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合不合の結果をどうとらえるか

入学試験というのは必ず結果がでます。合格が不合格か、1点足りなくても不合格は不合格。しかし、それはその試験だけの話。数時間の試験ができたか、できなかったか、その結果が出ただけのことです。

だから、その結果にあまりこだわっていると、次の試験で力を出せません。

私は今まで、たくさんの受験生を送り出してきました。そしてほとんどの受験生は合格も不合格も経験しています。

つまり負けることもあるのです。そしてみなさんに良くわかってほしいのは、失敗することは恥ずかしいことではないということです。「落ちたらどうしよう」という心配が、突然心に浮かぶことがあるかもしれません。そしてそれが「恥ずかしい」とか「みっともない」ことだと思うと、試験が怖くなります。

しかし、人間生きていたら「負ける」ことだってあるのです。それは悔しいことであるけれど、恥ずかしいことでも、みっともないことでもないのです。

入学試験は不合格である人の方が多いのですから、「負ける」ときは潔く負けを認めて、次に勝ちにいってください。

反省するところは反省して、失敗を繰り返さなければそれで良いのです。

ひとつひとつの学校の入試の結果に一喜一憂することなく、それぞれの入試で自分の力を出し切ることに集中してほしいと思います。

中学受験・合格して失敗する子、不合格でも成功する子
田中 貴
講談社

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