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幼い子の中学受験

幼い子というのは、いったい何をもって幼いというのでしょうか。

私がこの子は幼いな、と思う理由はただ1つ。

「頭でわかっていることが行動に移せない」

ということです。

例えば宿題や復習は、「やらなければいけないこと」として本人の中にも認識されています。しかし、家に帰ってついテレビを見たり、ゲームをしたりしているうちに忘れてしまう。

ノーテンキと言ってしまえばそれまでかもしれないが、「やらないといけなかった」と気づくのは時すでに遅し、という段階。

こういう性格は確かに受験には向かない。やらなければいけないことができないわけだから、進まないわけです。

で、それ以外のことでいえば、幼いとは言わない。

たとえ小さくてかわいかろうと、ちゃんとやるべきことがやれる子は幼くはないのです。

逆に体が大きくて、声変りをしてまあ、もう立派じゃない、みたいな感じになったとしても「やらなければいけない」ことをやれない子は幼いのです。

ただし・・・

やらなければいけないことを、一生懸命やろうとしているが、「終わらない」という子は幼くはありません。

幼い子は、最初は認識していたとしても「一生懸命やろうとしない」から幼いのです。なるべく避ける、という場合もあるかもしれないが、一番多いのは違うことに関心が行ってそこに帰ってこないから幼いのであって、ちゃんと意識してやろうとしていれば幼くはない。

それは負担が重いだけです。

負担が重いと大人でもストレスがたまるものだから、やはり減らさないといけない。まずはじっくりできることに絞ればいいわけです。適正な量になれば、ちゃんとできるから問題はないのです。

では、本当に幼い子はどうすればいいか?

一緒に勉強する、というのが一番です。

一人でやらせると、まあ、好きなことに関心が行って帰ってこないから、やらないわけだから、一緒にやればいい。

その間に少しずつ、自分のことは自分でやれるように訓練を仕向けていけば、段々幼さから脱してくる。

ずっと幼い、ということはあまりないので、それまでの間は一緒に楽しく勉強してください。そんな時間も良い思い出になるでしょう。

幼い子にひとついいことがあるとすれば、そうやって楽しく勉強している限りちゃんと力がつきます。またあまりプレッシャーがかからないタイプなので、試験にも動じない。

受験生だからと型にはめないで、その子なりに伸ばす手を考えていきましょう。

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