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答えを見たがらない子

「ぼちぼち、解説しまーす。」

子どもたちに問題を出して、まあ5分とか10分ぐらいで声をかけると、

「だめ!ちょっと待って!」

という子がいます。

問題集や過去問を解いていて、とっくに予定の時間を過ぎているから、

「そろそろ、答えを見たら?」

というと、

「まだ!!」

といって考えている子がいます。

こういう子は基本的に、効率の良い勉強をしていないのかもしれない。ある時間内にそこそこの問題を解く、という意識はまずゼロでしょう。

今、せっかく考えているこの問題を何とか解き上げたい。

つまりは負けず嫌いである、ということではあるのです。

こういう子どもたちは、後々伸びます。

根本的に何とか解いてやろうという気概があるから。その分、たくさんの問題は解けませんが、でもその間に頭をフル回転しているから、訓練にはなっているのです。

たくさんの問題を解いても、それを充分に考えていなければ実はあまり力はつかない。ああでもない、こうでもない、と考えているうちにいろいろな適応力が出来てくる。

今年は書き出したり、作業をする問題が多いというお話をしましたが、そういう力もこういう場面で培われていくわけだから、あながち悪い勉強法ではありません。

少なくとも「勉強はしている」わけだから、少なくともご家庭では本人が答えを見ようと思うまでは本人に任せてあげてください。

塾では、ぼちぼち、というところで切り上げてしまいますが・・・。

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