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「解法を覚える」では力がつかない

「解法を覚える」では力がつかない(田中貴.com)

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子どもに試験結果のレポートを書かせる

今日は祝日ですから、6年生のみなさんは模擬試験に出かけているでしょう。

これが11月の最後の試験になるでしょうか。12月もありますが、そろそろ結果を見て、親はいろいろ考えを整理しなければなりませんね。

第一志望をどこにするか、受験校をどう並べるか、1月校はどこにするか、学校によっては内申や親の作文を出さないといけないところもありますから、早めに準備をしておかなければいけませんが。

さて、昨日、試験結果の整理を親がする話をしましたが、実際に親がやっても子どもがピンときていないとまったく意味がありません。なので、たとえば今日、試験が終わったら、試験の感覚があるうちに子どもにレポートをさせたらどうでしょうか。

うまくいった点

うまくいかなかった点

工夫すべきだと感じた点

以上3点をまとめておいて、本人が手書きをしたなら、それを写真なりスキャナーでとっておきましょう。(もちろん現物でもかまいませんが、私は最近、なんでもデジタルにしたがる傾向があります。パソコンの中になんでもしまっとこう、と思っているんですが。)

そして、復習。

これはすぐにやり直した方が良いでしょうね。そして、もう一度反省レポートを書いてみる。

そうすると、工夫すべき点がまた出てくるかもしれない。

親の分析とは別に子どもの分析を記録しておくと、実際に何を注意しなければいけないか、は明確になってきます。

先日、ある小学校受験の先生と話をしていました。実は小学校受験というのは、教える塾側が型にはまってしまっていて、実際に入学試験に出ないことまでさせられてしまうのが多いんだそうです。

時間は短いので、出ないこと、あるいはできていることに時間を費やす必要はありません。

試験には出て、ここでしっかり変えられることに集中する必要があるのです。

例えば来月までに絶対にクリアしたい勉強がはっきりしていますか?

塾のいう通りやっているだけではだめです。塾が教えてくれているのは、やはり最大公約数的な部分。だから、我が子の個別の問題については、多少、親がしっかり考えておかないといけない。

そこでgoogle documentsからスプレッドシートでも文書でもかまいませんから、12月までに成し遂げたいことを、ランダムに書き上げてください。

12月の目標とでもしておきましょうか。



スプレッドシートでも文書でもコピペであとから順番を入れ替えられるでしょうから、ランダムに書き上げて、そのあと、優先順位をつけてください。

この優先順位が大事です。

全部やろうとしたって、書き出したものすべてができるわけはありません。

だから、優先順位を考えておくのです。時間的にできないものは、できないので、次に回すか、あきらめるかのどちらかでしょう。

こういうことはコーチ役としては明確にしておく必要があります。

そして先のスケジュールの中に入れ込んでいってください。


「映像教材、これでわかる電気」(田中貴)




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