胎息について様々な意見が述べられていますが、私は自分の体験から、下腹にある臍下丹田を中心とした気の呼吸のことを、胎息というのだと感じております。
私達は誰でもが、お母さんのお腹のなかにいたときには、胎息という気の呼吸を行って生長してきたのです。 宇宙に無尽蔵にある気の呼吸を行いながら、また気を通して胎外での出来事を感じながら、成長してきたのです。
想像するに、この地球上にまだ酸素がなかった時には、生物は無尽蔵にある気のエネルギーを吸収しながら、生きていたのではないかとも思っております。 植物や動物もそのようにして、比較的静かに生きていたのではないかと、思っています。 酸素を吸う呼吸が出来るようになって、活動的になったのではないでしょうか。
臍下丹田は活性化すると、心臓のように鼓動をはじめます。 私たちの心臓が血液を全身に送るように、臍下丹田から体中の経絡(気の通る道)を通して、送るのです。
宇宙の気を吸う部位は、頭のてっぺんにある百会や足の裏の湧泉を主として、体中に存在する気のツボ(経穴)でも、呼吸を行います。
胎息は吐く息を出来るだけ長く吐く呼吸によって、生来持っていた気感を取り戻し、ある時期に感得出来るのです。
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