には合わん」とのたまう超濃い口の先輩タチュオさん(何にでも七味をかけます)でさえ、「あい、美味しいやっしー」と額に汗を浮かべながら、スープまで完飲しておりました(笑)。

 よって勝手に番付⇒「キムチ投げという異分野の必殺技を繰り出す、綱取りの可能性大の実力派大関!」

 やまやについてはこのサイトを⇒キムチそば処 やまや

 対照的な二種類の汗をかいた一日でした・・・。前者の汗とは、これから一ヶ月も付き合わないといけないのかぁ・・・。後者なら毎日でもいいんですが(笑)

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涙の雨が竜を呼びました

2007年04月15日 | むぬかんげー

 今日午前10時から12時までの2時間ほど、ここ沖縄地方には集中雨がありました。Dai_6_1いきなりで、しかも大量の雨にビックリです。実家、病院を行き来する途中、雨のあまりの凄さに車を降りて撮影(右写真)。もはや冠水を通り越して、側溝から雨水がドバドバッと噴出しているところです。こんなの初めて見ました!車外に出たのはわずか10秒程度でしたが、もちろんズブ濡れでした(笑)。

 本日、日帰りで来沖しているという安倍ソーリ。沖縄のスコールにビックリしたことでしょう。

 お堅い話になりますが、先の13日国民投票法」案が衆議院で可決されましたね。政治ネタにあまり興味のないハチローでも、あれだけメディアで報道されていたら知っています。「投票した国民の過半数で憲法を変えることができる」という内容の法案なようで。

 60年近い前の大戦で、国内で唯一地上戦を体験した沖縄。憲法を変えることの危険性を一番分かっています。恒久平和をうたう世界で最も名高い条文「九条」が、軍国主義の政治家らに削除されていく未来が見えるからです。しかも、それが全国民の過半数ではなく投票した国民の過半数でいいという、国の最高法規を馬鹿にした法案によってです。この採決は、日本の戦後民主主義の大きな曲がり角のはず。またそれが大多数の国民の関心を素通りして決まってしまった、というのが一番怖い・・・。

 軍国主義格差社会を推進する安倍ソーリに、地上戦の舞台となった沖縄の涙が、その来沖に合わせて豪雨となったのかもしれません・・・。

 堅い話になってしまいました・・・。お詫びにもう一枚(笑)。側溝から噴き出す雨水は、反対側から見るとこんな長さ! まるで水のですね。Dai_2

 

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シーミーの時期に・・・

2007年04月07日 | むぬかんげー

 沖縄は今、清明(シーミー)祭の最中です。

 清明祭とは、中国から伝わった祖先供養の慣習で、なにやら中国暦の二十四節季「清明」にあたる日(今年は4月5日)に、門中(父系の親戚)一同が集まり、飲み食いをする、というもの。旧盆とならぶ親戚一同の憩いの日なのです。まぁ、それだけなら特に珍しい光景ではないのでしょうが、シーミーのすごいところは、集まる場所が「お墓」ということ!まるでピクニックのように、昼から弁当を食べアルコールを飲みながら、墓前ワイワイガヤガヤ(笑)。これは日本広しと言えども、例を見ない風習でしょうね。

 ところで、4月5日と言っても平日の木曜日。なので、実際に行われるのは直近の休日である今日(土曜日)か明日。先ほど、用事があって首里近辺を回ったのですが、かなり混んでいました。近くにある沖縄最大の霊園「識名霊園」に、数々の門中が集合しているのでしょう。明日はもっと混むでしょうね。

 下写真は、一昨日、シーミーの買出しで活気づく那覇市の公設市場に寄った際に撮影。肉屋さんです。市場名物(?)グラサンが、お客さん相手に愛想笑いを振りまいていました。豚さんに支えられる沖縄文化です。・・・でも、初めて見る方には、ショッキングな絵でしょうね。 Photo_151 

 ところで、このシーミーを前に、ハチロー一家には悲しい出来事が・・・。それはテルおばぁ緊急入院をしてしまったことです。一週間前に風邪で体調を崩し、腰や腹部が痛いということで病院へ。医者からは、風邪はともかく内臓系に異常があるとの判断をされました。最悪はガンの可能性とも・・・。手術もしくは処置が必要ということで、そのまま入院となったのです。未だに呼吸器をつけ、一人では何もできない状態です。毎日見舞いに行ってますが、そのたびに「病院はいやだ。病院に行った友達は誰も帰ってこなかった」と弱音ばかり吐きます。与えられた食事もほとんど手をつけようとしません。「家で死にたかったのに何でここに・・・」とも。頑固ぶりに、ハチロー父も、病院側も手を焼いているようです。

 しかし・・・父とも相談しましたが、もし、これから手術が必要ということなるなら、それを拒否し家に連れて帰ろうか、と。テルおばぁも88歳。手術に耐えられる年とは思えません。それなら多少危険を冒そうとも、住み慣れた自宅で生活させたい、と(ただ終日そばに付き添う人がいない、というハードルがありますが)。

 親戚一同の笑顔があふれるシーミーの時期に、ある判断を迫られているハチロー一家です。

 

 


一人ぼっちの航空ショー

2006年11月08日 | むぬかんげー

 今日は仕事で豊見城市の豊崎に行ってきました。TVコマーシャルの「この先、豊崎」とPhoto_55ね。ところで、アウトレットモール「あしびなぁ」とYAMADA電器の建物がやけに目立つ感じがするのは私だけでしょうか? それはいいとして(笑)、仕事の内容がいわゆる「○○待ち」という忍耐ものだったので、ヒマをもてあましたハチローはカメラを取り出しました。豊崎は那覇空港と航空自衛隊那覇基地が近く、民間飛行機、軍用機が数分に一度上空を飛んでいくのです。どうせヒマならPhoto_56 写してみようと思ったのですよ。

 最初に写したのが左上の全日空機、「ユニバーサスタジオジャパン」のロゴ入りです! 妻と行った7月の夏休みを思い出しました。

 次が右の航空自衛隊F-4Jだと思われます。着陸前なのですでにタイヤが出ていPhoto_57 ますね。F-4というよりファントムという愛称のほうが有名ですね。

 3番目は左の海上自衛隊のP-3C哨戒機。尾翼の後ろがとんがっていますが、これが磁気探知機いわゆるレーダーらしく、敵の潜水艦を見つけるアイテムのようです。

 4番目はPhoto_58航空自衛隊のF-15J(右写真)。愛称イーグル。こちらは着陸前のタイヤどころか、スピードブレーキと呼ばれる背中の空気抵抗装置まで出して、減速中。やはり世界最強の戦闘機と言われるF-15だけあって、飛行速度もハンパではないのでしょう。

 で、最後に満を持して登場したのが、左のFA-18ホーネットです。こちらは、自衛隊ではなく米軍機です。二機Photo_59 肩を並べてはるか上空をものすごいスピードで飛んでいきました。普天間もしくは嘉手納基地に行ったんでしょう。かなりの爆音でした(怒)。

 以上、この先豊崎で見た「一人ぼっちの航空ショー」でした・・・。ちなみに決して飛行機マニアではないハチロー。参考文献を片手に、作成したのですよ。

 ところで、撮影しながら思わず「かっこいいなぁ」と思ってしまったハチロー・・・。少年時代のアニメ、ゲームの影響が強くあり、戦闘機は「悪い敵をやっつける正義の味方」というイメージが深層心理に残っているのでしょうか? いかんいかん!これらは人殺しの道具であって、決して平和へ導く道具ではないのですよ! 

 まぁ、理想郷的な平和論もいやなので、ハチロー的には、自衛隊の存在は現実問題として認めざるを得ない、という気持ちもあります。しかし、自衛隊であって軍隊ではないですよ。いかなる理由があれ外国に攻め立てるのは軍隊です! 「敵がロケット台をつくっているのに攻撃しないのは自衛ではない」というタカ派の意見など・・・・・・おっと、こんな長くなりそうな話は当ブログには向いていませんね! それどころか誰も読んでくれない可能性大!(笑)

 話は簡単です。単純な例えは嫌いですが、自衛と称して「銃」を持つことを認めたアメリカ、治安のために銃刀法の所持を禁止した日本。どちらが正解でしょうか?歴史的見解の違いがあるとはいえ、生命の危機を感じない人間らしい生活ができるのは間違いなく日本でしょう。「争いは醜い。人類の犯罪だ」という意志が共通の意志なら、やはり「武器はいらない」んですよね。「世界の警察」という自称のもと、侵攻した外国で罪のない女性、子どもを殺害している米軍のようになってはいかんのですよ!

 一人ぼっちの航空ショーで、「人類の平和」という壮大なテーマについて、硬く考えたハチローです・・・。そのおかげか「○○待ち」業務の結果は、というと・・・運にも見放され、今いち!でした(笑)。

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