ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

胎息とは気の呼吸をいいます

2011-02-08 14:34:46 | 胎息

 胎息について様々な意見が述べられていますが、私は自分の体験から、下腹にある臍下丹田を中心とした気の呼吸のことを、胎息というのだと感じております。

 私達は誰でもが、お母さんのお腹のなかにいたときには、胎息という気の呼吸を行って生長してきたのです。 宇宙に無尽蔵にある気の呼吸を行いながら、また気を通して胎外での出来事を感じながら、成長してきたのです。

 想像するに、この地球上にまだ酸素がなかった時には、生物は無尽蔵にある気のエネルギーを吸収しながら、生きていたのではないかとも思っております。 植物や動物もそのようにして、比較的静かに生きていたのではないかと、思っています。 酸素を吸う呼吸が出来るようになって、活動的になったのではないでしょうか。 

 臍下丹田は活性化すると、心臓のように鼓動をはじめます。 私たちの心臓が血液を全身に送るように、臍下丹田から体中の経絡(気の通る道)を通して、送るのです。 

 宇宙の気を吸う部位は、頭のてっぺんにある百会や足の裏の湧泉を主として、体中に存在する気のツボ(経穴)でも、呼吸を行います。 

 胎息は吐く息を出来るだけ長く吐く呼吸によって、生来持っていた気感を取り戻し、ある時期に感得出来るのです。


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